ぬけまいる の商品レビュー
三十路がらみの幼馴染“猪、鹿、蝶”の女三人が、それぞれの屈託を抱えて何の準備もなく突如としてお伊勢参りに出る珍道中。カラッとしていて女の友情もいいものだな。江戸に戻ってからの、お以乃とお志花のその後は何となく察しがつきますが、お蝶はどうなんだろ?三人が江戸を出た後の、それぞれの家...
三十路がらみの幼馴染“猪、鹿、蝶”の女三人が、それぞれの屈託を抱えて何の準備もなく突如としてお伊勢参りに出る珍道中。カラッとしていて女の友情もいいものだな。江戸に戻ってからの、お以乃とお志花のその後は何となく察しがつきますが、お蝶はどうなんだろ?三人が江戸を出た後の、それぞれの家の様子が気になります。面白かった。
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時代小説には(普通の小説もかもしれないけれど)三人組の主人公という設定が多く、大抵の場合、知性派、武闘派、癒し系の組み合わせです。 この話も主人公が女性達というのは珍しいですが、武闘派のお以乃、知性派のお志花、癒し系のお蝶という役割。やはり安定感があるのでしょうね。 ただ、お蝶の...
時代小説には(普通の小説もかもしれないけれど)三人組の主人公という設定が多く、大抵の場合、知性派、武闘派、癒し系の組み合わせです。 この話も主人公が女性達というのは珍しいですが、武闘派のお以乃、知性派のお志花、癒し系のお蝶という役割。やはり安定感があるのでしょうね。 ただ、お蝶のキャラが、完全に癒し系という訳では無く、むしろ愚痴系というか、わがまま系というか。。。グズグズしていてどうも好きになれず一旦投げ出しかけました。 ただ、行く先々の宿場町のトラブルを3人で解決し始め、人情話になっていく頃から面白くなってきました。最後に次郎長が出てきたのはどうかと思いますが。 軽い時代物の活劇です。
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お以乃、お志花、お蝶3人が 最初は欠点ばかり目につき、バラバラ状態なのに 欠点は美点、短所は長所、3人集まればなんとか 痛快で、やさしくて、楽しく、あたたかい 伊勢へのお参りの道すがらを一緒に旅した気分 とっても面白かった~
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