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キミの名前 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2018/10/16

箱庭旅団シリーズ第3弾 完成された短い世界を覗き見してる気分 時々、連作もあって楽しい 個人的に緋桜シュシュの話が好き

Posted byブクログ

2016/10/19

短編小説が少しづつ繋がったところもあり読みやすい。一編が短いく、それぞれ違う感じに書かれているのも読みやすい要因だと思った。

Posted byブクログ

2015/08/03

「キミが知らないだけで、この世界には、いろいろな秘密があるんだよ」過去でも未来でも、現実の世界でも夢の世界でも、自由自在に出入りができる旅行者(トラベラー)である少年。白馬を道連れに、“傍観者"として覗いた世界をそれぞれ「箱庭」に見立てた、14のショート・ストーリー。 ...

「キミが知らないだけで、この世界には、いろいろな秘密があるんだよ」過去でも未来でも、現実の世界でも夢の世界でも、自由自在に出入りができる旅行者(トラベラー)である少年。白馬を道連れに、“傍観者"として覗いた世界をそれぞれ「箱庭」に見立てた、14のショート・ストーリー。 飼い猫の正体は“惑星調査員"(「マミオ、地球を去る」)、無職の兄と遭遇した時間の“ずれ"(「俺と兄貴が火曜日に」)、伯母にしか見えない小さな鬼(「鬼が来る正月」)、カバンの中に住む“なにか"(「シュシュと空きカバンの住人」)、 キリストと同じ誕生日の女(「クリスマスの呪い」)、“あの世"に行く前にかけた魔法(「跨線橋の秋」)、人間だけが知らない世界の原理(「バルル原理」)、ナブラ族の勇士と結婚した孫娘(「サトミを泣かせるな」)、夢の世界を自由に行き来できる男(「夢見王子」)、“天国に繋がった海"で出会った少年(「さよなら、旅行者」)などなど。

Posted byブクログ

2015/08/03

箱庭旅団の続きのお話し。全3作?ときいたけど2作しか読んでないです。ふんわりほんわかあったかいお話でとてもよかったです。

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2015/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ネタバレ】「箱庭旅団」シリーズ第3弾連作短編14編。朱川ワールドの代表作とも呼べるこのシリーズですが、なんとなくお終いっぽい雰囲気の作品で締められてるって事は、やっぱそういう事なんでしょうか。だとしたら、ちょっと哀しい。

Posted byブクログ

2015/04/04

飼い猫の正体は“惑星調査員”、無職の兄と遭遇した時間の“ずれ”、伯母にしか見えない小さな鬼、カバンの中に住む“なにか”…。切なくて心温まる連作短篇集。 心温まるかどうかはわからないが、切なさは感じる連作短編集。朱川湊人のストーリーテラーぶりは相変わらずで読んでいて楽しい短編集な...

飼い猫の正体は“惑星調査員”、無職の兄と遭遇した時間の“ずれ”、伯母にしか見えない小さな鬼、カバンの中に住む“なにか”…。切なくて心温まる連作短篇集。 心温まるかどうかはわからないが、切なさは感じる連作短編集。朱川湊人のストーリーテラーぶりは相変わらずで読んでいて楽しい短編集なのだけど、なぜか本作は印象が薄かった。夢のせいか、掌編同士の結びつきがあまり強くないせいだろうか。 (B)

Posted byブクログ

2015/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★2015年3月1日読了『キミの名前 箱庭旅団』朱川湊人著 評価B-B+ いつもの朱川ワールドが展開。短編をいくつも繋ぎながら、伏線の回収に入り、物語は終了。箱庭旅団と副題がついているが、まさにその感じ。要は、夢の世界なんですね。いつもはもう少し丁寧に物語られて、ちょっと不気味な、でも懐かしい世界が広がるのですが、短編がそれぞれちょっと短いからなのか?深みが感じられないところが少々残念。 しかし、中の1編 クリスマスの呪いは、設定に私の誕生日と同じ1月7日生まれの人物が出てきて、その悲しい正月後の誕生日を語る所には、膝を叩いて笑ってしまいました。もしかして、朱川氏も同じ日?ちなみに白州正子さんが1月7日誕生日とあり、光栄と思いましたね。さらには、物語中で生まれてきた子も親と同じ誕生日とありましたが、我が家もそう。次男が私と同じ1月7日生まれで、悲劇?(笑)はしばらく続くのです。 さて、以下は備忘メモ マミオ、地球を去る  異星人がネコになって地球に調査に来るも期間満了で帰任するときのお話。 シュシュと空きカバンの住人 作家志望のアラサー女性がなじみのリサイクルショップで買ったカバンには、思わぬものが取り憑いていた。 俺と兄貴が火曜日に ある日突然時間地震が起きて、一日前に時間が戻ってしまう。そして、それを利用して、ある人を助けることになる。 跨線橋の秋 寿命のきた老婦人が死ぬ前に与えられた最後の自由時間。若返って住み慣れた街にお別れするため、歩くと、、 クリスマスの呪い ある女性の誕生日は、クリスマス。そのおかげでいつもとってつけたような誕生日の祝い。かく言う自分は1月7日の七草がゆの日の生まれ。これもしっかりと祝ってもらえない不運な誕生日。しかし、それらを発想の転換で楽しめるようになるのだが、、、彼女の子もまた12月25日に誕生。。。 鬼が来る正月 精神病のおばさんが、病院から年に1回だけ許されて、自分のうちに来るのが正月。おかげで子どもの頃は、正月は苦痛だった。しかし、それは、自分たちを守るための彼女なりの戦いだった。そして、今、自分の子どもがおばさんの症状と同じ、見えるものも同じらしい。それは、新たな家族を守るための戦い?! よいち異聞 源平合戦時の弓の名手の那須与一の当時の思いと迷い さよなら、旅行者(トラベラー) 海と水平線の境目がなくなる時に現れるトラベラー、彼は時空、場所を超えてどこへでも行ける漂泊者。たびたび会話をする中で、彼の体験を聞くうちに惹かれるが、ともに旅立つことは踏み切れない。夢を叶えて看護士となった彼女は病人の少女を助けるために、してはならないお願いを彼に頼み、それをきっかけに永遠に彼には会うことが出来なくなってしまう。 シュシュ、途方に暮れちゃって アラサー作家でOLのシュシュは不思議なカバンとそこにすむ住人(要するに幽霊)と勝手に出歩かないと約束を交わして、共同生活を始めるのだが、、、、 バルル原理 人を含め、動物の命は輪廻を繰り返して転成を重ねているというバルル原理に支配されているが、それを動物で知らないのは人間だけ。それを彼らに教えるべきかどうかで、動物代表者たちは議論をするが、 サトミを泣かせるな 孫娘がアフリカから帰り、黒人の好青年を日本の田舎町に連れて帰ってくるのだが、かれは部族の名医。それゆえに、妻であるサトミを悲しませないつもりで、予想だにしないことを祖父とその飼い犬にしてしまう。 夢見王子 夢を見るだけでなく、それをコントロールできるようになったM氏。その彼がよく夢の中で遊ぶ街でふと出会う夢見王子。しかし、その正体は、掘の中のとらわれの人出会った。それ故に、M氏は、20数年前から夢の世界で遊ぶのを辞めた。 ボブ論争 何でも身の回りの動物をボブと呼ぶ父、それに反発するアラサーの独身娘。ある日心臓を痛め、意識不明の重体となる父。幸いにして復帰するも、人が変わったように、周りの動物を正確に呼び始める。それに思わぬ違和感を娘抱き、元の通りボブと動物を呼んで欲しいと頼むと父は。。。。 キミの名前~エピローグ これらの短編は、トラベラーが見守ってきた物語。その話もようやく終わりに近づく。

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2015/02/28

箱庭旅団シリーズ。奇妙だったり、ほんわかしたり、不気味だったりする幻想的な短編集。 お気に入りは「サトミを泣かせるな」。ほのぼのした物語のように思えて、意外なオチにはぞくりとさせられます。 前作で登場した緋桜シュシュが再登場するのも楽しいなあ。

Posted byブクログ

2015/02/07

シリーズ3作の中で1番好きかも。 ほのぼの系が多いし。 ボブの話は、笑った~。パパ~(笑) シュシュさんの話もなんだか好き。 1作目の猫ちゃんの話もほんわかした 気持ちになれるし。 だから、朱川さん、好きなのだわ。

Posted byブクログ

2015/01/27

ちょっと不思議で、ほのぼのな短編連作。それでいて愉快なとこもあり。 最初の猫が地球を去っていく話から一気に引き込まれました。 ワクワクする感じです。 旅行者が登場したあたりで、この話前に読んだ続き?と思いながら、ラストで一気につながりました。 とってもおもしろかったです。 前...

ちょっと不思議で、ほのぼのな短編連作。それでいて愉快なとこもあり。 最初の猫が地球を去っていく話から一気に引き込まれました。 ワクワクする感じです。 旅行者が登場したあたりで、この話前に読んだ続き?と思いながら、ラストで一気につながりました。 とってもおもしろかったです。 前作の「箱庭旅団」からもう一回読みたい。 生物(人間含む)、あの時代、今この世界・・・・本当に愛おしく大切にしたい、楽しみたいって感じます。 私はやっぱり好きみたいです。朱川湊人さんの作風。

Posted byブクログ