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丁先生、漢方って、おもしろいです。 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2021/09/20

漢方という時事ネタを取り上げた気楽に読める本かと油断していたら、トンデモない?丁(テイ)説があちこち地雷のように埋め込まれた漢方に限らずに医療全般を論じたマジメな対談だった。とりわけて現代のガン治療の裏の事情を明かすくだりなどは身につまされる。

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2020/12/28

長い時間たってしまったけどようやく読み終えた。漢方について、東洋医学についての考えはさることながら、とにかく丁先生の広い知識とお話のうまさで読み終えたあと少し賢くなった気がする。 特に免疫貯蔵の考え方が興味深く、私は若いときに結構免疫を燃焼してしまったのではとヒヤリとする。「免疫...

長い時間たってしまったけどようやく読み終えた。漢方について、東洋医学についての考えはさることながら、とにかく丁先生の広い知識とお話のうまさで読み終えたあと少し賢くなった気がする。 特に免疫貯蔵の考え方が興味深く、私は若いときに結構免疫を燃焼してしまったのではとヒヤリとする。「免疫力は限りある資源」と意識し、子どものときから免疫力を無駄にしない健康観を育てることがとても大事と言われている。 正直、医療って善意あっての仕事だと思っているが同時にビジネス臭もプンプンしてて、自分の身体に異変が起こった時に、その仕掛け罠にはまらぬように正しくあるべく処方を求め探す行為ってほんと難しくなっていると思う。 いつも思い出すのは高校生の時あまりに体調不良が続き病院を転々として行き着く先で血液検査してもらったんだけど、その時に異常なしと言われ、親が、いやでもこういう可能性はありませんか?と言うと、「は?だから異常なしってなってるんですよ」って女医にキレられた経験を思い出す。虚しさと悲しさが、常にある体調不良に加わり子どもながらにあの医者は最低だな思いながら涙流した。 最後のあとがきで、東洋医学は「人間と人間とのふれあい」という西洋医学が忘れてしまったことを尊ぶという基本を大事にしているというのを読んで、本来の医者ってこういう人のことを言うんじゃないかなと思った。

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2018/08/07

病になるもならないも、その軽重も、生き方次第とする漢方の世界観を本当〜に本当〜にわかりやすく解きおこしてくださる本!気ままに脱線する先の雑学に笑い、豊かな知識に唸り、そして人という生き物の神秘を尊重する丁先生の愛情に深くひれ伏す。こんな方が生きてる限り日本はまだすくわれるので、ま...

病になるもならないも、その軽重も、生き方次第とする漢方の世界観を本当〜に本当〜にわかりやすく解きおこしてくださる本!気ままに脱線する先の雑学に笑い、豊かな知識に唸り、そして人という生き物の神秘を尊重する丁先生の愛情に深くひれ伏す。こんな方が生きてる限り日本はまだすくわれるので、まずは自分の健康を救いましょう!

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2017/01/08

漢方というと、ちょっと怪しげ......? いやいや近年はかなり見直されてきているようで、その学問の体系が証明されてきているそうだ。 確かによく考えてみれば、「薬」とはそこらへんに生えている草から作られていたのであって、その効果的な部分を抽出、精製したものが現代の「薬」である。 ...

漢方というと、ちょっと怪しげ......? いやいや近年はかなり見直されてきているようで、その学問の体系が証明されてきているそうだ。 確かによく考えてみれば、「薬」とはそこらへんに生えている草から作られていたのであって、その効果的な部分を抽出、精製したものが現代の「薬」である。 だから、もうとにかく怪しげ、胡散臭い!というのは誤ったイメージなのだ。 それにしても色々な話が出てくること出てくること! 興味深かったのは、医療費が国の財政を圧迫していること、癌の特効薬、糖尿病の透析の話など。 確かに、実際はいくら医療費がかかっているのかわからないし、セルフメディケーションを実行している人は無駄金を支払っている(つまり不平等に感じる、ということ)ように思えることなどはあまりおおっぴらに話せることではなく、反発も多そうだ。 しかし言えることは、超高齢社会、少子化の進む社会において、医療費の抑制は急務だということ。 これは他人事ではないのだ。 不妊の話、妊娠の話については、人による、というのが体感だが.....。 私はつわりがほとんどなかった。 痩せている母は、私の妊娠中はそれはそれはつわりがひどく、入院したそうだから、太っている、痩せているだけが問題ではないように思う。 そもそもなぜつわりが起きて、なぜごく軽い人もいるのか明らかになっていないそうだから、この辺りは、参考程度に。 漢方とは体のバランスを整える、つまり中庸にするものだそうだ。 だから冷え性の私はぜひ飲みたいと思っている。 養命酒も結構良かった(しかも腹巻きまで当たった)が、あれは一応酒なので、会社では飲んではダメ、とのこと。 ごもっとも。 何はともあれ、漢方って、面白い。

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2016/05/30

漢方医の丁先生と南伸坊氏との対談。 漢方に関する雑学が主で、面白かった。 虚証、実証の考え方なんか教育の上でも為になるものだと思う。 漢方って中国のものだと思ってたけど、日本が発展させたのも大きいなんて知らなかった。

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2015/12/27

漢方のことが、わかりやく解説されています。 漢方が、人間の免疫力と関係がるとか 実証、虚証による病気のかかり方など 参考になりました。

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2015/08/06

2015.8.1市立図書館 朝日新聞出版PR誌『一冊の本』に連載されていた対談を中心とした文章「テイ先生の診療日」のまとまったもの。連載はとびとびにしか読めなかったのでうれしい。 専門家からかみくだいた話を聞き出した個人授業シリーズでおなじみの南伸坊&かかりつけの丁先生による漢方...

2015.8.1市立図書館 朝日新聞出版PR誌『一冊の本』に連載されていた対談を中心とした文章「テイ先生の診療日」のまとまったもの。連載はとびとびにしか読めなかったのでうれしい。 専門家からかみくだいた話を聞き出した個人授業シリーズでおなじみの南伸坊&かかりつけの丁先生による漢方と医療に関わるよもやま話(から大いに脱線した雑談がまた楽しいのだけど)。 私自身出産して母親になった頃から漢方のお世話になりながら暮らしていて知識はそこそこあるほうのはずだけれど、それでもこちらのイメージや思い込みを覆す興味深い話題満載。多少は眉に唾をつけつつもふむふむと引き込まれて読了。日々からだとの対話をしながら養生第一で、中庸を維持できるような日常を心がけるのが大切だとあらためて納得。

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2015/07/31

ホントに面白かった。 目からウロコの知識が満載でした。 私も丁先生に診てもらいたい!と思ったけど、保険が効かないのか初診料も診察料も薬代(漢方薬)も高そうだからむりぽ。

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2015/07/16

漢方のこと虚証と実証のこと詳しく書かれ漢方を知りたい人には良い内容でおもしろく読めました。 ですが丁先生が国民健康保険を心配するあまりまるで受診者患者が甘えてるとばかりに責め受診者に厳しい発言がとても気になりました。 素人がどう対処すればいいかわからず医者にかかるのに医者の方...

漢方のこと虚証と実証のこと詳しく書かれ漢方を知りたい人には良い内容でおもしろく読めました。 ですが丁先生が国民健康保険を心配するあまりまるで受診者患者が甘えてるとばかりに責め受診者に厳しい発言がとても気になりました。 素人がどう対処すればいいかわからず医者にかかるのに医者の方はただ検査と薬を出すばかりで生活指導を一切しないじゃないですか。 それを自己管理セルフメディケーションを怠り安易に病院に行くと患者を批判してますが患者はやり方わからないのと昨今の厳しい労働事情で体をケアする余裕もなくしているのに一方的に患者を悪者にする記述は強い違和感を覚えました。 それがなければ良書です。 これからは予防医学に力を入れるべき時期に来ていることは間違いありません。

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2022/06/01

漢方というのは、誤解されているというか、そもそも理解されていないというか(いや自分が知らないだけかもしれないが)。 けれど、西洋医学を面白く解説する本ってまず見かけないので、やっぱり漢方には謎や誤解やストーリーがあるのだろう、少なくとも日本では。 この本は、ガンのセカンド...

漢方というのは、誤解されているというか、そもそも理解されていないというか(いや自分が知らないだけかもしれないが)。 けれど、西洋医学を面白く解説する本ってまず見かけないので、やっぱり漢方には謎や誤解やストーリーがあるのだろう、少なくとも日本では。 この本は、ガンのセカンドオピニオンで出会った患者と漢方医、という立場で、南伸坊と丁宗鐵の掛け合いで進んでいく。 南伸坊は、なんといっても「理解の遅い才能」を買われて本を出しているというぐらいだから、彼がわかればみんながわかる、といってもいいかもしれない。ただ、実際に患者であり、日々コミュニケーションを取っている相手だから、少し伸坊有理かな? そして、丁宗鐵は、若い頃は歴史学者になりたかったというぐらいなので、結構歴史の話が出てくる。漢方の本には嘘が書いてあっただとか、高麗人参はカナダに生えてたものが巡って日本にも売りつけられていたとか、なぜかコンドームを発明したコンドンという英国人医師まで出てきたり。 もちろん、漢方というフィルターがかかってはいるけれど、そこは入り口にして、人の体の不思議さと素直さから、いろんなことを派生して考える、っていう楽しみが出来たよ!

Posted byブクログ