天威無法 武蔵坊弁慶(3) の商品レビュー
やっぱ、この『天威無法―武蔵坊弁慶―』、臍の後ろ辺りにズンッと響く 気を張る必要は全く無いが、少しでも見くびっていると、あっという間に潰される あくまで、私のイメージに過ぎないが、弁慶の腕力に圧倒された教経と同じ状態になるだろう この分厚さを色濃く感じさせる絵柄でなければ、骨太な...
やっぱ、この『天威無法―武蔵坊弁慶―』、臍の後ろ辺りにズンッと響く 気を張る必要は全く無いが、少しでも見くびっていると、あっという間に潰される あくまで、私のイメージに過ぎないが、弁慶の腕力に圧倒された教経と同じ状態になるだろう この分厚さを色濃く感じさせる絵柄でなければ、骨太なストーリーはとてもじゃないが支えきれない 改めて思ったが、原哲夫先生の後継者に足るは、武村勇治先生かもしれない もちろん、武村先生の才を引き出すと同時に、更に磨く原作を練る義凡先生も非凡ではあるまい 『天威無法―武蔵坊弁慶―』、これまでですら規格外だったイメージをも覆し、新たな英雄像を果敢に生み出そうとする力作である 人知を超えた力を秘める巻物、“六韜”(オカルトめいた、これの存在が逆に、ストーリーを浮つかせていない感じがする)に選ばれた漢らが、今後、どのように本気でぶつかるのか、楽しみだ。また、鬼一法眼の語られる鬼若出生の秘密もかなり気になる 個人的に熱くなった回は、vol.14 start me upである この台詞を引用に選んだのは、正に力を持つ者だけが口にできる、力ある言葉だから
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