全日本プロレス「崩壊」の真相 の商品レビュー
元プロレス少年としては、 読んでいて気持ちの良い本では無いけど、 なんか強烈に読みたくなるし、 しくじり先生的にも読んでおく必要はある、 という感じです。
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60頁:血腫ができるのは即頭部,頭頂部が多く…… ・たぶん「側頭部」。 123頁:判決によると,上野被告は…… ・たぶん「成田被告」。 140頁:徳島県の拘置所に勾留されていた亜沙美は…… ・たぶん「眞美」。
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昔はプロレスが大好きだった。 新日も、全日も、大好きだった。 こんな風になってんだなあ。 もともと、こういう業界としても形態としても胡散臭いところがありながらメジャーであったところも面白かったのだが、いろんな意味で小粒になって、こんなことになったんだな。 正直あんまりその辺の...
昔はプロレスが大好きだった。 新日も、全日も、大好きだった。 こんな風になってんだなあ。 もともと、こういう業界としても形態としても胡散臭いところがありながらメジャーであったところも面白かったのだが、いろんな意味で小粒になって、こんなことになったんだな。 正直あんまりその辺の莫迦みたいなところには興味が無いのと、書き手のスキャンダラス感一杯の斜め上からの視点、さらに文章がムッチャ読みづらい(多分所々名前間違ってる)のもあって、しんどい本だった。
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1999年1月、ジャイアント馬場死す。 プロレス界の文字通り巨人にして大黒柱を失った「全日本プロレス」は、「盛者必衰のことわりをあらわす」の言葉通り、あれほど盛況を誇った「明るく、楽しく、激しい」王道プロレスの見る影も無残に瓦解してしまった。 本書は『別冊宝島』で定期的に報じら...
1999年1月、ジャイアント馬場死す。 プロレス界の文字通り巨人にして大黒柱を失った「全日本プロレス」は、「盛者必衰のことわりをあらわす」の言葉通り、あれほど盛況を誇った「明るく、楽しく、激しい」王道プロレスの見る影も無残に瓦解してしまった。 本書は『別冊宝島』で定期的に報じられた現在進行形の「崩壊」の道程を改めて一書にしたものである。あまり「全日本プロレス」の熱心なファンではなかったにもかかわらず自分も何気にこれらの記事のずっとの読者で(笑)、分裂した全日本プロレス系3団体(全日本プロレス、ノア、W-1」のスキャンダラスな裏面を暴く渾身の取材には感心していたものだ。見た目の華やかさとは裏腹に、アングル抜きのカネと権勢と謀略が渦巻くマットの裏側は、社会のあらゆる「悪」をちゃんこ鍋にしたようでもあり、そこには読者にとってはワイドショー感覚の面白さに満ちていた。 プロレス番組を最近はあまり観ていないこともあり(地上波放送でいまもあるのかな?)、いまどのような選手が活躍しているのかもあまり知らないのであるが、思えば、ここ20年くらいの間にプロレス自体の市場が急激に萎んでしまい、もはやプロレスへ魅力を感じる人すら希少な存在になりつつある昨今、この世界で生き残らざるを得ない人々の悲壮さは察するにあまりある状態ではある。目まぐるしく変容する価値観とその多様性を取り込み、そしてまた先取りしてみせる表現力をもったプロレスラーはもはや皆無に等しく、いまだに古式ゆかしい事業モデルにしがみつく姿を見れば、プロレス界に再浮上はあるのか?と暗澹たる気分にもなるが、出口が見えない自虐的な勝負をみんなで戦っているような感じでもあり、もはやかつての観客としてはシニカルな観戦を楽しむ以外にはないのだろうか。かつて輝いた選手がいまだに現役でノスタルジックな醜態を晒すのを見るにつけ、「昔は面白かった」とどうしても感慨せざるを得ないのが現状である。 本業で魅せるよりもスキャンダラスな報道の方が圧倒的に面白くなってしまったプロレス界。次なるスーパースターの到来が待ち遠しい!
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