面白くて眠れなくなる社会学 の商品レビュー
最近この著者の本はよく読んでいる。 家族とは死とはなど、普段あまり考えない大命題について社会学の見地から教えてくれる本。 だが、最もためになったのはカースト制のメリットについてであった。 カースト制というとそんな前時代な思ってしまうが、今も残っているのはそれなりにメリットがあると...
最近この著者の本はよく読んでいる。 家族とは死とはなど、普段あまり考えない大命題について社会学の見地から教えてくれる本。 だが、最もためになったのはカースト制のメリットについてであった。 カースト制というとそんな前時代な思ってしまうが、今も残っているのはそれなりにメリットがあるということ。 それはインドには奴隷は存在しなかったということであった。 こういう根本的なことを教えてくれると本を読んでよかったなぁと思うのである。
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著者橋爪大三郎氏の『はじめての構造主義』は、僕が社会人大学院で社会学っぽいものを学ぶことになったきっかけを作ってくれた(しまった?)本で、その橋爪氏の本なのできっと面白いだろうと思ったのだが、やっぱりなかなか面白かった。氏の良いところは、私たちのような一般庶民が理解しやすい言葉と...
著者橋爪大三郎氏の『はじめての構造主義』は、僕が社会人大学院で社会学っぽいものを学ぶことになったきっかけを作ってくれた(しまった?)本で、その橋爪氏の本なのできっと面白いだろうと思ったのだが、やっぱりなかなか面白かった。氏の良いところは、私たちのような一般庶民が理解しやすい言葉と事例で説明してくれることだ。 よくよく読むと、こちらの書籍は中高生向きと書いてある。社会学者橋爪氏の視点で世の中を記述するとこうなるよ、という建てつけだ。よってもって社会学がわかる、というよりは、世の中を社会学的な記述方法で説明してみせた、という言い方の方が良いように思う。 社会学をそれなり学んだ人には少し物足りないかもしれない。実際、最後のページにある参考文献もおおよそ一昔前のものだ。 しかし、氏の爽快なまでに我々目線に合わせた社会学的記述は、それでも得るものがたくさんあるように思う。個人的には高校生ぐらいで読んでおきたかった本ではあるが。多分、社会学をもう少し早く学んで、実生活に活かしていたろうなぁ
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哲学とか歴史とか、個別的、特殊的な細部に関心を持ち続けてきたが、人間に特段関心を持っていることに気づいてしばらく、社会学という言葉にピンときた。自分の向きはこちらにありそうだ。 本書は中高生向けに書かれているらしい。あとがきを読み、中高生を読者と想定している一文を読み笑った。く...
哲学とか歴史とか、個別的、特殊的な細部に関心を持ち続けてきたが、人間に特段関心を持っていることに気づいてしばらく、社会学という言葉にピンときた。自分の向きはこちらにありそうだ。 本書は中高生向けに書かれているらしい。あとがきを読み、中高生を読者と想定している一文を読み笑った。くそ真面目に呼んだ自分が滑稽。道理で平たい表現ばかりだった。しかし内容が下らないかというと、全く読ませるだけのものはではあった。 つまるところ社会学とは何か、と言葉にできないところが社会学なのかもしれない。個別的な人間の意志とか願いとか行動から浮いた社会の原則がある。あるというか現れてくる。それを微に入り細に入り科学したものが、社会学ということらしい。しかし、こんなことは読み始める前からほとんど似たようなことを社会学として抱いていた気がするが。 とにかく全くの素人で、文句も言えないところなので、この橋爪大先生のいくつかの著作を追うとことにする。この人は結構好きらしい。 17/3/2
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
基本的な事柄を押さえることができました。憲法については「人民が、約束を守らせる側。国(政府や議会や裁判所)が、約束を守る側です。人民が政府に言うことを聞かせるところに、憲法の本質があります。」と記されています。自民党の多くの人はここを勘違いしているように思います。「人間は、年をとって、死が近づくと、精神の働きが少しずつゆっくりになってくる傾向があります。いわゆる、ボケです。(中略)これは、必ずしも困ったことではありません。自分の死を受け入れやすくする、とも言えるからです。」これは実感としてありますね。
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確かにとても面白い。なかなか言葉にできない社会の仕組みを、とても平易な言葉で表現している。すらすら読み進めることもできるし、きちんと読もうとするとそれなりに深さも感じられる。社会には仕組みがある、ということを身の内に取り込んでいるような体験ができる。 巻末の読書案内も含めて「現代...
確かにとても面白い。なかなか言葉にできない社会の仕組みを、とても平易な言葉で表現している。すらすら読み進めることもできるし、きちんと読もうとするとそれなりに深さも感じられる。社会には仕組みがある、ということを身の内に取り込んでいるような体験ができる。 巻末の読書案内も含めて「現代日本に生きる一市民として」の社会学で、色んなひとに触れてもらいたい内容。
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中高生向けに書かれた非常に分かりやすい社会学の入門書である。当たり前のことを解体して再解釈する術を学ぶことができ新しい物の見方をえることができる。巻末の社会学推薦書が興味深い。
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中高生向けに、戦争、宗教、歴史、幸福について等の言葉をただ単に砕いて説明したものじゃないかと思うが、読んでいくと深みが分かってくる。ふむ、確かに中高生に読ませて、感想などを話し合ったら勉強になりそうだなぁ。 【もっと知りたい!】 アメリカの独立戦争、南北戦争 フランス共和国、ナ...
中高生向けに、戦争、宗教、歴史、幸福について等の言葉をただ単に砕いて説明したものじゃないかと思うが、読んでいくと深みが分かってくる。ふむ、確かに中高生に読ませて、感想などを話し合ったら勉強になりそうだなぁ。 【もっと知りたい!】 アメリカの独立戦争、南北戦争 フランス共和国、ナポレオン 【心に残る】 他の人と自分を比べてはいけません。これは、幸福になる秘訣のひとつです。他の人なんてどうでもいいと思うことです。それは、自分を大事にすることに通じます。他の人とくらべるなら、皆のために頑張って自分の苦労をいとわない人と比べなさい。 【読みたいと思ったおすすめ本】 赤坂真理 愛と暴力の戦後とその後 大澤 思考術 小室直樹 痛快!憲法学
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社会に関しての様々な物事を、分かりやすい言葉で解説してあって面白かった。社会学の面白さが少しでも分かったような気がしたし、橋爪さんの人柄も伝わってくる文章だった。巻末の読書案内も今後の読書計画の参考になって楽しい。
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言葉で表しにくいものを、あらためて言葉で述べられると、自分を見つめ直すきっかけになる。 あ、眠れなくはないです ^_^;
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社会学とは、社会の1部を切り取る代わりに、社会を丸ごとを考察する。 人間が社会を生きていく時、誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止める。 中国流の資本主義、社会主義市場経済、 共産党が資本主義をやる、と言う政策。 市有財産性を否定する等、国有化集団所有日になる。 国有...
社会学とは、社会の1部を切り取る代わりに、社会を丸ごとを考察する。 人間が社会を生きていく時、誰もがぶつかる問題を、残らず正面から受け止める。 中国流の資本主義、社会主義市場経済、 共産党が資本主義をやる、と言う政策。 市有財産性を否定する等、国有化集団所有日になる。 国有にせよ、集団所有にせよ、共産党の役人が、資本を管理すると言うことを、資本家に変わり、共産党の役人が大きな権力を持つ。 カースト制は不合理か、奴隷制度とカースト制度の関連 奴隷制10カースト制は、どちらも小田医院に生まれた星の
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