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セックスと恋愛の経済学 の商品レビュー

3.2

24件のお客様レビュー

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2024/06/24

1 あなたの恋愛 2 出会いの大学時代 3 バーチャル恋愛 4 渡る世間は鬼ばかり 5 結婚―この妙なる制度 6 生計を立てる 7 新世代の草食系男女 8 生来の好きもの 9 愛の終わり

Posted byブクログ

2020/08/06

タイトルと、UBCと表紙デザインでかなり脚色されてたけど、訳が結構直訳っぽくて指示語がそのままになってるようなものが多かったので、なんなら英語のまま読んだ方が分かりやすい類の本ではあったかもしれない。

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2020/06/07

翻訳がひどい. 半分でリタイア. 内容ももう少しシンプル化できそう. 「恋愛や性行動に関する行動において一生物(遺伝子を運ぶ機械)として個人の利得を最大化しようとする」ということを全く知らない人にとっては驚くところがたくさんあるかもしれない.そんな純情で無垢で無知な人がどれだけい...

翻訳がひどい. 半分でリタイア. 内容ももう少しシンプル化できそう. 「恋愛や性行動に関する行動において一生物(遺伝子を運ぶ機械)として個人の利得を最大化しようとする」ということを全く知らない人にとっては驚くところがたくさんあるかもしれない.そんな純情で無垢で無知な人がどれだけいるか知らないけど. セックスをはじめとする人間の性にまつわるあれこれを経済的な観点で解説,理論付. ・経済の発展で格差の拡大,女性の高学歴化が進行 それぞれが乱れた性行動のコストを下げている. ・性的解放の進行,セックスの商品化(金銭を稼ぐ,異性を獲得するetc) ・セックスそのもののコストがコンドームで激減 ラテックスのコンドームは1912年生まれ.避妊具の歴史は古代ローマまで遡る. 超びっくり!という思想

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2019/11/18

用いられているのは欧米の統計なので、どこまで日本社会に当てはめられるか疑問だが、面白い視点を多数得ることができた。 人が結婚やセックスに関わる決断を下す際に、経済的因子による影響を多く受けているという大胆な説に、疑いを持っていたが、読み進めると納得できた。 以下、印象に残った...

用いられているのは欧米の統計なので、どこまで日本社会に当てはめられるか疑問だが、面白い視点を多数得ることができた。 人が結婚やセックスに関わる決断を下す際に、経済的因子による影響を多く受けているという大胆な説に、疑いを持っていたが、読み進めると納得できた。 以下、印象に残った点を記録。 ※ネタバレ注意※ ○女性は経済で、男性は外見で相手を選ぶ →魅力的でない男性が女性とデートをするためには  魅力的な男性以上の稼ぎがあることでクリアできるが  魅力的でない女性が男性とデートをするためには  いくら稼いでいてもダメ →男性は女性の外見を非常に強く気にしていて、  収入はさほど気にしていない ※但し、国や社会によっては、  信仰や身分(ex.カースト)などの評価軸もある ○娘に貞操を守らせたいなら、  女子学生より男子学生の多い大学へ行かせるべし →男性が少数派になると、男性側の決定権が強くなる  男子学生が少ない場合、女子学生は彼氏に  セックスを待たせられなくなる。 ○性行動の減少は性病の増加を招く →人を3つのタイプに分けると、  ①リスク回避型②日和見型③リスク志向型  このうち①が不特定多数とのセックスを控えると  ③が②もしくは③とセックスすることになる  ③はともかく②は、③に決定権を委ねるため  性病予防措置が取られないままとなる  結果、性病の蔓延を招く ○一夫一婦制は貧しい男のため →一夫多妻制をとると、独り身となる男性が増える →性にあぶれる男性の怒りをなだめるため、  時の為政者は、単婚を法制化する  (自らの地位の安定のためでもある) ○男性間の所得格差は一夫多妻制を促進する →男性の所得格差が大きいければ大きいほど  女性は一夫多妻制の世帯に入ることを望む →貧しい男性と結婚するより、豊かな男性と  結婚したほうが経済的安定が見込めるため ○女性の質(高学歴・高技能)の格差は  一夫一婦制を促進する  →工業化に伴い、肉体的な強さを持つものより   高技能を持つものが稼げるようになった  →男性が自分の子にも高技能を授けるためには   高技能の女性を妻にするのがひとつの方法となる  →結果、質の高い女性の市場価値が高まり   女性の発言力も高まった  ★工業化社会において一夫一婦制が主流なのは   必然であると言える ○一夫多妻制は売春を招く?  →性にあぶれる男性の増加により売春の需要が増す  →売春で稼げるため、結婚するくらいなら売春を   望む女性が出てくる ○黒人女性の婚姻率が低い理由 →黒人女性は同人種のパートナーを強く望む  黒人男性の収監率が高い  黒人女性は黒人男性より大学進学率が高い →希少な高学歴黒人男性は市場で優位となるため  結婚を急ぐ必要がない  カジュアルセックスを楽しんだ後でも結婚できる ○制度とは社会的行動の規則=信念  →信念が変われば制度も変わる   ex.同性婚の容認

Posted byブクログ

2019/09/09

恋愛や結婚にまつわるいろいろな出来事について数字で見た本 いろいろな数字が見れて面白い。 自分が恵まれてるなあと見つめ直すことになる。 学歴や収入と恋愛がどう関わっていくのかという話

Posted byブクログ

2018/04/16

確か当時それなりに話題になって、本屋のポップがおもしろくて買ってみた本。 タイトルにセックスってあるけどやらしい内容はなく、大真面目な経済学の本。 こういうのに自然と興味が出るのは、なんだかんだ経済学部出身だからなのか。

Posted byブクログ

2016/08/21

経済学なので、とにかく面白い。 男女のあれこれに対し、それを経済学と結び付け裏付けの取り方も面白い。

Posted byブクログ

2016/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブリティッシュ・コロンビア大学のマリナ・アドシェイド先生がお書きになった「セックスと恋愛の経済学」をやっと読み終えました。 かれこれ2ヶ月くらい延長に次ぐ延長で図書館からの貸出期限を引っ張ってしまっていました。 対象がセックスと恋愛ですが、完全な経済学の本でしたので、私には少し難易度が高かったです。 馴染みのある好きな分野の心理・精神分析学系の本であれば2日くらいで読見終えるのですが、2ヶ月引っ張ったというのは私にとって長期に渡る取り組みとなってしまいした。 そうは言いましてもかなり面白かったです。ご紹介したくなるような話が盛りだくさんです。今後、小出しにご紹介させていただくつもりですのでお楽しみにどうぞ。 さて、セックスにしろ恋愛にしろ結婚にしろ、市場でやりとりされるモノに変わりはありませんので、経済学的な視点を持ち込むことが当然にできるわけです。 ただ、私はこと恋愛や結婚は一般のサービスや財と決定的に違う性質を持っていると考えています。 さて・・・恋愛・結婚市場でなく、就職市場の話をします。 仮に私が就職市場の売り手つまり職を探している人間だとしましょう。 私という人間は、自分の能力や技術つまり労働力を売った対価として報酬を得ます。そんな私のような人間が市場でやり取りされているのが就職活動市場です。 会社側に立ってみると、私という人間から能力や技術・労働力を買って、その対価に報酬を支払うのです。 この就職活動市場におけるサービスや財が恋愛・結婚市場におけるサービスや財と決定的にどこが違うかと言うと、お互いが売り手であり、同時に買い手ともなるわけですが、お互いに売るもの、買うものの内容が同じであるところです。 どういうことかと言いますと・・・基本的には相手に尽くすという行為を売って、相手に尽くされるという行為を買うわけです。愛情を売って、愛情を買うと言い換えても良いかもしれません。 もちろん一部では、尽くされることだけを要求し、その対価として贅沢な暮らしを与えるというケースもあるでしょうが、一般的・基本的には、相手に尽くし尽くされるという行為をお互いギブ & テイクするわけです。 そこが一般のサービスや財と大きくことなるところです。 しかし、またもちろん、市場が存在し、そこでさまざまな価値が付与され、さまざまな要因で取引される部分では変わりありません。 結婚市場で高く売れる要因は、若さであったり、容姿の端麗さであったり、身長であったり、収入であったり、学歴であったり、愛情深さであったり、教養の高さであったり、芸術的センスであったり、パソコンオタクっぷりであったり、様々なパラメータが存在します。 市場が存在し、様々なパラメータが存在する。一方向からそれに歴史や制度が介在する(何故一夫多妻制、一妻多夫制はダメなんですか?など・・・)、それが、人口問題にも発展する。 面白く奥が深い分野です。 セックスと恋愛の経済学はブリティッシュ・コロンビア大学で超人気授業だったそうです。 もちろん対象が対象だけに、かなり露骨な表現や単語も多く登場しますが、面白い研究対象であることに間違いはありません。 セックスと恋愛の経済学がやっと読み終わりました。 | 頭の整理Web http://clearmyhead.dynu.com/digitaropiano/?p=1473

Posted byブクログ

2017/05/01

邦題は若干オブラートに包まれているけれど、コンテンツはまさに原題のまま、Sex and Dollarsの直球。統計と現象を説明するのに因果関係の主体は考慮不要という経済学的見地をふんだんに活かして、いわゆる性に纏わるワールドワイドな研究の数々を比喩と解釈論的リーズニングを以て解説...

邦題は若干オブラートに包まれているけれど、コンテンツはまさに原題のまま、Sex and Dollarsの直球。統計と現象を説明するのに因果関係の主体は考慮不要という経済学的見地をふんだんに活かして、いわゆる性に纏わるワールドワイドな研究の数々を比喩と解釈論的リーズニングを以て解説している。真偽を別にすれば、著者が女性であることも相まって、非常に興味深く、また、面白い。主な視点は欧米であるにも関わらず、高学歴女性の結婚観など、割合日本人の価値観に近い観点で書かれているトピックが多かったのは意外だった。

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2016/05/14

経済学の理論を用いて「SEX」と「恋愛」行動について読み解こうという、野心的な経済学の本。日本では「草食男子」「肉食女子」という概念が定着して久しいが、海の向こうでもそうだったのね。そして、男子に一定の経済力を求めるのも万国共通なのね。私みたいな「中年フリーター」は、読んでいて精...

経済学の理論を用いて「SEX」と「恋愛」行動について読み解こうという、野心的な経済学の本。日本では「草食男子」「肉食女子」という概念が定着して久しいが、海の向こうでもそうだったのね。そして、男子に一定の経済力を求めるのも万国共通なのね。私みたいな「中年フリーター」は、読んでいて精神が鬱状態になってしまったわい。恋愛傾向が人種によって大きく違うのは「ああ、やっぱりね」と思ってしまう。経済力が高い階層ほどいい教育を受けられ、低ければ低いほど、まともかつ真っ当な教育を受ける機会が低い現実を、この本でもイヤというほど認識させられる。だが残念ながら、この本では「貧乏な人間が、どうやって恋愛を楽しめばいいのか」という視点では書かれていない。貧乏人は恋愛を楽しむな、ということなのだろうか。

Posted byブクログ