東京ブラックアウト の商品レビュー
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現役官僚による、原発問題告発本。 官僚組織が事細かく描かれているが 終始そこかれ抜けきれず。 テロの要因や事件性には一切触れず。 そういった主旨ではないのだろう。
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『原発ホワイトアウト』に続く2作目。しばらく本棚で眠っていた。原発が続々と再稼働している。次世代に残す負債は計り知れない!
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20170730 それでも原発は再稼働して行く。 原発マネーという麻薬中毒に侵された電力会社、政治家、官僚達によって。 放射性廃棄物処理を未来の国民に押し付けて。 人の命よりも、何よりも金儲けが優先されるこの国で。
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前作(原発ホワイトアウト)よりも小説らしく(上から目線でごめんなさい)なっている。 偶然か?某大臣のスキャンダルが作品にも登場していました。 それにしても、この作品に出てくるような人ばかりが、日本を操っているのだとしたら、恐ろしい。そうではないことを願う。
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原発ホワイトアウトの続編というか第2弾。 アベ首相からあらゆる実在人物が似たような名前で書かれており、頭の中で実在の人物に当てはめながら読んだ。 ある原発が大雪の大晦日、原発からの送電線を爆破されメルトダウンしていく過程と、それを取り巻く原発ムラの構造と政治家たちの汚い繋がりを現職の官僚が書いたと言うことでリアリティがあり、その中から現実が見えてくる。 原発ムラの組織力やその根底にある大きな力は簡単には崩せないだろうという結論だが、小説の結論に負けない現実を作り上げたいなと読み終えて思いました。
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『原発ホワイトアウト』に同じく、官僚の内情を晒し、「電力モンスター・システム」と称して電力会社が青天井の利益を得て政官財にばらまく描写は愉快だ。ところが、またもやテロリスト(朝鮮族の工作員って表現には笑える)があっさりと原発を破壊して、そこからハチャメチャに展開していく。とりわけ此度はテロが早々に起きるのだ。事故原因の究明が一切なされずってのも酷い。最後は敢えて物語を破綻させているのかな。官僚である著者の逃げなのか、単に作家としてできが悪いのか。いずれにしても、今回は日本国民を余すことなく愚弄してみせた。
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苦言というか、突っ込みどころはたくさんあるのですが、小説のおもしろさは、そういう教科書的フォーマットにのっとるだけではないと感じました。ところで、カバー写真ですがちっとも、ブラックアウトしていないような。
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現役官僚が原発をめぐる政官業の癒着・陰謀、また原発の危険性を告発した小説『原発ホワイトアウト』の続編。フクシマ以上の原発事故が起きた場合の首都圏の混乱、また、仮にそうなった場合でもしぶとく生き残る「電力モンスターシステム」が焦点となっている。 本作で描かれたような原発をめぐる政官...
現役官僚が原発をめぐる政官業の癒着・陰謀、また原発の危険性を告発した小説『原発ホワイトアウト』の続編。フクシマ以上の原発事故が起きた場合の首都圏の混乱、また、仮にそうなった場合でもしぶとく生き残る「電力モンスターシステム」が焦点となっている。 本作で描かれたような原発をめぐる政官業の癒着構造がほんとにあるのだとしたら、怖ろしく、許しがたいと感じた。また、フクシマ以上の原発事故が起きた場合の、避難計画の不備などの問題点もよくわかった。自治体職員への対応、内閣法制局とのやり取りなど、インサイダーの官僚ならではの描写も興味深かった。 ただ、展開がちょっとご都合主義な気がした。ここまでの大事故を経ても、「電力モンスターシステム」が生き残るなんてことがあるだろうか、こんなに簡単に京都への遷都が実現するのだろうか、関東から大挙して住民が移住した場合、関西のキャパシティは大丈夫なのかといった疑問がいろいろ湧いてきた。 また、小説の肝ではあるが、天皇陛下を持ち出してきたのは、いかがなものかという気がした。
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帯文:”現役キャリア官僚のリアル告発ノベル” ”「原発ホワイトアウト」を凌ぐディテールと迫力!” 目次:プロローグ、第1章 避難計画の罠、第2章 洗脳作業、第3章 電力迎賓館、第4章 発送電分離の闇、第5章 天皇と首相夫人と原発と、第6章 再稼働に隠された裏取引、第7章 メルト...
帯文:”現役キャリア官僚のリアル告発ノベル” ”「原発ホワイトアウト」を凌ぐディテールと迫力!” 目次:プロローグ、第1章 避難計画の罠、第2章 洗脳作業、第3章 電力迎賓館、第4章 発送電分離の闇、第5章 天皇と首相夫人と原発と、第6章 再稼働に隠された裏取引、第7章 メルトダウン再び、第8章 50人の決死隊、第9章 黒い雪、第10章 政治家と官僚のエクソダス、…他
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