僕僕先生 零 の商品レビュー
読む順番を間違えたかもしれない。 僕僕先生のクライマックス前に読んでおくと、ラストの話がより楽しめます。 蓬莱山の麓にいた頃の僕僕先生はこんなキャラクターだったんですね。もはや別人です。 ストーリーに振れると、これまで以上に神仙と人間の違いに触れています。人間とは何なのか?...
読む順番を間違えたかもしれない。 僕僕先生のクライマックス前に読んでおくと、ラストの話がより楽しめます。 蓬莱山の麓にいた頃の僕僕先生はこんなキャラクターだったんですね。もはや別人です。 ストーリーに振れると、これまで以上に神仙と人間の違いに触れています。人間とは何なのか?常に不十分で限られた命しかもたない身にあって、誰しもがもってしまう考えとは何なのか、いつもながら手を止め一考してしまう作品ですね。 そして、万能であるはずの神仙も、一枚岩ではない。このほころびが数千年、数万年後の王弁に降りかかると思うと、世界の深みが一層増すというものです。 あと一冊、楽しみます。
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僕僕先生シリーズの前日譚がスタート。 まだ完全に新米で特別な能力を殆ど持たない僕僕がどのような過程を経て成長していくのか楽しみです。 日本の記紀でも神様は決して完全無欠ではなく悩みや悪意すら持った存在として書かれていますが、本書に登場する中国の神仙は輪をかけて欠点だらけ。永遠の生...
僕僕先生シリーズの前日譚がスタート。 まだ完全に新米で特別な能力を殆ど持たない僕僕がどのような過程を経て成長していくのか楽しみです。 日本の記紀でも神様は決して完全無欠ではなく悩みや悪意すら持った存在として書かれていますが、本書に登場する中国の神仙は輪をかけて欠点だらけ。永遠の生命を持つにも関わらず悠然としていないところをどう描くかの加減がいまのところ上手くいっている印象です。 ただ、登場人物?が一新されて皆んな漢字が難しいこともあって、途中で誰が誰だか分からなくなるのが玉に瑕。巻頭に一覧表が欲しいです。
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僕僕先生が仙人として新米の時代の頃、そして神話の時代の壮大なお話。 神がひとを作り出すと言う話は、全世界共通の認識なんだすね。そして彼女の対となる存在の拠比の存在。彼の真面目な性格がマイペースの僕僕と正反対なのが面白いと思いました。神様とひとが共存する世界がファンタジーっぽくて...
僕僕先生が仙人として新米の時代の頃、そして神話の時代の壮大なお話。 神がひとを作り出すと言う話は、全世界共通の認識なんだすね。そして彼女の対となる存在の拠比の存在。彼の真面目な性格がマイペースの僕僕と正反対なのが面白いと思いました。神様とひとが共存する世界がファンタジーっぽくて良かったです。 神様にとって、ひとはどういう存在なのか。ひとが神様の存在を考えることは有りがちだけど、視点を変えて、みるのはファタジーならではですね。
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初めましての作家さん&初シリーズです。 僕僕先生が王弁(これが本編の主役になるのかな)に 昔の話を聞かせるて感じで始まります。 その世界観から、真っ先に小野主上の十二国記を連想しました。 背景が古代中国みたいだからなんでしょうね。 僕僕先生誕生&初めての旅編。 人類が創られ、生活...
初めましての作家さん&初シリーズです。 僕僕先生が王弁(これが本編の主役になるのかな)に 昔の話を聞かせるて感じで始まります。 その世界観から、真っ先に小野主上の十二国記を連想しました。 背景が古代中国みたいだからなんでしょうね。 僕僕先生誕生&初めての旅編。 人類が創られ、生活を営み始めた頃で、 分割された「一」を見つけるお話し。 こういう創世記も楽しくていいですね
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人の形の意味とは。 僕僕先生本編を読んで読むのと、そうでないのとはかなりの違いがあるとは思いますが、読んでいてもわからないことだらけですね。 なんだかんだで神様連中はなかなか気のいい人たちが多いような気がしますけど、それは永遠の命を持つ者の余裕なのかもしれません。
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いきなり表紙が、可愛らしい人形の実写? 中を読んでみて、ああ、なるほど、そういう展開だったんですねと納得。 僕僕先生の過去をじっくり描く1冊目(終息していないから何冊続くか、未だ知らない...)。 何を書いてもネタバレしそうなので書きませんが、世界感・キャラクター達に入れ込む感覚...
いきなり表紙が、可愛らしい人形の実写? 中を読んでみて、ああ、なるほど、そういう展開だったんですねと納得。 僕僕先生の過去をじっくり描く1冊目(終息していないから何冊続くか、未だ知らない...)。 何を書いてもネタバレしそうなので書きませんが、世界感・キャラクター達に入れ込む感覚があるのなら、読み続けること必須です!
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零と書いてゼロと読ませる新シリーズで文庫書き下ろし ~水を操る神仙・拠比は創造神・炎帝神農により、秩序神・黄帝軒轅が造り出した人の姿に変えられ、口からものを食べなくてはならなくなり、盤・盆の子として生まれた僕僕と対とされた。人の姿に変えられたのは、軒轅の世界に入り込んで「一」を探すこと。一が二に分かれたために陰陽が生じ、宇宙も広がりを見せたのだ。拠比と僕僕と共に歩むのは戎宣という天馬の神仙だが、炎帝に願って力を減じて黄帝の地に入り込む。探し物は無数にあって判らず、炎帝の探し物を担当する導尤を先ずは探すが、水の得にくい旱天に住む人が邪魔をする。炎帝の側近・耕父や燭陰は増殖神である蓬莱に住む西王母に取りなして貰おうとするが、西王母の姿は見えない。邪魔をする巫女は神仙に近い術を操るが、力を減じたはずの拠比には及ばなかった。黄帝の側近・赤精子の子分である人に姿を変えた神仙の美豊・望森・百樹と共に導尤に会いに行くと、隻眼の大梟は各自見たいものを見せつけてはぐらかし、協力しそうにない。見たいものを見させることではぐらかし、麓の村から人々の色を奪い、色彩を創り出す神仙である希瞳の復活を願っていたのだ。祈りの力で導尤の目蓋を開かせ、一の欠片を手に入れ、炎帝鏡に力を込めさせた~僕僕先生は厨師の神仙だったのかぁ。しかし無力に近い。前シリーズでは微塵も感じさせなかったぞ。王弁が仙骨の欠片を持っていて修行によっては…というのの意味が少しずつ見えてきた
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その少女、名を僕僕。後に伝説となる仙人なり。天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃のお話。成熟を迎えた神仙たちの社会に、突如異変が襲った。水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具「一」を探す旅に出る。時を同じく...
その少女、名を僕僕。後に伝説となる仙人なり。天地が今よりもずっと熱く、神々がその主人だった頃のお話。成熟を迎えた神仙たちの社会に、突如異変が襲った。水を司る神・拠比は、相棒の料理仙人・僕僕とともに異変を解消すべく、創造主・老君が天地開闢に用いた宝具「一」を探す旅に出る。時を同じくして、黄帝は「人類」を創り出し、世界を変革しようと試みるが……。美少女仙人×ヘタレ神コンビによる新たなファンタジー冒険譚、開幕。
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あの僕僕先生の来歴が描かれるということだが…。 やたらたくさん出てくる神仙たちの個性が把握しきれない。 たいそうスケールが大きな話ではあるのだが。 中国の(というより、神仙思想の中での)天地創造神話のイメージが、私の中で大層貧弱なせいかもしれない。 正直、何が何だかわからないうち...
あの僕僕先生の来歴が描かれるということだが…。 やたらたくさん出てくる神仙たちの個性が把握しきれない。 たいそうスケールが大きな話ではあるのだが。 中国の(というより、神仙思想の中での)天地創造神話のイメージが、私の中で大層貧弱なせいかもしれない。 正直、何が何だかわからないうちに、読み終わってしまった感覚。
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※このレビューにはネタバレを含みます
このシリーズは初めて読んだが、中々面白かった。特に僕僕の作る料理の描写はとても美味しそうだった。この調子でシリーズすべてを読み終えられるようにしたいと思う。
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