予防接種と感染症の知識 改訂新版 の商品レビュー
致死率の高い感染症が蔓延る昨今、海外渡航時や外国人と接する可能性の高い職業の方に是非目を通していただきたい一冊。 内容は書籍名そのものであるが、多数の資料に裏付けられたデータには目を見張る。 感染症については、病原体・媒介動・潜伏期・症状・流行状況・治療・予防が載っている。感染経...
致死率の高い感染症が蔓延る昨今、海外渡航時や外国人と接する可能性の高い職業の方に是非目を通していただきたい一冊。 内容は書籍名そのものであるが、多数の資料に裏付けられたデータには目を見張る。 感染症については、病原体・媒介動・潜伏期・症状・流行状況・治療・予防が載っている。感染経路別や症状別なども書かれており、帰国後の発症が風邪なのか感染症なのか切り分けに役立つだろう。 症例も多数掲載されているが、医者による最初の診断が的外れであった事例の多さから、正しい診断をされず原因不明の死を迎えた方が多かったことを推測してしまう。 また他国での予防接種状況、日本国内における低年齢での予防接種の効果持続性なども書かれている。 旅行会社や個人ブログの注意事項を信じているだけでは身は守れない。生死に関わる知識は自ら掴んで学ぶべきものだろう。
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