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美しい人体図鑑 の商品レビュー

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2021/01/04

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1731074X

Posted byブクログ

2020/12/28

科学道100冊の1冊。 タイトルと表紙からすると、肉眼で見える人体の図鑑と勘違いしそうだが、副題が示す通り、本書では、体内をミクロの視点で見ていく。 使用されている技術は、光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線、血管造影、シンチグラフィ、CT/MRI、樹脂注入法、染色など。 細胞、血液、脳...

科学道100冊の1冊。 タイトルと表紙からすると、肉眼で見える人体の図鑑と勘違いしそうだが、副題が示す通り、本書では、体内をミクロの視点で見ていく。 使用されている技術は、光学顕微鏡、電子顕微鏡、X線、血管造影、シンチグラフィ、CT/MRI、樹脂注入法、染色など。 細胞、血液、脳、器官、病気、医薬品といった対象を撮影していく。 各画像には撮影対象の簡単な説明と使用した技術が付され、ところどころにトピックを少し掘り下げたコラムが挿入される。 バラの花びらのような形状の樹状細胞、ハチの巣構造を持つ脂肪細胞、網目の中に捕らわれた凝血塊中の赤血球、食物を胃へと送る滑り台のような食道の微絨毛、気管の表面にコロニーを作ったブドウ球菌、薬剤を包み込むミクロスフェア(微小球体)。 形には理由があり、その背後にはそれぞれの役割や機能がある。 科学的な目的で撮られた画像だが、ざーっと眺めていくと何だか芸術写真のようにも見えてくる。 脳梁を走る神経線維のつながりを示すトラクトグラムと呼ばれる画像など、抽象画のようだ。 胆管に詰まると強い痛みを引き起こす胆石の結晶も顕微鏡写真では砕けた氷のように美しい。 美しい画像を愛で、説明でそれぞれの働きに思いを馳せる。 体内のミクロコスモスへの旅である。

Posted byブクログ

2019/07/27

解剖生理学などで人体や病気のことを学んだので、人の体が実際どうなっているのだるだろうと気になっていました。この図鑑は体の中がカラーで細かく載っていて非常に興味深かったです。自分自身の体についてもっと興味が持てたらいいなと思っています。 請求記号:491.11/Sa56

Posted byブクログ

2015/05/29

図書館で借りたが、新書を購入して手元に置いておきたいくらい。 本当に美しい。 T4バクテリオファージは惑星探査機かと思ったw

Posted byブクログ

2022/06/01

出版界は「美しい」バブルが未だ終わらない。人体はそのターゲットとしておいしいらしく「美しい人体図鑑」という言葉がタイトルに含まれた本は、他にも何冊かある。 原題は多分「Science is Beautiful: The Human Body Under the Microsco...

出版界は「美しい」バブルが未だ終わらない。人体はそのターゲットとしておいしいらしく「美しい人体図鑑」という言葉がタイトルに含まれた本は、他にも何冊かある。 原題は多分「Science is Beautiful: The Human Body Under the Microscope」で、これを「美しい人体図鑑」にするか…。 人体図鑑と聞けば、理科室の人体模型やらを想像してしまうところだけど、本書は肉眼では決して見ることの出来ない細胞等のどアップ写真で構成されている。自分の感じる「人体」のイメージと違う。パラパラとめくったときに、最初は少し違和感があった。 まずはニューロン、次が精子。マクロファージとグリア細胞。細胞たちはみな、人の営みに欠かせないことはわかっているが、この順序にヤラれた。まさに、生きる営み、人が人たるモノを並べられた、と思った(思いこんだ)。 菌やウイルス、そして医薬品といった、人の肉体に関係するものも選ばれている。やっぱり人体図鑑、という名称への違和感は拭い切れない反面、そういう体外のものも、延長された表現系である、と考えれば、よくぞ人体図鑑と名づけた、という気もする(原題はともかく)。 なぜそう思うに至ったか。写真もさることながら、添えられた文章やコラムが短くも適切で、自分の肉体とこの本の写真たちを紐付けてくれる。 身体の中のことって考えるとゾクゾクするよね。

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