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かぜまち美術館の謎便り の商品レビュー

3.4

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

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2017/02/15

さらさらさらっと読了。 アートからみのミステリー。 解釈が色々出てきて面白かった。 少し設定に無理を感じてしまう、、、。 2014年 新潮社

Posted byブクログ

2016/12/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

寂しい田舎町・香瀬町の美術館館長として東京から越してきた”カリスマ学芸員”佐久間と娘のかえで。かえでの通う保育園で働いている隣家の宇野カホリ。シナトベ祭りを目前にしたある日、保育園の園長のもとに一通の絵葉書が届いた。消印は18年前の8月1日。18年前に亡くなったカホリの兄・ヒカリが書いた絵葉書に込められた思いとは…。絵画にまつわる小さな謎が最後、ヒカリの死の謎に繋がる。ピカソにシャガール、ゴーギャンと有名画家の名前がズラリ。ネットで検索しつつ読みました。面白かったけど、ラストはちょっとしょっぱい感じ笑。

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2016/04/01

どう死ぬかよりも、どう生きていたか。この言葉で救われたって思いがした。 心理療法として描画法がある。描かれる絵の中にはその人の感情や思いが詰まっているととらえる。言えないこと、無意識に閉じ込めておかないとしんどいことも現れてしまう。だからこそ、言葉に不得手のある対象に行うことが...

どう死ぬかよりも、どう生きていたか。この言葉で救われたって思いがした。 心理療法として描画法がある。描かれる絵の中にはその人の感情や思いが詰まっているととらえる。言えないこと、無意識に閉じ込めておかないとしんどいことも現れてしまう。だからこそ、言葉に不得手のある対象に行うことが多いのだけれど。 解釈に正解はない。ただ事実がそれにあてはまるだけだったのかもしれない。そこのあたりの誤解はしてほしくないなあと思う次第。

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2016/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

香瀬町にあるかぜまち美術館の館長になった佐久間と、娘の幼稚園児のかえで。 保育士のカホリの兄ヒカリは、絵の才能を持ちながらも18年前の祭りの日に亡くなった。 兄の不慮の死からまだ立ち直れずにいるカホリ。 衰退していくかぜ町、去っていく人、とどまる人。 兄と同時に失踪した郵便局員ミツバチ。 町の人たちに起こるヒカリの描いた絵と、不思議な出来事。 謎を解き明かしていく佐久間の少年時代の真相。 ヒカリとミツバチの関係性。 ミステリーですね。 ドラマしか観たことないけど、日暮旅人に似てない????? 綿密に計算されて作られているのはわかったけど、 とにかく必死に読まなきゃっていう強迫観念にかられ面白かったのかは謎。。。映像向き)^o^(

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2016/02/20

+++ 18年前に死んだはずの画家から届いた絵葉書が封印された町の過去を解き明かす―イクメンでカリスマ学芸員のパパと保育園児のかえでちゃん。寂れゆく町に引っ越してきた、オアシスのような父娘コンビが、ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈をもとに、夭折の天才画家が絵に...

+++ 18年前に死んだはずの画家から届いた絵葉書が封印された町の過去を解き明かす―イクメンでカリスマ学芸員のパパと保育園児のかえでちゃん。寂れゆく町に引っ越してきた、オアシスのような父娘コンビが、ピカソ、マティス、ゴーギャン、シャガールらの名画解釈をもとに、夭折の天才画家が絵に込めた想いを読み解き、その最期の真相に迫る! +++ 保育士のカホリの隣に引っ越してきたのは、町の美術館の館長に就任したカリスマ学芸員の佐久間と娘のかえで父娘。かえではカホリの保育園の園児でもある。そしてカホリの兄・ヒカリは、絵を描いていたが、若くして亡くなっていた。カホリの胸のなかに澱んでいる思いや、町に停滞しているわだかまりを、かえでの子どもらしい発想と、巨匠たちの絵画を通して、佐久間が解きほぐしていく。ひとつひとつの謎に答えを与えるだけでなく、物語全体を通しての大きな謎である、ヒカリの死とある日忽然と姿を消した、ミツバチと呼ばれる郵便配達員の件にも、佐久間は光を当てるのである。生臭い事件の記憶を掘り返す合間の、かえでと佐久間のやり取りがほのぼのしていて、暗くなりがちな気分を和ませてくれるのも嬉しい。胸がきゅんとして、あしたが明るく思えてくる一冊である。

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2016/02/11

短篇連作。まあまあ楽しく読めた。帯なかったので粗筋とか知らなかったが、知ってたら不満な内容…。奥さんは海外出張の設定っぽいのに、わざと曖昧な感じに表現してた?のはなぜだ…

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2015/07/29

過疎化の進む香瀬町に美術館の館長としてやってきた佐久間さんと娘のかえで。ある日、十八年前の消印が押された、有名な画家の絵をモチーフにした謎の絵はがきが届きます。その謎を解き明かすため、学芸員と子ども独自の視点から解決していきます。果たして、絵の作者が残したメッセージとは?

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2015/07/12

香瀬町に引っ越してきた佐久間と娘のかえで.かえでの通う保育園の宇野カホリ先生.カホリの兄で18年前の死亡したヒカリ.この街の美術館の館長として赴任してきた佐久間が、ヒカリの絵にまつわる事件をピカソ、シャガール、ミレー、ゴーギャン、マティス、セザンヌの名作にそのヒントを見つけ出す....

香瀬町に引っ越してきた佐久間と娘のかえで.かえでの通う保育園の宇野カホリ先生.カホリの兄で18年前の死亡したヒカリ.この街の美術館の館長として赴任してきた佐久間が、ヒカリの絵にまつわる事件をピカソ、シャガール、ミレー、ゴーギャン、マティス、セザンヌの名作にそのヒントを見つけ出す.最後に佐久間の正体、ヒカリの死亡の真相が明らかになるが、これらに関与するカホリの心の揺れ動きがよく書けていると感じた. 爽やか読後感を得られた.

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2015/05/17

予想と違う結末だけど過去にとらわれず前に進むにはこのラストしかないと思います。 川を通るたびに白いカミサマを探すのが楽しみになりました。

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2015/05/10

原田マハとはかなり違うけど、美術館好きなら楽しめる一冊。ミステリ要素もあり。黒猫シリーズより軽く読める。

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