高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス の商品レビュー
高齢者診療について、身体診察でどこまで切り込めるかというタイトルどおりの本。 高齢者診療での身体所見は、若年よりも取りにくい。その中であえて高齢者に絞っていること、そして病歴よりも身体診察のみに絞っていることがすごくチャレンジング! よくある病態を、高齢者の頻度の円グラフが各項に...
高齢者診療について、身体診察でどこまで切り込めるかというタイトルどおりの本。 高齢者診療での身体所見は、若年よりも取りにくい。その中であえて高齢者に絞っていること、そして病歴よりも身体診察のみに絞っていることがすごくチャレンジング! よくある病態を、高齢者の頻度の円グラフが各項につけられているのも秀逸。 個人的には、尿路感染の時によく介護スタッフから「尿臭が・・・」と言われるが、それは関係ないというところが勉強になった。 それとよくみるパーキンソニズム。パーキンソニズムの見分け方、パーキンソニズムを起こす疾患の中でどの症状が多いかなど知らなかったことも満載。 在宅や診療所のプライマリケア医にとっては、この本は買いだと思います。
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高齢者診療における、発熱の原因別頻度や尿路感染症のLR+が高い病歴・所見などを内科診断リファレンスと同じ著者が同じクオリティでまとめてくれています。高齢者の診察がルーチンにならなくなる一冊!(S.Y.)
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