こころの声を「聴く力」 の商品レビュー
「いのちの電話」の相談員は、相談電話を通して、「聴いてくれる相手がいない人」が巷に溢れているのを実感するという。みんなみんな喋りたい人ばかり。こんな時代だからこそ「聴く」ことの意味を問い直さなければならない。人の話を聴くというのは、相手の心に寄り添うこと、その人を受け入れること、...
「いのちの電話」の相談員は、相談電話を通して、「聴いてくれる相手がいない人」が巷に溢れているのを実感するという。みんなみんな喋りたい人ばかり。こんな時代だからこそ「聴く」ことの意味を問い直さなければならない。人の話を聴くというのは、相手の心に寄り添うこと、その人を受け入れること、そして人と人とをしっかり繋ぐもの。自分自身の思いを深め、育ててくれる。今だから求められる「聴く力」がきっとあるはず。そのために必要な心のありようを考える。
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アナウンサー時代のインタビューを通じて、相手が語りたいこと、視聴者・読者に聞かせたいことを話してもらうための聴き方の心得が分かる。著名人とのエピソードもインタビューの引用ではなく、そのときに感じたこと、成功や失敗の振り返りになっている。 聴くことは、相手にまっすぐに向き合い、気持ちに寄り添うこと、単に話を引き出すというよりも、それを受け取った自分自身の血肉となるといった指摘はとても参考になった。 15-62
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