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キーワードで即理解 佐藤優の10分で読む未来 の商品レビュー

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2021/12/25

国際社会は、新たな帝国主義時代にあるという基本認識/バチカンの政治力。ローマ教皇はヨハネ・パウロ以来3代通いて強硬派、イスラムの台頭に対抗するため、生前引退も/のちに教皇になる枢機卿とハーバーマスとの対話。何がテロリストに力を与えるのだろうか/中国軍射撃レーダー照射はロシアとアメ...

国際社会は、新たな帝国主義時代にあるという基本認識/バチカンの政治力。ローマ教皇はヨハネ・パウロ以来3代通いて強硬派、イスラムの台頭に対抗するため、生前引退も/のちに教皇になる枢機卿とハーバーマスとの対話。何がテロリストに力を与えるのだろうか/中国軍射撃レーダー照射はロシアとアメリカが追認したことで確実に事実となった/北方領土問題では双方が「入り口論」では議論できない、畳の上に正対する「ハジメ」〜出口論がトップから出ないと/スノーデンは高卒で年20万ドルの報酬を放棄し生涯牢獄の危険を冒して「正義」を選んだ。ハッカーお宅の正義感と視られる/TPPは中国包囲網

Posted byブクログ

2015/01/18

日本の外交政策の危うさを強く感じた。 首相経験者は、役目を恙なく終えたあとも、自身の責任を十分に認識して、発言・行動されるべきであると思った。

Posted byブクログ

2015/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

姉妹編の「戦争の予兆編」と併せて、2012年11月~2014年10月までの佐藤優のメルマガの書籍化であり、内容は文化放送のラジオ番組での対話とそれに「分析メモ」を加えたものです。 時間的には2年前のものもあるのですが、全然錆びついていないところが凄いと思います。 【新帝国主義】 ・イランは本気で核開発をやろうとしており、世界から孤立を深めているが、そのイランからバンバン石油を買っているのが中国です。 中国はイランとパイプラインをつなぎたいのですが、それにはミャンマーを通らなくてはならない。そこをアメリカが押さえている。 【米国に「チャイナ・シフト」の兆候】 ・尖閣で日本に「退け」とシグナルを送った米国。それを言うなら本当は中国に向かって言うべきだけれども、アメリカはどうも日本側に「退け」という方向でメッセージを出している。 【イスラム原理主義台頭の理由】 ・1991年アルジェリアで自由選挙をやった。その結果、イスラム原理主義者が権力を握っちゃってそれに対して軍事クーデターが起きた。それで内戦になった。 この構図は最近リビアで起きていること、そしてこれからシリアやエジプトで起きるかも知れないことを先取りしている。 結局、「アラブの春」とは言ったものの、リビアにおいても、エジプトにおいても、チュニジアにおいても民主的な体制が成立することにはならなかった。むしろ、より混迷を深めた。シリアでもアサド政権が崩壊するなら、リビアみたいなことになるでしょう。 【TTPは経済同盟】 ・これからの国際秩序というのは、暴力によってものごとを変えていくという方向に変わる可能性が非常に高い。それを抑えるために、いろいろな工作をしなければならない。 例えば、中国は国際秩序を一方的に変えていこうとしています。中国の論理とイスラーム過激派の論理というのは似ているところがある。この面倒臭い中国をどうやって封じ込めていくか。今世界はそっちに向かって動いています。それだからTTPがこんなに動き始めた。「TPP=経済で得をするか損をするか」という議論ばかりやっていると本質が見えなくなる。 【無視できない『沖縄分離独立』】 ここの内容は2013年の段階ですが、2014年の名護市長選の結果次第では、沖縄の不満が顕在化すると言っている。2015年1月現在辺野古でのデモが起きている事を既に予見しているのは凄い。 ・辺野古の入口のところでピケットが張られる。無理やり排除するとケガ人が出ます。高齢者でケガ人。運悪くケガでとどまらないなんていうことになったときには、理屈を超えたところで沖縄全体が「反基地」になって嘉手納も使えない状況になる。 今は支持率が高いから、安倍政権にはこの危険性が見えていない。 ・(ソ連崩壊の時の例でも分かるように)民族というのは非常に移ろいやすい概念で、特に辺境地域においては今までまったく民族という意識を持っていなかった人たちが、わずかの間に民族という意識を持って分離独立に向かうというのはよくある話です。 しかも沖縄の分離気運を中国が最大限活用するかもしれない。この危険性も考えなくてはいけない。 これ以外にも面白い話が多くあるが、書ききれないので、この位に留めます。

Posted byブクログ

2014/12/15

メルマガを元ネタにした、佐藤さんの分析メモ、 対象はいわゆる“世界情勢”で、全部で10編。 時期的には、2012年の終わりから2013年の夏頃でしょうか、 “新帝国主義”から始まり“スノーデン事件”まで。 ネタ的にはちょっと古めなのですが、、 それだけに地に足付いた内容になっ...

メルマガを元ネタにした、佐藤さんの分析メモ、 対象はいわゆる“世界情勢”で、全部で10編。 時期的には、2012年の終わりから2013年の夏頃でしょうか、 “新帝国主義”から始まり“スノーデン事件”まで。 ネタ的にはちょっと古めなのですが、、 それだけに地に足付いた内容になってるかな、とも。 その中で興味深かったことを一つ上げるとすれば、、  “客観的に見た場合、   沖縄で生じている一連の出来事は   民族紛争の初期段階である” 並行して読んでいた松岡正剛さんの『にほんとニッポン』、 思想的には対角線上にいそうなこのお二人が、 沖縄については同軸の視座で話していると、感じた点でしょうか。 知事選の直前に7万人も人口が増えたとか、 そんな噂も横目に見ながらも、それでも。 昨日(2014年12月14日)の衆議院選の結果を見ると、 決して軽視はできない、地政学的にも、なんて。

Posted byブクログ

2014/12/13

ざっと読みだったので、じっくり読みたい本。それにしても、現代史は、答のない問題を解いてる感じで面白い。

Posted byブクログ