シベリウスと宣長 の商品レビュー
フィンランドの作曲家シベリウスと、江戸時代の学者本居宣長。意外な名前の組み合わせがタイトルのこの本は、長年活躍されている文芸評論家、新保祐司さんのシベリウスをめぐる評論エッセイです。今年はシベリウスと、同じく北欧の作曲家ニルセン、ともに生誕150周年にあたり、クラシック音楽ファン...
フィンランドの作曲家シベリウスと、江戸時代の学者本居宣長。意外な名前の組み合わせがタイトルのこの本は、長年活躍されている文芸評論家、新保祐司さんのシベリウスをめぐる評論エッセイです。今年はシベリウスと、同じく北欧の作曲家ニルセン、ともに生誕150周年にあたり、クラシック音楽ファンの視線は北欧に向けられているのです。 若い世代にとって、北欧と言えばデザインばかりに目が行きがちかもしれませんが、違った角度から北欧の魅力を知るきっかけにしていただければと思います。著者の新保さんのシベリウス愛が伝わってくる一冊です。 カバーの絵は、東山魁夷がフィンランドを描いた作品です。
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