「反日韓国」の自壊が始まった の商品レビュー

呉善花(著者)

2015/01/06

潔く散る桜の美意識の日本人、しぶとく咲き続ける木槿（ムクゲ）に美意識を感じる韓国人の対比が分りやすい。そして腰が低い人は日本では「例を弁えた立派な人」が韓国では「自分に自信がない卑屈な人」。美を重んじる日本と正義を重んじる韓国。多元志向の日本と一元志向の韓国。このような価値観、人間観の違いが両国の理解の上で大きな壁になっていることは間違いないだろう。韓国では「ケンチャナヨ」(大丈夫、気にしない)という楽観的な言葉が頻出するとは面白い。しかし！韓国出身のこの女性著者の韓国に対する厳しい眼差しは日本人の嫌韓感情に沿っているのだろうが、今どきの出版には違和感を感じる。

2014/12/30

日本と韓国の文化、思想の違いが分かる内容になっています。昨今、韓国の印象は良く思われていませんが、どうしてそのようになっているのか？それが、ひとえに分かる気がします。

そもそも、他の国と全てが一緒と言う事はありませんが、この隣国のように「全て自分が正しい」と言う考え方が、その国の象徴なのかと感じます。

歴史問題にせよ、何かあると日本を敵対国とみなしますが、その思想の内容が分かりやすい一冊です。