ついつい社長が読みたくなる中堅企業のISO9001:2015対応ガイドブック の商品レビュー

沖本一宏(著者),木曽一成(著者)

2016/11/20

ISO9K/14K 2015年版改訂は、附属書SLによりマネシステムの構造が統一された。
これは統合のチャンスであると思うし、「統合したほうがいいよ」というメッセージのようにも思える。
また、2015年版は、組織の内外の課題や利害関係者のニーズと期待などに沿ったマネシステムシステム構築を要求している。
当たり前であるが、実践すべきは組織の運営方針であり、事業計画である。それらに品質/環境目標が含まれるという位置付けなので、「本来マネジメントマニュアルはこうあるべきだ」という著者の思いが木曽精機の実例と併せて綴られている。

QMS/EMSの形式かを感じている私にとっては、刺激ある内容だった。自らのマネジメントシステムを見つめ直さないといけないが、まずは「プロセスマップ」を描きたい。その後、主要なプロセスだけでも、著者が推奨している「タートルチャート」を描いてみたい。