妻という名のナニー の商品レビュー

マリーン・ラブレース(著者),杉本ユミ(訳者)

2015/03/13

2001年にRITA賞を受賞している作家さんで、シルエットラブストリームでSFも混じった”オメガシリーズ”などがるのだが、やはりディザイアのページ数では物足りない。
サスペンス要素も混じり、なおかつ観光旅行のガイドまで…結局、いろいろ詰まっているので、ラブの印象が薄い。
物語の中で、世話焼きで賑やかな彼の母や弟アレックスの存在感がとても大きいのだが、もしかして前にアレックス編があるのかと思ったのだが…邦訳はなさそう。
いろいろと中途半端で、残念。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4325.html

2014/12/15

グレースは大企業のCFOブレイクの屋敷で赤ん坊の世話をしている。
実はその赤ん坊は、従姉の忘れ形見。
ブレイクと従姉は短い間恋人同士だった。
わけあってグレースは親族と名乗れずにナニーをつとめていたが、
二人の関係を彼に知られてしまい、嘘をついていたことを問い質される。
けれど、言えなかった。言えば彼を危険に晒すことになるから。
グレースは悩んだ末、赤ん坊を慈しんで育ててほしいとだけ言い残し、
悲しみに張り裂けそうな胸の内を隠して屋敷を去った。
2週間後、彼女の家にブレイクが現れた。まさか赤ちゃんの身に……？
「今日は君に提案があって来た」続く彼の言葉にグレースは絶句した。
私をナニーではなく“妻”として屋敷に迎えたいですって？