ユニクロ対ZARA の商品レビュー

齊藤孝浩(著者)

2022/03/30

ファッション業界における経営について、ユニクロとZARAを比較する形で解説。
両社ともにSPAという、自ら企画製造した商品を自ら運営する店舗で直接消費者に販売するビジネスモデルを採用している。ただ、ユニクロは作ったものを売る、ZARAは売れるものを作る、という似て非なる方針なのがとても興味深い。
ユニクロでは金土日月にセールをしており、計画的に販売出来ていない商品の調整の意味合いが強く、ZARAは月金に新作を投入、顧客に常に新鮮感を与えてアピール。
資金投入先が広告と店舗と両社が違うのも驚きだった。

2022/01/31

・もう一度読みたいか:はい
・仕事に活かせるか:はい
・プライベートに影響するか:いいえ
・読めない漢字の量は:3
（1非常に 2多い 3普通 4少し 5無い）

2021/02/08

同じアパレルSPAという業態でありながら全く異なる戦略を展開する2社を比較した1冊。
顧客層、提供価値の違いに始まり、製造・物流といった価値提供の仕組みの中で各社がどのように課題設定し解消のための工夫をしているのか、非常にわかりやすかったです。

2016/11/10

どちらも売上上位を占める2社ですが、
ビジネスモデルやブランド戦略は意外なほどに相違していて、
でも成功するためにこれまで試行錯誤されていることを知りました。

しかし、経営者一代で2兆円前後の規模の企業にしてしまうのは、
本当に並大抵の経営努力では無理だと思います。感服。

2015/07/20

斜め読み。
ZARAとユニクロの強さの秘密が書かれている。
まったく戦略は違えど、トップシェアを誇るブランドとして通ずるところがある気がした。

パーツを提供するユニクロとスタイルを提供するZARA。売れるものをつくるZARAと作ったものを売るユニクロ。

まさに、ビジョンとマーケティング。
マーケティングについて勉強したいときにもう一回読み直したい。

2015/06/02

まるっきり思想も手法も客層も異なる二つのアパレルチェーンがいかにして成長してきたか、抱える課題は何かなど普段意識しない舞台裏を覗くことができる。

頻繁にセールを実施している印象のユニクロが、実は同業他社と比べシーズン通してみたときの値下げ率は低いというのが驚き。宣伝が巧みなのだ。

2015/03/18

タイトルの通り、ユニクロとZARAについて真面目に比較・分析した良書。分かり易く端的に著者なりの解釈をまとめている点に好感が持てた。両社は同じアパレル関連企業だが、ビジネスモデルがまったく異なる事に驚かされた。これは他分野（例えば電子部品）でも同じ事が言えるのではないかと感じ、非常に参考になった。

2015/02/11

ZARAのデザイン商品が
あの値段で出せるのは、不思議だ。

スペインからその都度空輸
でデリバリーしているのも以外だった。

2015/06/03

同じファストファッションでもそのビジネススキームは全くの真逆というのが、興味深い本です。それでも顧客に向き合うという視点は同じ。競合には真似できない、どのようなスキームを作ったら、より顧客から支持を得られるのだろうということでしょうし、狙うターゲット戦略（＝ポジション）も明確だから出来るんだろうと思います。
ポジションを決める⇒そのポジションで他社が真似できないスキームを作る、ということだと思います。

2014/12/31

ZARAの研究用に読んだ本。小売業界にいない私でも理解できるくらいアパレル、ファッション業界のことをわかりやすく書いてくれています。ユニクロとZARAの違いがよくっわかりました。