日本の論点(2015~16) の商品レビュー
クオリティ国家を目指せ。 - 今世界で本当に隆盛を極めているのはBRICSではない。スイス、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイルランド、シンガポールなど、人口が500-1000万人の小国であるそれらの国々は成人おクオリティも教育のクオリティも、クオリティオブライフもあらゆ...
クオリティ国家を目指せ。 - 今世界で本当に隆盛を極めているのはBRICSではない。スイス、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイルランド、シンガポールなど、人口が500-1000万人の小国であるそれらの国々は成人おクオリティも教育のクオリティも、クオリティオブライフもあらゆる面でクオリティが高い、クオリティ国家だ。クオリティ国家がなぜ強いのか、それを真摯に研究することが、日本の繁栄につながるのだ。P49
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大前流の鋭いものの見方を披瀝。著者はかなり、ズバッとものを言い、それに対しては同意できるところもかなりあるが、賛成できないところもある。例えば自衛隊の多国籍軍参加。筆者は役に立たなかったと言っているが、そんな事はない。現地の民に感謝され、立派に役にたった。資料や情報に基づいて言っ...
大前流の鋭いものの見方を披瀝。著者はかなり、ズバッとものを言い、それに対しては同意できるところもかなりあるが、賛成できないところもある。例えば自衛隊の多国籍軍参加。筆者は役に立たなかったと言っているが、そんな事はない。現地の民に感謝され、立派に役にたった。資料や情報に基づいて言っているのであろうが、時に独善的になる傾向があるようだ。
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○大前研一氏の作品。 ○日本の論点として、平成25・26年度の出来事を中心に、未来志向でのビジョンをテーマごとに紹介した作品。 ○いつもながらに、著者の分析力・洞察力は凄まじいと感じた。
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大前さんの鋭い分析と斬新な提案。 年始のニッポンのジレンマにアドバイザみたいな形で田原さんがでてたけど、次回は大前さんでどうかな? (ほんとは論客ででてほしいけど御年的にNGなので) ジレンマはなんか昔のような尖った面白さがなくて終わりの見えない議論がだらだら続いてるのでバシッ...
大前さんの鋭い分析と斬新な提案。 年始のニッポンのジレンマにアドバイザみたいな形で田原さんがでてたけど、次回は大前さんでどうかな? (ほんとは論客ででてほしいけど御年的にNGなので) ジレンマはなんか昔のような尖った面白さがなくて終わりの見えない議論がだらだら続いてるのでバシッと・・ピシッと・・引き締まるかも。
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年末年始で読んだ本。明快な文章で読みやすく、さくさく読めました。 すまほのコモディティ化に伴い、使い手の情報力が違いを生むようになる、ドイツの教育制度、靖国問題の本質が印象に残りました。最先端の世界情勢や文化等、自分は知らないことが多すぎると感じたので、今年は自己啓発系の本ばかり...
年末年始で読んだ本。明快な文章で読みやすく、さくさく読めました。 すまほのコモディティ化に伴い、使い手の情報力が違いを生むようになる、ドイツの教育制度、靖国問題の本質が印象に残りました。最先端の世界情勢や文化等、自分は知らないことが多すぎると感じたので、今年は自己啓発系の本ばかりではなくて、自分の引き出しを広げるような本も積極的に読んで蓄積していきたい。大前さんの他の本(企業参謀)も読んでみたい。
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オリンピックバブルからロシア問題に至るまで、政治、経済のトピックスから日本の将来を考える。年初に、自身の事として日本の事を考える、大事な本だ。大前研一の持つ、感情的な議論ではないデータから言える示唆と広い視野からもたらされる結論になるほどと思わざるを得ない。 オリンピックにつ...
オリンピックバブルからロシア問題に至るまで、政治、経済のトピックスから日本の将来を考える。年初に、自身の事として日本の事を考える、大事な本だ。大前研一の持つ、感情的な議論ではないデータから言える示唆と広い視野からもたらされる結論になるほどと思わざるを得ない。 オリンピックについては、国家的イベントは途上国においては成長のきっかけになる。一方で、日本の場合は、東京の西高東低を是正するような大規模開発だと。液状化リスクを抱えた豊洲エリアのマンションが売れていること、選手村と道路が走るくらいでは意味がなく、築地や勝鬨を中心にした巨大なオーシャンフロントエリアを開発する方が良い。 集団的自衛権についても大前節が光る。安倍首相に、「普通の国になる為の集団的自衛権」について、普通の国とは韓国か?と問えば良いと。イラクやアフガンに集団的自衛権があったとしたら派兵したのか?と問えば、多くの犠牲を出し、大義の無い戦いにアメリカに頼まれれば行って、国民を死なせるのか?という問いと同義であり、答えに窮するだろうと。 シンガポール、ドイツ、スイスなどのスマート国家についても勉強しないといけない。日本は今、有効なエネルギー戦略や経済刺激策として第三の矢が出されない中で、高齢化が進むという非常に厳しい経済環境に置かれるから。自身は確り大局的な視点を維持して、そこで生きる知恵を身につけていくしかない。考えて、考えて、考え抜く。
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大前研一氏による日本の行うべき戦略を25の観点からまとめた最新版(2014.11時点)です。ビジネスマンとして理解しておくべき常識、という帯に書かれている様に、彼の意見に同意するかは別としても、一つの考え方として知っておくべきものだと思います。 彼の戦略を踏まえた上で、他の考え...
大前研一氏による日本の行うべき戦略を25の観点からまとめた最新版(2014.11時点)です。ビジネスマンとして理解しておくべき常識、という帯に書かれている様に、彼の意見に同意するかは別としても、一つの考え方として知っておくべきものだと思います。 彼の戦略を踏まえた上で、他の考え方も理解することで、自分の考え方を確立していきたいと思います。戦略というより、ビジネスマンが肝に銘じておくべき内容も多く書かれています。 印象に残ったのは、胃に入れる食費と頭に入れる情報の金額を同じにしろ(p127)でした。私の場合は、夜に飲み歩く量を減らして、その代りに昼間に酒抜きで美味しいものを食べつつ、5年後に自分を助けてくれるための情報や勉強にお金を注ぐべきと解釈しました。 今後の日本は、益々エネルギーコストを抑制する技術や社会基盤が必要になってくることでしょう。それに少しでも貢献できるような仕事を残りのビジネスマン生活でやり遂げたいと思いを新たにさせてくれた本でした。 また、この本で、A級戦犯問題が議論されているポイント(p277)が分かり嬉しかったです。日中国交正常化の密約のうちの1つを破った中国がみなしているのが原因なんですね。 以下は気になったポイントです。 ・韓国やメキシコが経験しているように、中進国経済が伸びると人件費が上昇して国際競争力を失う、そこを突き抜けて3万ドル経済になるには、付加価値をつける独自技術が必要(p27) ・今から30年前に大量採用した世代が日本企業にはごっそり残っている。日本では年収が1800万円を超えてくると限界税率が急激に上がるのでインセンティブがわかない(p63) ・ネット通販で成功するには、顧客入口の「ポータル」、商品代金受け取りの「帳合」、商品を届ける「物流」の三拍子揃う必要がある、豊富な会員がいればポイント返還サービスを利用する方法もある(p72) ・デジタル化の特徴として、商品のコモディティ化が加速すること。(p78) ・LENOVOが上手かったのは、IBMパソコン事業を買収しても5年間IBMブランドを使う権利も取得、その後はThinkPadを踏襲した(p81) ・今のルノーは、日産の配当金や出資金で何とか生き延びている状態(p102) ・リンクトインのようなプロフェッショナルな交流サイトを活用するのも良い(p124) ・日本の電力網は、新潟県の糸魚川を境に東は50ヘルツ、西は60ヘルツに分かれていて、このラインをまたいで融通できる電力は100万キロワットのみ(p150) ・シェールガス、シェールオイルともに、特別なものではなく、基本的には通常の天然ガス・原油と同じで採掘法が違うのみ、実用化できたのは、シェール層を水平に掘り進める技術、化学薬剤を添加した高圧の水でシェール層を破壊する「ハイドロ・フラッキング」等の採掘技術が確立されたから(p159) ・アメリカの貿易収支赤字の60%はエネルギー収支、シェールオイルでアメリカが自立できれば貿易収支は大幅に改善する、コロラド・オハイオのように予想したほど生産量が確保できなかった州以外では順調(p162,173) ・原油から分子量の低いナフサ(粗製ガソリン)を接触分解により取り出して、それを更にクラッキングすると、様々な化合物が得られる。(p163) ・エチレン1トン当たりの原材料コストは、日本等では1311ドル、アメリカで364ドル、GTLでシェールガスから作る場合は39ドルと桁違いに安い(p164) ・日米半導体摩擦が激化した1990年初頭、日本は半導体を20%輸入する必要があった、当時のアメリカは軍事用を生産、インテル等は日本で生産していて輸入扱いにならない。そして韓国企業にノウハウを伝授して韓国製を輸入することにした(p260) ・田中角栄と周恩来による国交正常化交渉では3つの密約があった、1)尖閣棚上げで周恩来が持ち出した、2)戦後賠償問題、ODAという形で日本の資金・技術を供与、3%がキックバックされて田中派の利権となった、3)A級戦犯を中国人と日本国民共通の加害者とした(p276) 2015年1月1日作成
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新しい発見があり収穫ある一冊だった。国内経済の課題から、外交政策や政治まで取り扱っている問題が幅広い。
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自分自身の不勉強さを認識できた一冊。 靖国問題 オリンピックバブル エネルギー問題 著者の提案が鋭い。
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変わらなければ生き残れない 毎年50万人づつ労働力が減る 移民 太陽光、風力などの再生可能エネルギーでは原発代替のベースロード電源にはなりえない 発電量が安定しない風力や太陽光を基にした再生可能エネルギーの比率は、努力目標で10%が限界 電力はデリケートで、供給が不足して...
変わらなければ生き残れない 毎年50万人づつ労働力が減る 移民 太陽光、風力などの再生可能エネルギーでは原発代替のベースロード電源にはなりえない 発電量が安定しない風力や太陽光を基にした再生可能エネルギーの比率は、努力目標で10%が限界 電力はデリケートで、供給が不足してもオーバーしてもトラブルを引き起こす 100万BTU 一ポンドの水を華氏で1度あげるのに必要な熱量 日本15ドル(カタール) アメリカ3,5ドル(シェールガス) ウラジオストクから新潟まで海底パイプライン サハリンに発電所を作って、電力ロスが少ない超高圧直流送電を使用して稚内まで 原子炉を完全に作れるのは、日立、東芝、三菱、アレバ シェールガス革命 日本の石油化学コンビナート生き残り困難 LNG 天然ガスの2倍 ガスを液化して船で運び、また再度気化が必要だから ドイツ 連邦制 州ごとに外務、財務大臣がいる 13の州、およびベルリン、ハンブルグ、ブレーメンの都市州 台湾に優秀な人が多いのは、明日をも知れない危機感に満ちているから 中国に呑み込まれる危機感 家族で複数の国籍 シリコンバレーでIPOを果たした創業者 イスラエル、台湾、インド 私は歴史には2つの歴史が存在すると考えている 事実として存在する歴史と、後世の人たちが思い込んでいる歴史
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