Another エピソードS 軽装版 の商品レビュー
先が気になって、4時間ほどで一気に読了。 やはり今回も終盤になるまで真相に気づけなかった。サカキの幽霊がサカキの死体を発見するあたりでようやく違和感を感じて、真相に気づいた。 今回はアニメ化は無理だなーw 面白かった!
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本編「アナザー」で災厄が起こる1ヶ月前の、夏のお話。 不思議な雰囲気をまとった少女、見崎鳴が夏に体験したもう一人の「サカキ」のお話。 サカキは自らが住んでいる屋敷のホールの床に叩きつけられて死亡した。が、死亡のおよそ2週間後に目覚める。幽霊として。 幽霊となったサカキは、自分が...
本編「アナザー」で災厄が起こる1ヶ月前の、夏のお話。 不思議な雰囲気をまとった少女、見崎鳴が夏に体験したもう一人の「サカキ」のお話。 サカキは自らが住んでいる屋敷のホールの床に叩きつけられて死亡した。が、死亡のおよそ2週間後に目覚める。幽霊として。 幽霊となったサカキは、自分がなぜ死んで、なぜ幽霊となってさまよっているのかがわからない。記憶喪失の幽霊、だ。しかし、幽霊として彷徨っているうちに、自分がまだ生きていることになっている、という事実を知る。自分の体が弔われずに放置されているのではないか、それが自分が幽霊として不完全な存在を保ち続けている理由ではないのか、と思うようになったサカキは、生前に何度か会っていた鳴(死の色が見える少女)の助けを得ながら自らの体を探し始める。 語り口は比較的軽く、ライトノベルといってもいいほどだが、やはりミステリ作家だからだろうか、単純に「得体のしれないホラー」ではなく、論理的にストーリーが組み上げられているという点が好ましい。
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