江戸オリンピック の商品レビュー
面白かった! 明治維新を迎えぬまま徳川政権が続く現代。世界は白人至上主義で、日本も例外でない。という設定。 江戸にオリンピックを招致しようとする、幕末の有名人たちのお話。しかし、オリンピック開催のその先には壮大な目標が… 携帯電話やマンションなど現代の産物を江戸時代風に置き替...
面白かった! 明治維新を迎えぬまま徳川政権が続く現代。世界は白人至上主義で、日本も例外でない。という設定。 江戸にオリンピックを招致しようとする、幕末の有名人たちのお話。しかし、オリンピック開催のその先には壮大な目標が… 携帯電話やマンションなど現代の産物を江戸時代風に置き替えてあって(←すゑひろがりずみたいな感じ)チョイチョイ面白いです。 幕末以降の歴史的人物がたくさん出てきます。実際の歴史背景から言って有り得ない組み合わせも、ジワるポイントでした。 展開も早くて読みやすい。深く考えず楽しめる作品でした。
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2020年の東京オリンピック招致が決まって、そのテーマから書かれた小説です。 「史上最強の内閣」等の作品がある室積光の小説で、彼らしさが前面に押し出されている作品だと感じました。 舞台は21世紀初頭の日本ですが、まだ徳川幕府が滅びておらず、太平の400年間を過ごしてきています。そして周りのアジア諸国はほとんどが列強諸国の植民地となっており、白人至上主義の中で日本は「名誉白人」として待遇されているのです。 このような状況に違和感を覚えた、広告会社勤務の「高杉晋作」は、スポーツ用品会社勤務の主人公「伊藤博文」に声をかけ、有色人種が今の社会に疑問を持ち、世界から人種差別をなくすことができるよう、そのきっかけとして「オリンピック」を日本の首都「江戸」で行うことを計画します。 江戸町奉行(東京都知事)の勝海舟や、教育奉行所(文部科学省)の西郷隆盛と大久保利通、警備担当者の近藤勇や、果てはインドからの留学生ガンジーら、様々な歴史上の人物がそのイメージをそのままに活躍し、白人たちの鼻を明かすべく奮闘します。 それまで差別されていた黒人選手たちが、日本へと帰化したことで「代表選手」としてロンドンオリンピックへと参加し、欧米人たちの鼻を明かすような活躍をしてくれる場面はとても爽快でした。
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江戸幕府がもし今日まで続いていたらという発想の元の「江戸にオリンピックを招致」の活動。 そもそも登場人物がドリームチーム。 暗殺もされず、躍進する伊藤博文、坂本龍馬、桂小五郎 、高杉晋作。 そして記憶にもまだ新しい女性アナウンサーのスピーチ。ここが一番元ネタを利用した笑いどころ...
江戸幕府がもし今日まで続いていたらという発想の元の「江戸にオリンピックを招致」の活動。 そもそも登場人物がドリームチーム。 暗殺もされず、躍進する伊藤博文、坂本龍馬、桂小五郎 、高杉晋作。 そして記憶にもまだ新しい女性アナウンサーのスピーチ。ここが一番元ネタを利用した笑いどころでした。 さすが室積氏。。
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幕藩体制を維持したまま21世紀をむかえた日本!そしてアジア初のオリンピックを江戸へ招く!(^o^;)ハチャメチャだけど、面白かった(^^)♪特に楠本イネさんのスピーチ良かった(^^)b
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