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2017/08/16

あのハイゼンベルクの自伝的な本。より正確に言えばハイゼンベルクがプラトンの対話篇を目指して書いた本。様々な人との対談によって作られているのだが、登場する人物がことごとく教科書で見たことの人たちで困る。 話の内容は素粒子物理学だけでなく、哲学にまで及ぶ。正直に言えば話の内容を完全...

あのハイゼンベルクの自伝的な本。より正確に言えばハイゼンベルクがプラトンの対話篇を目指して書いた本。様々な人との対談によって作られているのだが、登場する人物がことごとく教科書で見たことの人たちで困る。 話の内容は素粒子物理学だけでなく、哲学にまで及ぶ。正直に言えば話の内容を完全に理解したとは言えない。見栄を張らないで言えば一読で理解できる気がしない。年をとってからの話ならばともかく、未成年のころから難しい話が展開される。友人にこういう人がいたら相槌しか打てない。

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2014/03/04

理論物理学は自然科学でありながら、それ以上に「哲学」だった。なぜそのものが、そこに、その形を保って存在し、加えられた力に対してそのようにふるまうのか。言葉で問い、考え、極限まで突き詰めたエッセンスを数学を用いて定式化する。物理学者のやっていることはそういうことのようである。 こ...

理論物理学は自然科学でありながら、それ以上に「哲学」だった。なぜそのものが、そこに、その形を保って存在し、加えられた力に対してそのようにふるまうのか。言葉で問い、考え、極限まで突き詰めたエッセンスを数学を用いて定式化する。物理学者のやっていることはそういうことのようである。 ここに記された世界最高の頭脳たち(アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルク…)は、僕たちのはるかに高い次元でロジックを即興で戦わせ、それぞれのインスピレーションの源とした。刺激的ではあるが、どうも一筋縄ではいかない。 不世出の書。そんな感じがする。

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2011/10/17

物理学は思想である。 量子力学の構築者の一人であるハイゼンベルクと 知的興奮の旅に出よう。 【熊本大学】ペンネーム:アニヤ ☆この本は熊本大学附属図書館中央館にあります。   請求記号 420.28 H,51 (書庫地下1階)

Posted byブクログ

2009/10/04

ハイゼンベルクの自叙伝だが、物理学のみならず、自然科学全般、あるいは宗教に至るまでいろいろな考えを述べており興味深い。

Posted byブクログ