絵本と遊ぼう の商品レビュー

中川素子(編者)

2015/09/02

多数の評者が参加している絵本ガイド。アートという角度から絵本に光を当てた感度の高い人のための本。絶版なのが惜しい。

2010/01/03

仕掛けつき絵本。
飛び出す絵本だったり、穴あき絵本だったり、あるページが大きく広がったり。
私もそんな本を持ってたような記憶があるのですが、どれもこれもすぐ、
ぼろぼろに壊してしまっていた気がします。
遊んで楽しいものだけに、壊れるのも早い。

物を壊しちゃうのは大切にしていないからだとよく言われるのですが、
実はそうではないのではないでしょうか。
大切にしたい、とても気に入っているものだからこそ、
接する機会も多くなり、そのぶん壊す確率も上がる。

すぐに壊しちゃったものほど、気に入っていたものであったような気がします。

………

　絵本を語る場で、よく絵本は聖者で、マンガやアニメやゲームは悪者のように言われますが、
私はここでも「もったいない」と思っています。
絵本論の用語の多くは映像論から借用しているように、
表現技法だって借用したらと思うものがたくさんあるのです。
現にピーター・シスのように、絵本とアニメを交叉させている作家は少なくありませんが、
この本の中でもホログラムやシャッターのように映像分野の応用を見ることができます。
　絵本がもっと他の領域と自由に往来するなら、
新しい視覚や新しい技法が加わるのではないでしょうか。

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2009/10/04

図書館や書店にふつーに置いてある絵本にちょっと飽きちゃった人へ。目からウロコの絵本たちが満載。読んでいるだけで楽しいんだけど、欲しくなっても手に入りにくい＆入らないものも有。