1,800円以上の注文で送料無料

茶のこころを世界へ の商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/19

近頃、テレビを付ければ戦争のニュースに心を痛める。それが戦時中を経験した方ならなおのこと。裏千家大宗匠である千玄室さんは自身が特攻隊として訓練を受けたひとり。生々しく描写された当時戦争で亡くした友との最後の会話には思わず涙を流してしまった。そんな彼は「一碗からピースフルネスを」を...

近頃、テレビを付ければ戦争のニュースに心を痛める。それが戦時中を経験した方ならなおのこと。裏千家大宗匠である千玄室さんは自身が特攻隊として訓練を受けたひとり。生々しく描写された当時戦争で亡くした友との最後の会話には思わず涙を流してしまった。そんな彼は「一碗からピースフルネスを」をテーマに世界60ヵ国以上を飛び回る。お茶という日本の文化を通じて世界の人々と心を通わせることで心から平和を願う。私も茶人の端くれとして、茶の文化を世に伝えていきたいと思った。

Posted byブクログ

2022/05/26

茶道をしていなかったら読まなかった1冊。 茶道経験していたからこそ手に取った本だが、茶道を知らない人にも読んでほしい。 特攻隊を経験し、生き残った、お茶の家の息子だからこその想いが描かれている。

Posted byブクログ

2016/08/04

お茶の本は二冊目。 読んでいる途中もそうだけど、読み終わって、大宗匠のプロフィールを読んでいるときに、感動して涙が溢れてきた。 読み終わったあとに、なんともいえないけど、自分への影響が確実にあるんだろうと思う。 また、戦争後、渡米したときに、パスポートではなく「占領国民として、...

お茶の本は二冊目。 読んでいる途中もそうだけど、読み終わって、大宗匠のプロフィールを読んでいるときに、感動して涙が溢れてきた。 読み終わったあとに、なんともいえないけど、自分への影響が確実にあるんだろうと思う。 また、戦争後、渡米したときに、パスポートではなく「占領国民として、保護されたし」という紙切れで渡航したこと、 戦っていたアメリカで知ったあたたかいファミリーのことが印象的だった。 茶道の精神 和:平和と調和 敬:互いに敬いあう 静:清らかな気持ち 寂:何事にも動じない気持ち/お茶をいただくときは、正面を避けるために碗をまわす/思いをいれる前に、型から入り、それを通り越す/体力的なの力関係を越える「文化の力」/国連ミレニアム総会で、韓国と北朝鮮の代表団が二人揃ってきて、お茶を手にした

Posted byブクログ

2015/05/17

型に血が入って“形”になっていく 茶碗は地球、抹茶の緑は失われていく自然 日本は戦争には負けたが、文化では負けない 一盌からピースフルネスを いくつも言葉が心に残った。 戦争を知る人、 特攻隊から生き残ってしまったという意識を持つ人の言葉の重み、茶道云々というより、人として、...

型に血が入って“形”になっていく 茶碗は地球、抹茶の緑は失われていく自然 日本は戦争には負けたが、文化では負けない 一盌からピースフルネスを いくつも言葉が心に残った。 戦争を知る人、 特攻隊から生き残ってしまったという意識を持つ人の言葉の重み、茶道云々というより、人として、日本人としてどうあるべきか、考えさせられた。

Posted byブクログ