1,800円以上の注文で送料無料

3月のライオン(10) の商品レビュー

4.5

119件のお客様レビュー

  1. 5つ

    56

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/17

桐山くんたら、突然あんなこと言っちゃうんだもの。 きゅんきゅんしちゃうじゃない! 顔のニヤケが収まらないじゃない!

Posted byブクログ

2023/08/04

零の成長を確かに感じる10巻。自分との向き合い方も、周りとの関わり方も、9巻までの歩みを経て、確実に変化したのだということをはっきりと感じる10巻。心なしか顔つきもちょっと違う。 将棋部アウトレイジが面白すぎて笑ってしまうのと、最後のチャプターは嫌〜な展開が待ち受けているけど、川...

零の成長を確かに感じる10巻。自分との向き合い方も、周りとの関わり方も、9巻までの歩みを経て、確実に変化したのだということをはっきりと感じる10巻。心なしか顔つきもちょっと違う。 将棋部アウトレイジが面白すぎて笑ってしまうのと、最後のチャプターは嫌〜な展開が待ち受けているけど、川本家を守ろうと臆せず矢面に立つ零から飛び出した衝撃発言が本巻のハイライト。 とにかく零の成長が嬉しい。人間が強くなるとともに将棋も強くなる。この漫画、面白すぎる!

Posted byブクログ

2023/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アウトレイジな将棋部最高(笑)。生き生きしている桐山もそれを見守る先生の顔も最高。こっちまで嬉しくなる。にしても本作に出てくる大人たちは基本的にカッコよくて、各人良いところがあって尊敬する。なのにコイツは本作史上最高にかっこわるい大人。対して、桐山の衝撃発言!?さすがです。

Posted byブクログ

2022/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相手の気持ちを想像し 相手の気持ちを思いやる人の中にいると それが当たり前になってしまうのだけど 世の中には 相手の気持ちを想像しないで 相手の気持ちを思いやらないで 自分だけの世界で生きている人もいる ってことに気づかないと どうしようもない相手にすら 思いやろうとしてしまう そんな時こそ どこまでも思いやらない 思いやらないこともできる 勝ちと負けを常に突きつけられる世界に 生きてきたからこそ その中での生き方を思う存分発揮する時

Posted byブクログ

2022/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桐山零、再生と決意の第10巻 (^^;) 卒業した野口先輩たちの代わりに、明るく笑うひなちゃんがそばに居る高校生活、幸田家への挨拶…巻頭4話分で零の心持ちが違うステージになったことが、何とも抒情的で、くすぐったい青春ものとは違う情感が羽海野先生の持ち味。 「ま もういっか」という零の気持ちの着地点は、ひなちゃんが入学して川本家の温かさが、「学校」という零/川本家それぞれにとっての異世界にまで拡張したのが大きいんじゃなかろうか。「桐山史上最速」でひなちゃんの元に駆ける姿がそれを物語ってる (^^;) だからこそ、巻末の衝撃の告白?に繋がっても不自然な気がしない。 今巻に登場する、入江棋士が飲んでたあめスキー。試してみたけどしんどかった (*‘∀‘)

Posted byブクログ

2021/02/14

青春のセントラルドグマに堕ちて行くだけだから 正論を粛々と体現して行く彼を前に_うちの子達は自分の弱さに心を乱し粉々に崩れていった 弱い自分を直視できず手の届く楽しさに飲み込まれ_ある日「だって努力できるのも才能じゃん」と言い放った歩の言葉に「はは」っと夫は笑った_あれが多分あの...

青春のセントラルドグマに堕ちて行くだけだから 正論を粛々と体現して行く彼を前に_うちの子達は自分の弱さに心を乱し粉々に崩れていった 弱い自分を直視できず手の届く楽しさに飲み込まれ_ある日「だって努力できるのも才能じゃん」と言い放った歩の言葉に「はは」っと夫は笑った_あれが多分あの人が「棋士」としての歩を見限った瞬間だったのだろう 現代棋界の揺籃期とも言えるこの時期に 呉清源レジーム(制度) 冷やし飴にウヰスキー 好きな女の一大事に「空気読んでて何も出来ませんでした」じゃ男に生まれた意味がねーだろ‼︎

Posted byブクログ

2020/02/11

羽海野チカ『3月のライオン 10』(白泉社、2014年)は高校生活の終わりを意識する。リア充的な高校生活にはならなかったが、それでも充実感を覚えていた。エンタメ作品の学園物でも、ぼっち学生生活は珍しくない。それでも充実している学生生活はいくらでもある。当初やろうとしたことを「もう...

羽海野チカ『3月のライオン 10』(白泉社、2014年)は高校生活の終わりを意識する。リア充的な高校生活にはならなかったが、それでも充実感を覚えていた。エンタメ作品の学園物でも、ぼっち学生生活は珍しくない。それでも充実している学生生活はいくらでもある。当初やろうとしたことを「もういいか」とやらずに終わったが、それが逆にサッパリしている。何が何でも前を向いて頑張るという昭和の精神論根性論は優しくない。 Chapter 96「昼休み」は異色の始まり方である。舞台が現代日本ではなく、ファンタジー世界である。演劇でもしているのかと思った。林田先生の「訊かなきゃよかった」との感想に同感である。林田先生は「ダメ!!ぜったい!!」とも言う。これも共感できる。依存性薬物禁止の標語を使うことは面白い。 桐山は養母に会いに行くなど落ち着いた日々を過ごすようになった。ところが、川本家に歓迎されない来訪者が登場し、波乱が起こる。このような人間がいることに驚きを覚える。来訪者の丁寧さが気持ち悪いが、それに輪をかけて空気を読まない桐山が笑える。 林田先生は「「他人の気持ちを考える人間」が「何も考えていない人間」に勝てる訳がない」と言う。これは正論である。思いやりは、思いやりを持つ人間に発揮してこそ意味がある。マンションだまし売り営業や迷惑勧誘電話営業、貧困ビジネス、危険ドラッグ売人、ペット引き取り屋、半グレ・ヤンキー、ブラック企業経営者などに対して思いやりを発揮することは有害である。相互主義が必要である。

Posted byブクログ

2020/01/26

ひなたが零の居る高校に入学してきたことで零の高校生活も賑やかになるかと思いきや……。そこは流石に変わらないのか… でも、変わらない日常だけどその変わらない一人の日々に苦しさを覚えていない様子の零は逆に穏やかな表情で学校を生きている 「逃げなかった記憶が欲しい」との想いから始まった...

ひなたが零の居る高校に入学してきたことで零の高校生活も賑やかになるかと思いきや……。そこは流石に変わらないのか… でも、変わらない日常だけどその変わらない一人の日々に苦しさを覚えていない様子の零は逆に穏やかな表情で学校を生きている 「逃げなかった記憶が欲しい」との想いから始まった高校生活はまさかの「ま、もういっか」という曖昧なものに着地する でも、そこにあるのはきっと自分を許すとか受け入れるといった感情であり、曖昧であっても自分の気持ちの収まりどころを見つけられたからこそ、今の高校生活の在り方にも納得を得られたのだろうな だから今の零なら飛び出すように逃げ出した幸田家にも再び戻ることが出来る。穏やかな表情でお茶を飲むことが出来る でも、幸田母の方はまだ将棋に人生を預けた零の在り方を上手く受け入れられないままなのかな? それでも幸田父と零のリンクする部分を見つけられたように、夢の中で他の子供と零のリンクする部分を見つけられたならその内、家族として向き合える日が来るのかな? そうして零の成長の証を描いた後に102話から始まるのは川本家の問題…… いやぁ、あの父は酷いね。かなり強い毒を持っている 香子も毒を持った人物だったけど、その毒は零や幸田父に向けられており相手に振り向いて欲しいとの気持ちも混ざっていた けれど、この川本父の毒は生易しい毒ではない。腐った毒だ。一緒の空間に居るだけで心まで汚染されていくような… そんな人物にひなたとモモだけで向き合うなんてさせてしまってはいけなくて。ひなたの纏う空気、あかりからのSOSを正しく受信した零の対応は素晴らしいもの まるでいじめ問題の際に自分が思ったようにひなたを助けられなかった悔いの気持ちを此処で発散するが如く機敏に動く零の姿は頼もしい……って、とんでもないこと言い出したよ、この人は! SNSでプライバシーを大量に集めたと思ったら、確定申告見せて自分は養える側だと示すに留まらず、とんでもない爆弾発言を放ったね! 零の仕返しが始まった途端に毒に汚染されていた空間があっという間にいつもの川本家に戻ってしまったような気がするよ!? 川本父が登場した時はあまりに根深い問題に外野の零に出来ることなんて無いだろうと悲観していたけど、一気に光明が指したように思えた これも零の精神が色々と成長したからこそ出来ること…なんだろうか(笑)

Posted byブクログ

2018/10/27

ギアが入った感じですね。 零くんの決意のあとのひなちゃんの顔は萩尾望都作品に出てきそうな表情だったなぁ。

Posted byブクログ

2018/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・95 日暮里って、生地屋が多いのでしたっけ?問屋なら馬喰町? ・96 プロとしては将棋で負けるわけにはいかないと。いじめ事案は、ちほとセットで考えてしまうのでした。零はひなたひとりに局所化してますけど。 ・97 前にもあったような。現在の零があるのも、苛烈な環境あったゆえ? ・101 入江は幼年期の遠泳という苦行を冷やしあめで確認することでモチベーションを維持。最後に冷やしあめということは、入江は勝った? ・104 ひなたの気持ちを確認せずに、零の婚約宣言は暴挙としか。 閉園する駅ビル屋上の遊園地での傘をさすひなたが表紙ですが、遊園地がひなたと父の思い出の場所が悲しみの象徴の雨とセットなのがなんとも。

Posted byブクログ