1,800円以上の注文で送料無料

教団X の商品レビュー

3.2

334件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    122

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    18

レビューを投稿

2024/05/15

世間に公表される情報は氷山の一角。水面下で様々な人間の欲望が絡みあい事態は動くことに悲しみを覚えました。ただそんな時代の流れにほんろうされながらも「精一杯生きて自分の物語をつくることはとても素晴らしい」に共感しました。

Posted byブクログ

2024/02/13

読書の秋がやってきましたw ってな事で中村文則の『教団X』 まあ、長かった…(笑) 只、只、長かった…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡読むタイミングが良くなかったのか、集中して読めなかったんで内容もあやふや…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡前半は原子だブッタだ涅槃だ宇宙だと正直疲れた(o´Д`)⁡ ⁡⁡ ...

読書の秋がやってきましたw ってな事で中村文則の『教団X』 まあ、長かった…(笑) 只、只、長かった…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡読むタイミングが良くなかったのか、集中して読めなかったんで内容もあやふや…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡前半は原子だブッタだ涅槃だ宇宙だと正直疲れた(o´Д`)⁡ ⁡⁡ ⁡ 新興宗教の作り方と言うか、人の心の拠り所に刳り込み従えていき、反抗勢力には自分達の都合で有り得ないやり方で反撃する…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡すべてじゃないけど、宗教よりテロリストに成り代わる集団になるのは教祖が、現存してる場合が多い様な…。 ⁡ ⁡⁡ ⁡終わりは急に爽やかな終わり方で、何だかって感じでしたがw もう少し落ち着いて読めれたら面白かったのかな。 2015年55冊目

Posted byブクログ

2024/02/01

謎のカルト教団、その中で行われる性交、そして革命の行方は。 567頁という分厚さだが、主張が声高に叫ばれているだけで今ひとつ「何がしたかったのか?」が伝わってこない。 悪くはないし、情報量は濃いのだが、よく分からない作品だった。

Posted byブクログ

2024/01/23

【いちぶん】  「僕は、もう嫌になったから。こんなどうでもいい自分も、人生も、嫌になったから」 「うん」 彼女が楢崎の頭を腕で抱く。楢崎はもう我慢することができない。 「僕は、自分の人生を侮蔑するためにここに来ました。……みなざ眉をひそめる、わけのわからない団体に入ることで。自分...

【いちぶん】  「僕は、もう嫌になったから。こんなどうでもいい自分も、人生も、嫌になったから」 「うん」 彼女が楢崎の頭を腕で抱く。楢崎はもう我慢することができない。 「僕は、自分の人生を侮蔑するためにここに来ました。……みなざ眉をひそめる、わけのわからない団体に入ることで。自分の人生と、綺麗ごとを語る偉そうな連中を全部侮蔑するために……」 (p.110)

Posted byブクログ

2024/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宗教と素粒子学を語る部分が勉強になるような。 小説としてはそれほど引き込まれるのではないが、この語りの部分。追加すると日本人とは?という問いかけ。 面白かった。

Posted byブクログ

2024/01/29

作者の主張が渋滞を起こし、物語の印象を散漫でボヤけたものにしている。 各人物の行動原理が俗的なもので いくら神秘さや崇高さを纏わせようとしても なかなか引き込まれない。 脳に関する考察は楽しめたのだが。。

Posted byブクログ

2023/04/15

結局は教団て何だったんだろう 初めの新興宗教のグループから分派した過激な教団の話までの説明が難解で判りにくかったが、中盤からのテロの開始に伴い明らかになっていく、アフリカのテロ組織や教祖のイカれ具合などエンターテイメントも備えていた

Posted byブクログ

2022/09/20

教団に飲み込まれていく人達を、主人公の若干客観的な視点から見ることができ、終始不気味さと不穏な空気を感じました。 性描写にしろ犯罪描写にしろ、なかなか刺激が強く、教団の異質さを際立たせていました。

Posted byブクログ

2022/09/17

著者の作品を読むのは久しぶりで『掏摸』『去年の冬、きみと別れ』に続いて三作目だけれど、毎日新聞連載の「つぶやき」を読んでいるのでそのつもりで読み始めたら(当たり前だけど)全然テイストが違う。信仰の禍々しさ、嫌悪感で眩暈がしそうな描写に辟易しながらもページをめくる手が止まらない。 ...

著者の作品を読むのは久しぶりで『掏摸』『去年の冬、きみと別れ』に続いて三作目だけれど、毎日新聞連載の「つぶやき」を読んでいるのでそのつもりで読み始めたら(当たり前だけど)全然テイストが違う。信仰の禍々しさ、嫌悪感で眩暈がしそうな描写に辟易しながらもページをめくる手が止まらない。 本書が「すばる」に連載されていた時期(第一部2012年5月〜2013年6月、第二部2013年8月〜2014年9月)を考えると、今年7月に亡くなった安倍氏が自民党総裁として返り咲く直前から政権奪還して最高にイケイケの時にカルトと政治の関係をこの視点で描いていたことにも驚く。 読み終えてもため息しか出ないが、2014年にノワール小説の分野に貢献した作家に贈られる米文学賞「デイビッド・グーディス賞」を受賞したのも納得。

Posted byブクログ

2022/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・「数年前にやたら流行った小説」という知識のみ。著者の他作品は未読 ・装丁と「圧倒される」という評判で、なぜかSF寄りを想像していたが、かなり現実の話だった。何と混同していたのか?2022に読んだから「現実」と感じているのかもしれない。2014年はまだ、戦争も、凶弾も、流行病と洗脳も、身近ではなかったはずなので。 ・もっと理解不能で圧倒されるかと思っていたが、理路整然というか説得の姿勢を感じた。残念ながら8年後も世界は良くならないし、貧富の差も広がってしまいました。 ・男と女と(美しい)レズビアンしか出てこない。これも2022年に読むから強く感じるのか? ・あとがきにあった「全体と個々を両方書こうとした」は、読みながら感じたので十分成功であった。自分も生活の中でそのカメラの切り替えをやるので、馴染みがあり読みやすかった

Posted byブクログ