エンバーミング -THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN-(9) の商品レビュー
そういうことだったのか!非常に大きな衝撃を受けた巻。アシュヒトと”エルム”の物語にひとつの終止符が打たれました(目が潤みっぱなし)。アホ可愛いエルムちゃん大好きだー!今後の展開が非常に気になります。
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過去にとらわれる。 それが、エンバーミングの登場人物全般を彩っている中で、いち早くアシュヒトが、その呪縛をほどきました。 ほどいただけで、ここから一歩踏み出すのは、パワーのいることですが。とりあえず、今はおつかれさまでした。心の整理をつける入口にたどり着いた今、ゆっくりエルムと...
過去にとらわれる。 それが、エンバーミングの登場人物全般を彩っている中で、いち早くアシュヒトが、その呪縛をほどきました。 ほどいただけで、ここから一歩踏み出すのは、パワーのいることですが。とりあえず、今はおつかれさまでした。心の整理をつける入口にたどり着いた今、ゆっくりエルムとの時間を過ごしてほしいです。 「エルムは私のフランケンシュタイン」なのだから。 マッド親父が、マッドにおっちんで、ついに死体卿との戦いへ。 こいつもマッドなんだよなぁ。
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購入は惰性気味。 エルムが過剰におばかな子なのが好きになれなかったんですが、なるほどこれならと愛着が沸く感じに。 アシュヒトはこれからどうするんだろう? 今後は死体卿の過去が明らかにされていくのかな
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アシュヒト&エルム編、ひとつの到達点。 ヒューリーの物語、アシュヒト&エルムの物語、ジョン・ドゥの物語…群像劇である本作ですが、実はクライマックスの場所が微妙にズラされて、それぞれがこの長い物語の途中途中のフックとなっていた、ということにようやく気付きました。だから因縁の相手、レ...
アシュヒト&エルム編、ひとつの到達点。 ヒューリーの物語、アシュヒト&エルムの物語、ジョン・ドゥの物語…群像劇である本作ですが、実はクライマックスの場所が微妙にズラされて、それぞれがこの長い物語の途中途中のフックとなっていた、ということにようやく気付きました。だから因縁の相手、レイス戦が比較的中盤に発生し、決着がついてたんですなぁ。正直、あの時点では「もっと引っ張れよ!」と思っていたんですが、あそこで、ヒューリーの物語はひとつの到着点にたどり着いていたのですな… それぞれのキャラクターの執着、因縁、またその衝突…引き伸ばしの無い、実に密度の高い展開が続いています。単純に、死体卿を倒して終わりなのか?ヒューリー改に出番はあるのか?w
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今巻は女性キャラが大活躍。エルムもリリィも、そしてエルムママも。 そして、皆悲しい。 とにかく面白かった! これまで味方サイドが強過ぎて盛り上がらない…とか思ってましたが、ある意味それは間違ってたと反省。敵キャラの存在感は強さや恐ろしさだけで語れるものではなかったなと改めて思った次第です。 つまり、Dr.リヒターのイカレっぷりが突き抜けてて凄まじい。 世にマッドサイエンティストは数あれど、これほど利己的で良心の欠落した男はなかなかいません。そして愉快なやつもw 息子であるアシュヒトとの会話だからなのか、笑顔(というか顔芸)を見せながら和やかに振舞いつつ…語る事は常軌を逸している。その落差が同時に描かれていて面白くも寒気がするという絶妙なバランスで描かれていて、ついつい引き込まれます。 しかもこの外道、メフィストフェレスもかくやと言わんばかりの甘言っぷり。善悪の外側で自分の価値観だけを基準にしてしゃべっているのに、的確にアシュヒトの弱い所というか求めているものを突いてきます。 アシュヒトがどう選択するのか、二人がどうなるのか…これはホントに緊張しましたね。 で。 Dr.リヒターのゲスっぷりがタイガーリリィにまで影響を及ぼし…結論から言えば面白い。リリィは本当に可哀想だけど…巻末で作者が言うように、いじめてこそ輝くというかね?<ゲス だからこそ、ジョンとパン…もといアバーラインのコンビの対応が熱く、そしてカッコイイわけですし。ほんとにいい凸凹コンビだわぁ>ジョン&アバー ともあれ。 父親の狂いっぷりもあり、アシュヒトが本当にいい動きをしてくれました。 回想も交え、彼の慟哭や絶望、そして成長がマジマジと分かり、謝るシーンはつい目が潤みました。 なんというか…最後の最後で幸せになれるのはこの二人のような気がするなー。 …ボッコボコに言ってますが、割と好きです、Dr.リヒター。 もうねぇ、「ハーイ!」が悲しくってねぇ…。 適わない夢を求めて足掻く姿って、何だかんだで惹かれるものはあるのです。迷惑だけど(苦笑
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