東大助手物語 の商品レビュー
ラストシーンはホラー映画みたいだった。この暴露で一番傷ついたのは、糟谷教授でもなく、東大アカデミズムでもなく、近親者(奥さん、お母さん)だと思う。周りの者すべてを破壊しつくさざるを得ないのは、筆者の業、情念だろうか。偉い人はみんな変わってはると思った。
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著者の他の著作を読むとかなり変な人だとしか思えなかったのだが,その原因が分かった。 人間として非常に問題の多い著者が変な教授にいじめられたという話だが,いじめかどうかは疑問。著者の人間性がおかしいのでいじめと感じただけとも思えないこともない。 本屋で文庫本の存在を知り,図書館で...
著者の他の著作を読むとかなり変な人だとしか思えなかったのだが,その原因が分かった。 人間として非常に問題の多い著者が変な教授にいじめられたという話だが,いじめかどうかは疑問。著者の人間性がおかしいのでいじめと感じただけとも思えないこともない。 本屋で文庫本の存在を知り,図書館で調べたら単行本があったので借りてみた。
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2015.5.24.中島義道さんはうるさい日本の私…だったかな、10年以上前から好きな方。すきといっても近くにいたらさぞかし、面倒で嫌な感じの人だと思うけれどこの方の偽善を徹底的に嫌う姿勢がすごく好きでよく読む。そんな人間にとったらこのエッセイは最高に面白かった。大学の中の人間関...
2015.5.24.中島義道さんはうるさい日本の私…だったかな、10年以上前から好きな方。すきといっても近くにいたらさぞかし、面倒で嫌な感じの人だと思うけれどこの方の偽善を徹底的に嫌う姿勢がすごく好きでよく読む。そんな人間にとったらこのエッセイは最高に面白かった。大学の中の人間関係はホントにややこしくて大変。
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研究者としての職を得ることの困難さ。 脚色があっては欲しいが、きっと現実は、さらに厳しかったのだろうと。
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いまは哲学の泰斗らしい著者の助手時代に受けた恩師(?)からのいじめの模様を小説仕立てで暴露。 恩師はカント専門家の著者を引っ張ってきたが助手以降の就職先を見つけにくく、彼の奥さんとともに著者に冷たく当たり、言葉いじめや庭の芝刈りの教養をする。 著者が自分の奥さんも悪く書いてあった...
いまは哲学の泰斗らしい著者の助手時代に受けた恩師(?)からのいじめの模様を小説仕立てで暴露。 恩師はカント専門家の著者を引っ張ってきたが助手以降の就職先を見つけにくく、彼の奥さんとともに著者に冷たく当たり、言葉いじめや庭の芝刈りの教養をする。 著者が自分の奥さんも悪く書いてあったりして、リアルではあるがいまいち読後感は良くない。
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中島氏の東大助手時代にあった“教授からのいじめ”を中心にした仮名にしたノンフィクション(だと思う)。 かつて僕が東大に関係していた頃に痛感したのは,東大教員という人種は,知的なのだけれど痴的でもあるということ。この本に書かれているようなことは今はないと信じていますが,登場する教...
中島氏の東大助手時代にあった“教授からのいじめ”を中心にした仮名にしたノンフィクション(だと思う)。 かつて僕が東大に関係していた頃に痛感したのは,東大教員という人種は,知的なのだけれど痴的でもあるということ。この本に書かれているようなことは今はないと信じていますが,登場する教授のような権威主義者は,教授でなくても助教にもいて,東大とソトを立派に区別していらっしゃる。 最近,僕のところの学生が,東大の大学院を受験することを考慮しているということで,教育と名のつく部局の助教の先生にメールしました。志望する先生はあまり外部の方とは接触しない人らしいことは,学生本人が問い合わせた時点で分かったようなので,できればでいいのだけれど,授業を一度聴講させてもらえないか,と。 僕は,このお願いが「丁重に断られる」ことを想定していました。何しろ教育と名のつくところなので,それなりの姿勢での返事を覚悟していましたし,当の学生にも,そう覚悟しておけと注意していました。 ところが,2週間経っても返事はなし。僕は,“「そういう対応はできない」というお返事すらいただけなかったのは非常に残念。”とメールしました。これが,東大の教育と名のつくところの対応です。無視された側の心理について,「教育」と共に「心理」と名のつく学問のこの専門家は分からないようです。「分からないから研究している」のでしょうけど,非専門家ですら分かることだと思うのですがね。 知的能力が高いから人格者,教育を語るものも人格者などと思ってはいけないということです。
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今の言葉で言えば アカハラなんでしょうか。 昔からこういうことは聞きましたが 本当なのか。フィクションなのか?
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20180204蔵書 20150117読了 あの「ウィーン愛憎」のその後はこんなことに…!と驚愕。いわゆるアカハラというやつではないか。指導教官に贈り物をしたり家の芝刈りをしたりしてご機嫌をとらねばならないなんて、そんな世界があったのだね…業績を残せない人が承認欲求を発露させた結...
20180204蔵書 20150117読了 あの「ウィーン愛憎」のその後はこんなことに…!と驚愕。いわゆるアカハラというやつではないか。指導教官に贈り物をしたり家の芝刈りをしたりしてご機嫌をとらねばならないなんて、そんな世界があったのだね…業績を残せない人が承認欲求を発露させた結果なのかも、と思った。そんな人の下についてしまったら大変だな。●この著者の作品は留学記以外読んでいないのだが、こんなにも自分の家族の、実家の内情を、赤裸々に書いてしまっていいのだろうか。毎度のことながら心配になる。
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人から借りて読んだのですが、時間返せーって感じ。 こんなの本にするなよ。つまらん本だった。読む価値なし。
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図書館から借りて読んだが、それで正解。買うまでもないつまらない本だった。学校だけではなく、企業でもそれなりの扱いをされてしまう人間は多いが、本人にも理由があることがほとんどである。ただ、仕事もできないくせに妙にプライドだけが高い人間が、バカにされているのがわかると、職権だけで威張...
図書館から借りて読んだが、それで正解。買うまでもないつまらない本だった。学校だけではなく、企業でもそれなりの扱いをされてしまう人間は多いが、本人にも理由があることがほとんどである。ただ、仕事もできないくせに妙にプライドだけが高い人間が、バカにされているのがわかると、職権だけで威張り散らすのがたまにいることも間違いない。ただし、周囲の目があるので、いつの間にか排除される。厄介なのは、その手の威張り散らす輩は、上に取り入るのが結構うまいことで、下にも同じことを要求すること。
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