図書館員のためのPR実践講座 の商品レビュー
他業種から中途で図書館で働き始めた私。 PRとマーケティング。 これだよ!今いる公共図書館に足りない視点!とスッキリした。
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PRとは何か、というところから始まって、図書館の広報について総論的に解説されてる。図書館員が陥ってる、あるいは陥入りそうな失敗や尻込みが書かれていて、わかりやすい。けど、じゃあ実際どうしたら?というところはあまり書かれてなくて、もう一押し欲しいところ。広報が大切なのはわかっていて...
PRとは何か、というところから始まって、図書館の広報について総論的に解説されてる。図書館員が陥ってる、あるいは陥入りそうな失敗や尻込みが書かれていて、わかりやすい。けど、じゃあ実際どうしたら?というところはあまり書かれてなくて、もう一押し欲しいところ。広報が大切なのはわかっていて、すでに実践もしてるんだけど、イマイチ成果があがらない、とか、もっとすごいこと仕掛けたい、という段階にある図書館の場合は物足りないかもしれません。この本をきっかけにして、もう一度参考文献を読み直すと、何かヒントが得られるのかも知れない。
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これまで図書館界であまり取り上げられることのなかった図書館の広報というテーマに焦点を当てた入門書。 これまでの図書館界の現状、今後求められる図書館員の専門性についての言及からはじまり、広報紙、ポスター、サインなどの印刷メディア、ホームページなどでの図書館のPRの実践方法にふれて...
これまで図書館界であまり取り上げられることのなかった図書館の広報というテーマに焦点を当てた入門書。 これまでの図書館界の現状、今後求められる図書館員の専門性についての言及からはじまり、広報紙、ポスター、サインなどの印刷メディア、ホームページなどでの図書館のPRの実践方法にふれていく。取り扱うテーマが細かく分かれていながらもエッセンスをきっちりと押さえてあり、先進的なサービスを展開している図書館の事例を写真入りで紹介している。図書館の事例は、公共・大学・学校とあらゆる館種を取り上げている。神奈川県立川崎図書館の事例は、専門図書館の職員の方も参考になるのではと思う。 元になった資料にたどり着けるよう、引用・参考文献が章ごとに記載されているのも良い。 印象的だったのは、今後求められる広報とは、行政側の政治的判断に影響力を持つために、利用者・支援者・後援者などの結束を強化するための組織的な取り組みこそ必要、というのには、「なるほど!」と思い、目から鱗! また、本書は、親しみやすいイラストや豊富に写真を取り入れていて、図書館情報学系の教科書類とは一味違った装丁になっている。ページも少なめ。図書館の広報をテーマに取り扱っただけあって、テーマを意識した内容構成にしたのかなと、個人的に感じた。 仁上先生のご講演をまだ拝聴したことがないので、機会があったら拝聴したい。 あとがきにもふれていたが、本書PR編が好評だったら、ブランディング編、パスファインダー編と続編として刊行予定とのこと。ぜひ、がっつり拝読したい!
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図書館界で従来きちんと取り上げられてこなかった、また多くの図書館員が苦手とする傾向のある広報の分野について書き下ろした本。図書館や図書館員を取り巻く厳しい状況を打破していくための一つの道を示している。
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