むしのほん の商品レビュー
真っ白な背景にカラフルな虫たち。 ゴーリーの作品には珍しく、話もわりと一般的な絵本のよう。 スイミーみたいな、力を合わせて悪を倒す系とも読めるし、多様性賛美に逆行した異質なものイジメとも読める。
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It was not a success. うまくいきませんでした。 1959年刊行。5冊目の絵本。 シンプル。勧善懲悪とも見えるし、多数と一匹の関係性ゆえ、どうしても暗い想像もしてしまう。二元論的ではない居心地の悪さは当時からのものだったのだと再確認。
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一見可愛らしい虫たちの本って感じなのだが、自分たちとは異質な虫(どうにも仲良くなれない)を殺してめでたしめでたし。 本当にめでたしでよいのか悪いのか…。
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みんな大好きエドワード・ゴーリー 「くろいむし」の運命やいかに? 会期末ぎりぎり間に合ったエドワード・ゴーリー展@松濤美術館も楽しかった!
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今の時代とはマッチしない内容だけど、 現実的だなぁと思って考えさせられる。 黒い虫のような人が排除されないために どうしたらいいんだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バイリンガル絵本。 親戚同士の青い虫、赤い虫、黄色い虫が、仲良く楽しく過ごしていました。 そこに、社交生活を無茶苦茶にする黒い大きな虫がやってきました。 ハッピーエンドが苦く感じるのは、ゴーリーだからかとも思ったが、後書きを読むとそう感じる読者は私だけではないみたい。 黒い虫に対してそこまで?というのと、平和で優しく見えた虫たちの「手紙」に狂気を感じた。
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エドワードゴーリーのいつも白黒のタッチとは違い、カラフルなのが新鮮だった。可愛い虫の話で、みんなで嫌なヤツをやっつけるのが面白い。クリスマスプレゼントとして限定販売されてたと言うのがなんともゴーリーっぽい。当時は差別的だと非難されたと言うが、ゴーリーを知らない人たちが言ってたんだ...
エドワードゴーリーのいつも白黒のタッチとは違い、カラフルなのが新鮮だった。可愛い虫の話で、みんなで嫌なヤツをやっつけるのが面白い。クリスマスプレゼントとして限定販売されてたと言うのがなんともゴーリーっぽい。当時は差別的だと非難されたと言うが、ゴーリーを知らない人たちが言ってたんだろうなと思う。
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珍しくカラーってこともあり、ゴーリーらしさが乏しい一冊。珍しい部類に入るのかな。それこそが狙いなのかもしれないけど、物語の焦点も、何だかぼやーっとしている感じ。異色作だけど評価できる、という向きはあるかもしれないけど、個人的にはいまひとつ。
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