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日本人が知らない集団的自衛権 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2015/05/05

ちょっと…分かりやすいんだろうけれど、私にはなんかよく分からなく…。そもそもが分かっていないから、そこをもうちょっと詳しく知りたくなった。そこがあやふやなので、マスコミや専門家が何を間違っているのか、言葉のあやの中で、どんどん分からなくなってしまった…。

Posted byブクログ

2015/04/26

著者と私は考え方は異なるけど、軍事の専門家としての論理の確かさにはいつもながら敬意を表したい。最近、対米従属国家論を集中的に読んでいることも影響しているかもしれないが、軍事以外の政治、国家間関係がどう動いているかという視点を欠くことはできない。それがこの著作には不足している。

Posted byブクログ

2021/02/13

筆者の、日本は既に集団的自衛権を行使してきたという主張などは?だが、集団的自衛権についての各論点についてQ&A方式で示されていて概ねわかりやすい。 筆者の、日本はすでに集団的自衛権を行使してきたという主張についてだが、国連憲章やICJ判決などで示された要件を満たしていない以上、...

筆者の、日本は既に集団的自衛権を行使してきたという主張などは?だが、集団的自衛権についての各論点についてQ&A方式で示されていて概ねわかりやすい。 筆者の、日本はすでに集団的自衛権を行使してきたという主張についてだが、国連憲章やICJ判決などで示された要件を満たしていない以上、そう主張する事は、日本が国際法違反をしている疑いがある事になると思うのだが。たとえば、集団的自衛権に基づいて武力行使をしているとするなら、国連への報告義務があるはずではなかったか。さらに、米国と日本の関係は、ニカラグア事件判決で示された要件を満たしているかといえば、そうは言えないのでは?あとは、何を武力行使と捉えるかという武力行使との一体化の議論が関わってくるけど、これは自分もよくわかってないところなので勉強したい。 納得したり、初めて知ることも多く勉強になった。 こういう本だと、自らのとる主張は礼賛し、反対する主張は徹底的に批判していく内容のものが多いなか、安倍政権、マスコミ、反対派、賛成派など、集団的自衛権の議論に関わるものそれぞれの問題点を指摘しているのは好感。また、突然賛否に別れて戦いを始めるのではなくて、まずは現状や、なぜ必要なのか、どう改善すれば受け入れ可能かなどを考えようよという主張と、それに沿った本書の内容も良い。 以下、勉強になった点など。 2015年に控えた、財政難にあえぎ国防費削減を余儀無くされているアメリカとの日米ガイドライン見直しを見据えると、日本が集団的自衛権が行使できることを明確にすることは、日米同盟の深化につながり、また周辺国の軍事的脅威の抑止、安保理常任理事国入りを視野に入れた国際的な信頼の獲得という効果もある。 本書の中で、自衛隊は戦力投射能力を持たないので集団的自衛権行使を認めても外国で戦争をするようになる恐れはないという主張があるが、そんなのは、集団的自衛権も、解釈変更によって必要最小限の自衛権に含めたように、敵基地攻撃のためのいわゆる攻撃型空母、爆撃機、弾道ミサイルとか保有することができるように解釈することだってできてしまうんじゃないか。今は能力は持たないが、敵基地攻撃自体は自衛権の範囲内ということは、政府も言ってる訳だし、これは反論として甘いと思う。 そもそも米国が、日本から遠く離れた地での、後方支援を越えた本格的な戦闘に加わって欲しいとは考えていないので、外国で戦争することにはならないというのはわかった。 日米同盟は武装中立よりコストが低く、また日本の防衛に不可欠なだけでなく、それは米国にとっても同様な点で双務的。 諸外国の軍隊の権限の規定はネガティブ・リスト方式だが、自衛隊に関してはポジティブ・リスト方式で記述されている。禁止されていること以外はすべてできると、できると書いてあること以外全て禁止なのの違い。これが自衛隊を縛っている。日本の安保情勢が厳しくなり、また、積極的平和主義に基づいてこれから行動していくうえで、このままでいいのかという話。

Posted byブクログ

2015/01/31

日本は安全保障を感情論で語る傾向がある。日本の平和が何の上に成り立っているのかを正しく知る必要があるのではないか。戦争を始めることと国を防衛することは根本から異なることであることを直視せず、なぜ日本が平和な国であり続けられているのかを考えようともせず、言葉のイメージだけで集団的自...

日本は安全保障を感情論で語る傾向がある。日本の平和が何の上に成り立っているのかを正しく知る必要があるのではないか。戦争を始めることと国を防衛することは根本から異なることであることを直視せず、なぜ日本が平和な国であり続けられているのかを考えようともせず、言葉のイメージだけで集団的自衛権を否定する(あるいはそう導くよう報道する)のは愚かな行為だと考える。私は日本の恒久平和を望む。だからこそこの権利が必要なのだと思う。

Posted byブクログ

2015/06/14

集団的自衛権とは戦争を回避するための権利であり、他衛でも戦争を買うのでもない。米軍は日本ではなく極東の平和・安全のため、つまりアメリカの国益のため日本に居る。地理的に重要な位置にある。政治家と官僚の無知が自衛官を殺す。 ふつうに当たり前っぽく読めるんですけど。

Posted byブクログ

2014/12/19

【朝日新聞にも安倍総理にも騙されないために】なぜいま必要? 日本が中国と戦争する可能性は? 集団的自衛権への素朴な疑問に、安全保障のエキスパートがわかりやすく答える。

Posted byブクログ