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よくわかるエネルギー・環境問題の実験教室 の商品レビュー

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2015/02/01

 エネルギー問題、環境教育の現状、そしてモデル実験の3部構成。モデル実験では「火力発電・排気ガス測定」「地球温暖化の仕組み」「酸性雨」の3つが紹介されている。いずれも大規模とまではいかないものの発電機やpHメータ、メタンガスなどが必要で手軽に実験するという訳にはいかないが、思って...

 エネルギー問題、環境教育の現状、そしてモデル実験の3部構成。モデル実験では「火力発電・排気ガス測定」「地球温暖化の仕組み」「酸性雨」の3つが紹介されている。いずれも大規模とまではいかないものの発電機やpHメータ、メタンガスなどが必要で手軽に実験するという訳にはいかないが、思っていたよりも簡単な仕組みで実験できるようになっている。本書が想定している学校の授業や市民講座などでは問題なく実施できるだろう。  環境教育の現状は、やはり、教師側の質の問題で十分ではないという課題がある。教育課程をみても教科をまたがっており総合的な教育が難しいのが現状のようだ。これからのことを考えると環境問題はより身近なものになってくる事は間違いなく、環境教育はより重要なものになってくると思う。ここはやはり「環境」という教科を用意するぐらいの事はしないと総合的、体系的な環境教育は難しいのではないかと思う。

Posted byブクログ