牛肉の歴史 の商品レビュー
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牛肉と人間は先史時代にまで遡り、密接に関わっていたのは感慨深い! 生肉で提供される料理でタルタルステーキやユッケは知っていたが、カルパッチョもそうだとは、てっきり生魚と新鮮野菜のオードブルだと思っていたのに! 最近は環境問題を考慮すると牛肉生産は良くないと聴くけど、適量摂取することは健康にいいから、楽観視し過ぎるのも良くないけれど、ネガティブに捉えるのも禁物だと思った。
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牛丼をはじめとする牛肉料理が日常にあふれている現代日本。江戸時代までなら考えられなかった光景が広がっている。最も、江戸時代も「滋養強壮の薬」などというもっともらしい理由をつけて食べていた人たちもいた。 牛肉を語るには牛の存在を忘れるわけにはいかないとして牛と人間のかかわ...
牛丼をはじめとする牛肉料理が日常にあふれている現代日本。江戸時代までなら考えられなかった光景が広がっている。最も、江戸時代も「滋養強壮の薬」などというもっともらしい理由をつけて食べていた人たちもいた。 牛肉を語るには牛の存在を忘れるわけにはいかないとして牛と人間のかかわりからこの本を書き始めている。上野の国立科学博物館で開催中の「特別展 世界遺産 ラスコー クロマニョン人が残した洞窟壁画」が開催されている。そんなラスコーには、牛の野生種でもう絶滅してしまったオーロックスの壁画が残されている。牛との関係の深さが見て取れる。 牛肉は不健康だと言われているが、必ずしもそうではない。牛肉自体は、たんぱく質、脂肪、ミネラル、カルニチンと言った必要な栄養素を含んでいる。著者もしているがファストフードのメニューが牛肉に対する評価を下げてしまったと言える。牛からするとモーたくさんということか。
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一部書き記す アメリカ国内で使用される水の半分が牛の飼料とうもろこしの栽培に用いられている。世界全体では穀物の総生産量の内約40%が牛の飼料。又牛肉産業は砂漠化の主な原因の一つ。 何かで牛のゲップが温暖化に寄与なんての読んだなぁ。 人道的屠畜で規定する一方。 ハラールに則り行なうイスラム的に正しい屠畜法をザビーバといい、これには鋭いナイフで牛の喉を速やかに深く切り裂くことも定められている。屠畜を行なう人物は正しい信仰と精神状態を併せ持つイスラム教徒で泣ければならない。 同様にユダヤの習慣でも牛の屠畜はタルムードの教義で許されたしきたりに則り行う。こうして得られた食物をカーシェールという。屠畜(ショーヘートという。)を実行できるのは、特別な訓練を受けた敬虔なユダヤ教徒だけ。ユダヤ法を厳密に守り、大きく鋭いナイフで動物の頚動脈をすばやくかき切る様訓練されている。 犬猿の仲の宗教だが屠畜法はほぼ同じと見た。 ハラールもカーシェルも牛を気絶させてはならず、意識のある状態で屠畜の全過程を行なう必要がある。 はてさて、日本の畜産業者ハラール認証どうする?
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古くから愛されてきた牛肉。 近年大腸がんの原因などとも言われている。 牛を育てるのに世界のとうもろこしの半分が使われ米国内の水も半分使う。
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