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大作曲家の生涯 (中) の商品レビュー

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2024/04/05

・参考図書指定科目:「西洋音楽史」 <OPAC> https://opac.jp.net/Opac/NZ07RHV2FVFkRq0-73eaBwfieml/jE3OpK9SyvVv_d_kLexlx19aiYj/description.html

Posted byブクログ

2022/06/23

アメリカの著名な音楽評論家、ハロルド・ショーンバーグによる大書の翻訳版。翻訳版は上・中・下の全三巻に分かれている。中巻には、「ロッシーニ、ドニゼッティ、ベルリーニ」から「フランクからフォーレ」まで、全12章の作曲家論が収録されている。 中巻では、ヴェルディ、ワーグナー、ブラーム...

アメリカの著名な音楽評論家、ハロルド・ショーンバーグによる大書の翻訳版。翻訳版は上・中・下の全三巻に分かれている。中巻には、「ロッシーニ、ドニゼッティ、ベルリーニ」から「フランクからフォーレ」まで、全12章の作曲家論が収録されている。 中巻では、ヴェルディ、ワーグナー、ブラームス、ヴォルフ、チャイコフスキーには、1人1章が割り当てられているが、時代の流れや、流派の中でまとめ紹介した方が、把握しやすい作曲家たちは、(例えば、スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、グリーグ、シベリウスたちは、「ヨーロッパ国民学派」として1章にまとめてある) 数人まとめて1章で扱っている。 著者が、1人に1章を与えられた作曲家は、音楽界に及ぼした与えた影響力が大きいと言え、一人ひとりに均等にページを割り当てるよりも、西洋音楽史の勢力図をイメージしやすくなるだろう。 原著は1970年発行と古い本であるが、根本的な評価はさほど変わっておらず、半世紀経った今でも、十分に役立つ内容で、これから読む価値は十分にある。

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