「アラブの心臓」に何が起きているのか の商品レビュー
各国政治の専門家が、人口に膾炙した"アラブの心臓"に位置する国々に対する虚像をひっぺがし、刻一刻と変化する情勢を丁寧に解きほぐす本書。 対象となる国々が現在の状況に置かれている要因を、それらの国々に対する欧米諸国の一貫性のない政策のみに帰国することに、終章のし...
各国政治の専門家が、人口に膾炙した"アラブの心臓"に位置する国々に対する虚像をひっぺがし、刻一刻と変化する情勢を丁寧に解きほぐす本書。 対象となる国々が現在の状況に置かれている要因を、それらの国々に対する欧米諸国の一貫性のない政策のみに帰国することに、終章のしかも最後の段落で言及していることのみをとりあげても、本書が信頼に足るものだと理解できる。 他方、各国の基本情報は紙幅の都合上か割愛されているため、この地域に馴染みのない読者が本書を読む時は、世界史の資料集あたりを脇に置いてよむと、よりすっきり理解出来るかも知れない。 私を含め、この地域の現状を「分かって」いるべき立場にいる全ての人々に、一読をお勧めする良書。
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【由来】 ・fbで。青山さんの本だから。 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ニーモシネ 【目次】
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欧米諸国による多重基準と論理のすり替えはとk亭の宗教、宗派集団の保護を口実とした東方問題的あぷろおーち、パレスチナ問題発生の契機となった三枚自他外交などである。パレスチナ問題をめぐる暴力の応酬に対して、イスラエルの軍事行動を自衛行動、パレスチナ人の抵抗をテロと位置付けるのはアメリ...
欧米諸国による多重基準と論理のすり替えはとk亭の宗教、宗派集団の保護を口実とした東方問題的あぷろおーち、パレスチナ問題発生の契機となった三枚自他外交などである。パレスチナ問題をめぐる暴力の応酬に対して、イスラエルの軍事行動を自衛行動、パレスチナ人の抵抗をテロと位置付けるのはアメリカの姿勢。
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中東の混乱の原因が、宗派対立や独裁者の存在とのステレオタイプの報道が垂れ流されて、中東全体の政治的・社会的問題の深層が一般庶民にはほとんど伝えられていない。 各専門家が、エジプト、シリア、イラク、レバノン、ヨルダン、パレスチナの「アラブの心臓」諸国の歴史的背景と実像を示し、中東を...
中東の混乱の原因が、宗派対立や独裁者の存在とのステレオタイプの報道が垂れ流されて、中東全体の政治的・社会的問題の深層が一般庶民にはほとんど伝えられていない。 各専門家が、エジプト、シリア、イラク、レバノン、ヨルダン、パレスチナの「アラブの心臓」諸国の歴史的背景と実像を示し、中東を読み解く視座を提示してくてているが、余りにも深く複雑で、理解には相当の時間と気力と洞察力が必要のようだ。
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