日本の大和言葉を美しく話す の商品レビュー
ものすごく売れているということで確認。使ってみたいと思うものもあり、折に触れて見返したい本。 ・お買い被りを ・お戯れはもうそれぐらいで ・ようこそお運びくださいました ・お心置きなくお召し上がりください ・むべなるかな 手紙で ・お心にかけていただく ・くれぐれも御身おいたわり...
ものすごく売れているということで確認。使ってみたいと思うものもあり、折に触れて見返したい本。 ・お買い被りを ・お戯れはもうそれぐらいで ・ようこそお運びくださいました ・お心置きなくお召し上がりください ・むべなるかな 手紙で ・お心にかけていただく ・くれぐれも御身おいたわりください など。 鬱屈している状態を表す「結ぼれる」は初耳。 そして美しいと思う。 「心の糸が絡んで結び目ができる」様子を言うらしい。 「心が結ぼれている(だから時間をかけてそれをほどこう)」と使うのだとか。 日本語は美しい。
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「もてなしとは、自分の趣味、生き方、相手への思いなどを、丁寧に、正直に表現し、両者の心の間で響き合う何かを見出して、その喜びを共有すること。」 ひらがなの副詞は至高だと思う
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言霊の幸わう国… 万葉集の垣本人麻呂の歌だそうです。 万葉集は当時の身分の上下を超えて、様々な人の歌が収められているようですが、それだけ古から日本人が言葉を大事にする民族であったことの表れなのでしょう。 この本には、そんな日本人が大切に紡いできた大和言葉が紹介されています。 ...
言霊の幸わう国… 万葉集の垣本人麻呂の歌だそうです。 万葉集は当時の身分の上下を超えて、様々な人の歌が収められているようですが、それだけ古から日本人が言葉を大事にする民族であったことの表れなのでしょう。 この本には、そんな日本人が大切に紡いできた大和言葉が紹介されています。 知っている言葉も多くありましたが、普段から意識することで、表現の幅が広がりそうです。 以下、特に心に残った言葉を。 ・続けざまですみません ・いましがた ・心を寄せる人 ・誼(よしみ)を結ぶ ・橋涼み ・星月夜 ・和毛(にこげ) ・片時も ・追い追い ・来し方行く末 ・幾久しく
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[図書館] 読了:2015/7/28 「惜しむらくは」 「しばしお待ちを」 などは使いすぎると鼻につくし、 「敷居が高い」 のように間違った用法が定着したものは使うのが難しいなぁ。 「続けざまですみません」 「概ね」(大体の代わり) はいいなと思った。
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日本語はとても美しい言葉だと改めて感じました。日常会話の中に取り入れていきたいですね。まだ20代の私が使うには、少し落ち着いてるような言葉もあるかと思いますが、上品な言葉使いが出来るよう、読み返していきたいです。
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こんなに美しい言葉のある国に生まれたことが嬉しい。 言葉ってきっと言伝の為に生まれたのだろうに、言葉の届く相手を想って、ちょっとでも印象が柔らかくなるように、品が良くなるように、敬いの気持ちを表せるように、と言葉が洗練されてきた歴史を想うと本当に胸に迫る。そして、そんな心意気を持...
こんなに美しい言葉のある国に生まれたことが嬉しい。 言葉ってきっと言伝の為に生まれたのだろうに、言葉の届く相手を想って、ちょっとでも印象が柔らかくなるように、品が良くなるように、敬いの気持ちを表せるように、と言葉が洗練されてきた歴史を想うと本当に胸に迫る。そして、そんな心意気を持った日本人が本当に好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
平素「大和言葉」という言葉自体耳にしませんが、こうして並べて示されると、 知っている言葉が割りと多いことに気を良くしつつも、全く聞いたことがない言葉も少なからずあって、改めて日本語の豊かさに感じ入りました。例えば、蝶を意味する「かわひらこ」とか、鬱屈することを意味する「結ぼれる」などという言葉は、本当に初めて目にしたので、新鮮でした。日本人に生まれたのならば、大和言葉を知っているだけではなく、使いこなせるようになって、雅な人間となるよう、「倦まず弛まず」努力したいものです。
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会話の中で使えたらちょっといいな。 ただ、あまりにも若い人が使うには落ち着きすぎている気もするけれど。 手紙を書く時に手元にあったらいいかも。 大和言葉の響きは美しいー!
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日本語って、なんてたおやかなんだろうと改めて思った一冊でした。大和言葉って、今は使われていない古き日本の言葉という感じで、すごく特別な感じがしていたんですけど、今も日々の暮らしの中で普通に使われていて、 案外たくさん残っていると知って驚きました。今となっては、使うにはちょっと気恥...
日本語って、なんてたおやかなんだろうと改めて思った一冊でした。大和言葉って、今は使われていない古き日本の言葉という感じで、すごく特別な感じがしていたんですけど、今も日々の暮らしの中で普通に使われていて、 案外たくさん残っていると知って驚きました。今となっては、使うにはちょっと気恥ずかしい言葉もあるし、美しく使えるかどうかはわからないけれど、なるべく残していきたいなと思います。
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本書は、 漢字で形成される漢語 → 【 開始 】 カタカナの外来語 → 【 スタート 】 上記に対する、日本で生まれた*大和言葉* → 【 はじめる 】 にフォーカスし、昨今、使われる機会が減ってきている表現を シチュエーション別に紹介している一冊です。 感想として...
本書は、 漢字で形成される漢語 → 【 開始 】 カタカナの外来語 → 【 スタート 】 上記に対する、日本で生まれた*大和言葉* → 【 はじめる 】 にフォーカスし、昨今、使われる機会が減ってきている表現を シチュエーション別に紹介している一冊です。 感想として、やはり表現に奥行きが生まれイメージしやすくなる、 印象が柔らかくなる、といった効果のあるものが多いなと思いました。 下記に個人的にグッと来た表現を共有します。 業務内のメール表現にとどまらず、 日頃の皆様のやりとりが、より味わい深いものになりましたら 嬉しゅうございます。 ========================== ●褒められた時に品よく返すとき →お買い被りを ●ご遠慮なく より 柔らかく →お心置きなく ●時候の挨拶に →春も早やたけなわ (はじまったなくらい) →春まさにたけなわ (まさに真っ盛りだな) ●気にしてもらう →お心に掛けて頂く ●ご自愛くださいを柔らかく →お身体をお厭い下さい ●全くその通り、なにがし →いみじくも、なにがし ●仮に →よしんば ●数分おきにメールを続けた時 →続けざまですみません ●デート →逢瀬 ●ツンデレ →憎からず思う ●ホウレンソウする →あらましは次の通りです。 ●美味しいものをごちそうになったら →得も言えぬ美味しさです。 ●なにがしを全部暗記している →なにがしをそらんじる ●なにがしさんの唄を褒めるとき →なにがしさんは聞かせるね ●正直で誠実な性格 →竹を割ったようなお人柄 ========================== 上記以外に個人的に一番好きだった表現は、 海が荒れるの対義語、海が凪ぐ でした。 穏やかな風景が目に浮かび、胸に迫るものを感じずに入られませんでした。
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