なるほど!赤ちゃん学 の商品レビュー
科学的に発達、学習について解明していく過程がよくわかり興味深かった。今後のAIの研究にも乳幼児との関わりが不可欠のようである。2019.9.20
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玉川大学の赤ちゃんラボの研究者が、最新の赤ちゃん学について、それぞれの研究テーマを紹介している。さまざまなアプローチがあり、内容は興味深いものだが、紙面が限られているのと、一般読者向けを意識しすぎたからか、やや浅薄な印象を受けた。間に挟まれるコラムが、赤ちゃんを調査対象とすること...
玉川大学の赤ちゃんラボの研究者が、最新の赤ちゃん学について、それぞれの研究テーマを紹介している。さまざまなアプローチがあり、内容は興味深いものだが、紙面が限られているのと、一般読者向けを意識しすぎたからか、やや浅薄な印象を受けた。間に挟まれるコラムが、赤ちゃんを調査対象とすることの苦労話になっているのも、心情的には理解できるが不要な気がする。また、帯に、これを読めば子育てがより楽しいといったコピーがあったが、これも本書の意図するところと食い違っているように思う。 ただ、本書をきっかけに、さまざまな分野の、もう少し詳しい情報を知りたいという気持ちにはなった。 (2015.4)
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これはおもしろい。いろいろと興味深い実験の解説がされている。脳の活動を観測する装置がよくなってきたこともあり、今後も新たな展開が期待される。ただ実験の結果についてはいろいろと判断が難しいところがあるようだ。じっと見つめているのは「好きだから、気に入っている」からなのか、「なんか変...
これはおもしろい。いろいろと興味深い実験の解説がされている。脳の活動を観測する装置がよくなってきたこともあり、今後も新たな展開が期待される。ただ実験の結果についてはいろいろと判断が難しいところがあるようだ。じっと見つめているのは「好きだから、気に入っている」からなのか、「なんか変だな、おかしいな」と思っているためか。どちらの場合もあるのだろうが、まだことばが話せない赤ちゃんやチンパンジーの実験などでは、その辺の判断は難しいようだ。あおむけに寝るのはヒトの赤ちゃんだけというのもおもしろい。だからこそ、両手が自由に使いこなせるようになった。なるほど。でも、どうしてあおむけに寝るようになったのか。たまたまそうすることができるヒトの方が有利になって、生き延びてきたということだろうか。実験に協力してもらう親子を集めるのにいろいろ苦労してこられたようだけれど、ネットを使えばきっと一気に集まるのだろうなあ。世の中には自分の子どもの育て方がこれでいいのかどうか不安な親はいっぱいいるだろうから。わたしもふくめて。子育てに何かのヒントが得られるのではと期待してこられることだろう。
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