懸け橋(上) の商品レビュー
<十分に黒人でもなければ十分に白人でもない> といわれてネガティブなレッテルを貼られた青年オバマが、それをポジティブな評価に変えてゆく軌跡をたどったドキュメント。 それは黒人運動の主役がマーティン・ルーサー・キングたちの第一世代から次世代へと移りゆくプロセスであり、アメリカ...
<十分に黒人でもなければ十分に白人でもない> といわれてネガティブなレッテルを貼られた青年オバマが、それをポジティブな評価に変えてゆく軌跡をたどったドキュメント。 それは黒人運動の主役がマーティン・ルーサー・キングたちの第一世代から次世代へと移りゆくプロセスであり、アメリカが若返るプロセスでもあったことがよく理解できる。 それだけに、本書がトランプの大統領選出はどれほど異質な先祖返りであるか、なぜアメリカの混乱が深刻なのかに逆に照明を当てることになっているのは、歴史の皮肉というものなのだろう。
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血の日曜日事件、ジョンソンの決意、そしてキング牧師の涙──公民権運動から半世紀。アフリカン・アメリカン出身の大統領の来歴を、建国以来のブラック・ポリティクスに位置づける!
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