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新・戦争論 の商品レビュー

3.9

140件のお客様レビュー

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2024/09/04

(2015/4/8) 博識の二人による海外最新最深情報対談、という感じ。 北朝鮮が中国の影響で少しだけ持ち直しているとか。 日本は歴史上、中国朝鮮連合軍と戦っているが単独はないとか。 しかし、、結局現状に対する不満、富の偏りが戦争につながる、という思いは強くなった。 今や国対国...

(2015/4/8) 博識の二人による海外最新最深情報対談、という感じ。 北朝鮮が中国の影響で少しだけ持ち直しているとか。 日本は歴史上、中国朝鮮連合軍と戦っているが単独はないとか。 しかし、、結局現状に対する不満、富の偏りが戦争につながる、という思いは強くなった。 今や国対国の戦争ではなく、宗教、民族間の紛争ばかり。 その一方、ロシアは旧ソ連領土だったクリミアを欲しがったり、過去の領土を取り戻す動きがあちこち。 ”イスラム国”もその流れだという。 誰も現状に満足しない。そこに戦いが起こる。 「戦争はいけない」は「現状に満足せよ」につながるわけだ。 その際持てるものは富を分配しなくてはいけない。持たざる者の不満を解消しなければならない。 それができるかどうか。 今は、それをやりすぎて活力がなくなってパイが減ったからパイを増やすためにはその再分配システムをお休みしよう、 というのがトレンド。そしてそれが行き過ぎになりつつある。 新自由主義が批判されるのはそこ。私もM.フリードマン信仰者だから新自由か、、、 再分配システムなどという恣意的なシステムは絶対うまくいかない、という思いはあるが、 戦争を起こさないための必要悪なのか、、。 神の見えざる手はそうはうまく働いてくれないということか。 ■はじめに(池上彰) ■序 章 日本は世界とズレている 有名無実の「集団的自衛権」 慰安婦問題の本質とは? ほか ■第1章 地球は危険に満ちている イスラエルの無人機は“暗殺者" 「イスラム国」は四割が外国人兵士 殺しが下手なアメリカ――攻撃・暗殺・テロの有効性 エボラ出血熱の背後に人口爆発あり ほか ■第2章 まず民族と宗教を勉強しよう 「中華民族」は存在するのか ダライ・ラマと五回会った クリスチャンだった金日成 フランスは完全世俗国家 「イスラム国」の正体は? 慰安婦問題はアメリカが深刻 ほか ■第3章 歴史で読み解く欧州の闇 ナチスに協力したガリツィア クリミアのロシア人とウクライナ人は仲がいい ウクライナの意味は「田舎」 スコットランド独立騒動の真相 イギリスは「民族」にもとづかない国家 EUの首都ベルギーが危ない ほか ■第4章 「イスラム国」で中東大混乱 アラブの春の後の無惨 シリアのキーポイントは、アラウィ派 「イスラム国」の横取り戦略 アメリカとイランの接近の理由は? 湾岸の黒幕、サウジアラビア モサド長官の交渉力 ほか ■第5章 日本人が気づかない朝鮮問題 アメリカは日朝交渉をつぶしたい 北朝鮮のミサイルは、日本への求愛行動 張成沢はなぜ処刑されたか? 中国人に怒る平壌の人々 日本のカネが頼りの北朝鮮 「日本人大量帰還」は北朝鮮のカード 日本VS.朝鮮、一対一の戦争はなかった ほか ■第6章 中国から尖閣を守る方法 中国の思惑通りに進む尖閣問題 毛沢東化する習近平 トルコと回族がつながるウイグル問題 民族主義か? イスラム主義か? 中国にとって尖閣よりウイグルこそ重要 ほか ■第7章 弱いオバマと分裂するアメリカ 教養が邪魔するオバマ 「白人」だけの民主主義 アメリカの宗教事情 大統領候補はヒラリー? ほか ■第8章 池上・佐藤流情報術5カ条 息が詰まる日本のネット空間 公開情報だけで世界はわかる 情報は「信頼できる人」から 情報は母国語でとれ スケジュールからメモまで「一冊の大学ノート」で ほか ■終 章 なぜ戦争論が必要か 新帝国主義と過去の栄光 嫌な時代 ■おわりに(佐藤優)

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2022/12/31

殺し足りないから戦争は終わらない。お互いが嫌になるまで犠牲が出ないと終わらない。 イスラームの価値観が理解出来ないとイスラームと分り合うことは出来ない。 毎日の情報収集について。偏らないために。 2014年クリミア半島併合時の本だが、2022年現在のウクライナ戦争を理解す...

殺し足りないから戦争は終わらない。お互いが嫌になるまで犠牲が出ないと終わらない。 イスラームの価値観が理解出来ないとイスラームと分り合うことは出来ない。 毎日の情報収集について。偏らないために。 2014年クリミア半島併合時の本だが、2022年現在のウクライナ戦争を理解するためにとても役立ちました。

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2022/10/30

当時の国際情勢を語る本だったが、自分の理解は全く及ばなかった。 ヨーロッパや中東に関する知識が無さすぎるためだ。 今一度勉強する機会を得ようと思った。

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2022/09/26

2014年11月に出版された当時の世界情勢についての池上彰氏と佐藤優氏の対談内容をまとめた新書です。 2022年9月現在、ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、ロシアによるクリミア半島併合があった2014年当時のことを復習したくて読みました。 「ウクライナ問題が解決しない理...

2014年11月に出版された当時の世界情勢についての池上彰氏と佐藤優氏の対談内容をまとめた新書です。 2022年9月現在、ロシアによるウクライナへの侵攻が続く中、ロシアによるクリミア半島併合があった2014年当時のことを復習したくて読みました。 「ウクライナ問題が解決しない理由は、まだ殺し足りないから。これ以上犠牲が出ることは嫌だとお互いが思わなければ、和解は成立しない。」という佐藤氏の発言が印象に残りました。 先の見えない現在のウクライナ情勢。「犠牲(家族等の死)」が「領土(ナショナリズム)」に勝つには、もう少し時間がかかりそうな気がします。

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2023/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)2014/11/20 池上彰氏の見解が読めるのが本書の もっとも貴重な点 2016年4月25日記述 池上彰氏と佐藤優氏による対談本。 対談本であるのである程度の基礎知識はないと興味が沸かないかもしれない。 こういうどこどこの国はああだこうだという話が 好きな人同士の会話のレベル高いバージョンという感じだ。 普段わかりやすい解説に終始する池上彰氏の見解が読めるのが本書のもっとも貴重な点だろうか。 本書内の北朝鮮、尖閣諸島に対する分析、対応策に関しては正直疑問もあったが・・ ケソン工業団地は閉鎖になったし。 日本人の大量帰還も起こっていない。 特に尖閣諸島問題への佐藤優氏のウルトラC策である日本が連邦制を敷けば良いは まるで民主党が埋蔵金があると言っていた話に似ている。 地方分権は進める必要はある。 しかし我が国、日本は単なる二重行政解消を目的とした大阪都構想レベルでも実現できない程度の国なのだ。 P191からの提言はもはや妄言、酔っぱらいの戯れ言である。 気になった点、印象に残った点を列挙してみたい。 イスラエルの無人機は米国製無人機プレデターやリーパーの10分の1の値段。 それにアメリカ製よりも小回りがきく。 イスラエル製は本人の頭を五寸釘で撃ちぬくような事が出来る。 イスラム世界では爆破されて遺体がバラバラになるとその人間が死んだことを認めない文化がある為。 2050年問題・・米国で白人人口が有色人種に人口数に抜かれる可能性。 ⇒共和党が選挙に勝てなくなる。 何かを分析するときは、信用できそうだと思う人の書いたものを読んで、 基本的にその上に乗っかること。 その上で、これは違うと思ったら乗っかる先を変える(佐藤優) 予測や分析ということで、いろいろな人がいろいろなことを言っている発言を スクラップの形などで取っておいて、 時間が経ってからその人が何を言っていたかを振り返る。 間違いは誰でもあるけれども、見通しが外れたことを正直に申し訳ないと謝る人はかなり信用できる(池上彰) 気になった記事のスクラップにスキャナーで記事をデジタル化してEvernoteで整理(佐藤優)

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2021/02/28

 池上彰が書いた新書は殆ど読んでいるのだが、メルカリでまとめて売っていたので買ったら既に持っていた。途中で既読感はあったのだが、最後まで読んだ。佐藤優との対話なのだが、やはりこの二人の話は面白い。  2014年に書かれた本なので、オバマ大統領の教養が邪魔をして決断が遅い、次の大統...

 池上彰が書いた新書は殆ど読んでいるのだが、メルカリでまとめて売っていたので買ったら既に持っていた。途中で既読感はあったのだが、最後まで読んだ。佐藤優との対話なのだが、やはりこの二人の話は面白い。  2014年に書かれた本なので、オバマ大統領の教養が邪魔をして決断が遅い、次の大統領はヒラリー・クリントンだろうが、分断が進んでいるのでどうか…なんて書いてあるのが面白い。

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2021/01/31

一般ニュースメディアではなかなか知ることのできないイスラム圏の国々やのロシアに関する情報がこの本には網羅されている。

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2020/03/12

〇学んだこと 1.柔軟なナショナリズムを身につけること 2.拝金教としての貨幣価値 3.「悪」に関する教育は重要

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2020/01/30

(佐藤)紙で朝日、インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ。ネットで産経、日経、朝日など。紙をスキャンしてevernoteで (池上)NHKのHPでニュース。家ではCNN。 (佐藤)CNN、ウォール・ストリート・ジャーナルのサイト。大学ノート1冊主義。2ヶ月1冊。

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2020/01/11

起こったことの背景についての説明はわかりやすい 中東情勢の複雑さなど ただ説明が上手いということと予測がすごいということは別

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