立ち止まる才能 の商品レビュー
2020年7月19日、読み始め。 64頁まで読んで、中断。 64頁に、次のような記述がある。 ---三十代の前半、三十一歳から三十七歳くらいまで続いた不眠と鬱的な気分の時である。 三浦朱門はかねがね、若い時に世の中に出た作家は、そのうちに必ず書けなくなる時が来る、と予告してい...
2020年7月19日、読み始め。 64頁まで読んで、中断。 64頁に、次のような記述がある。 ---三十代の前半、三十一歳から三十七歳くらいまで続いた不眠と鬱的な気分の時である。 三浦朱門はかねがね、若い時に世の中に出た作家は、そのうちに必ず書けなくなる時が来る、と予告していた。私は二十三歳でプロの作家として出発した。その時、世間に一応は受け入れられた若書き風の文体では、まもなく続かなくなって当然だという。三浦朱門の予言は当たったのである。--- これは、2009年1月、著者が77歳位の時に書かれたもの。 不眠と鬱的な気分というのが、今の自分に当てはまる。 大作家でも悩んだ時期があったというのは、何やらホッとするものがある。
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