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この日本、愛すればこそ の商品レビュー

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2019/09/27

莫邦富 「この日本、愛すればこそ」 日本が経済大国になり バブル期を経て低迷し、中国が経済大国となった経緯の中での 自伝。日本を外から見ることができ、国際関係の難しさが よくわかる。経済力が強くなると 政治や国民は傲慢になるのかもしれない。 この本から得られた 隣国友好の...

莫邦富 「この日本、愛すればこそ」 日本が経済大国になり バブル期を経て低迷し、中国が経済大国となった経緯の中での 自伝。日本を外から見ることができ、国際関係の難しさが よくわかる。経済力が強くなると 政治や国民は傲慢になるのかもしれない。 この本から得られた 隣国友好のポイントは *他国から謙虚に学ぶ→中国にとっても 日本にとっても 課題 *相手を敵と見ることは イコール 相手に敵と見なされること *文学映画など 文化交流の役割は大きい 大平首相もいいこと言う「経済的な利益追求のための友好関係は 砂上の楼閣でしかない。人と人とのつながりを得て真の友好関係が成り立つ」 「勉強は人生への最大の投資〜社会こそ最良の教師である」は名言 1976年 文化大革命10年目(文化大革命の終わり)の頃の著者の回想には 驚いた *クラスメイトにスパイがいる〜いつも盗聴や監視を警戒している〜内心では喝采を送ったものの 沈黙を保つしかなかった *周恩来の死は泣いた〜毛沢東の死は悲しむ気持ちもあるが〜文化大革命と階級闘争に疲れた心がほっとしたところもあった *真実をありのまま伝えない新聞を 活字の裏に隠れている意味を模索しながら読んだ 「上に政策あれば 下に対策あり」 *上層部が 外国文学はダメと言ったら、しばらく棚上げして、外国の美術は大丈夫と理解して 翻訳を進める *中国を再び鎖国的な社会に戻さない 金田一春彦「時間的制限もあって 結局 みなさんにお見せしたのは 日本の顔に当たるところでした。日本をよく知るには 日本のお尻、つまり 人様に見せたくないところもきちんと見て 初めて 本当の知日派になります」

Posted byブクログ

2015/01/28

日本語を学習して習得したとは思えないほど流ちょうな日本語でした。 日本人を思い、母国中国を思う気持ちは十分伝わりました。 これからも、偏見だけで中国を評価しないようにしましょう。

Posted byブクログ