朝鮮戦争(下) の商品レビュー
アメリカ・韓国側の動きは、何かと聞いたことはあるんですが、北朝鮮・中国・ソ連側の話はあまり知りませんでした。もっとも、この作品は小説なので、どこまで事実の即したものかは定かではありませんが、なかなか興味深い話ですね。 それと、一番最後に、内灘の試射場の話があったのですが、驚きま...
アメリカ・韓国側の動きは、何かと聞いたことはあるんですが、北朝鮮・中国・ソ連側の話はあまり知りませんでした。もっとも、この作品は小説なので、どこまで事実の即したものかは定かではありませんが、なかなか興味深い話ですね。 それと、一番最後に、内灘の試射場の話があったのですが、驚きましたね。話的には、後の時代の成田闘争を思わせられました。
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半島全土を血で染めながらも、両陣営とも誤算の連続で混迷の度合を深めた朝鮮戦争。米中の初激突、ソ連極秘参戦と熾烈な攻防が続くなか、日本は再軍備を迫られ、さらには民間人が戦渦に巻き込まれるーー。戦闘の実相のみならず、現代にも及ぶ複雑な世界のありようを真に理解しうる傑作戦記。〈文庫書下...
半島全土を血で染めながらも、両陣営とも誤算の連続で混迷の度合を深めた朝鮮戦争。米中の初激突、ソ連極秘参戦と熾烈な攻防が続くなか、日本は再軍備を迫られ、さらには民間人が戦渦に巻き込まれるーー。戦闘の実相のみならず、現代にも及ぶ複雑な世界のありようを真に理解しうる傑作戦記。〈文庫書下ろし〉
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いわゆる戦記物だと軍隊同士の戦闘がメインの話になるが、本書はそれ以外の部分にも多くのページがさかれており、朝鮮戦争を多元的に捉えている。 ひとつの戦争が関係各国にどのような悲惨な状態を生じさせるのか、戦争をやりたがっている人こそ、本書を読んでよく考えて欲しい。 多角的に歴史を知る...
いわゆる戦記物だと軍隊同士の戦闘がメインの話になるが、本書はそれ以外の部分にも多くのページがさかれており、朝鮮戦争を多元的に捉えている。 ひとつの戦争が関係各国にどのような悲惨な状態を生じさせるのか、戦争をやりたがっている人こそ、本書を読んでよく考えて欲しい。 多角的に歴史を知ることこそが、先人と同じ轍を踏まない方法なのだから。
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