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町工場の娘 の商品レビュー

4.1

43件のお客様レビュー

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2024/07/21

とにかく前を向いている社長。自分も ポジティブな部類だが、社長との明らかな違いは小さな勇気がない。女性が製造業で目立てるうちに、そこを活かして前に動く勇気をもつこと。誰かに言われたって、それを見返す力をつけること。できてから動くでは、意味がないとおもった。

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2022/06/15

娘から天国の父親への感謝状かなぁ。親御さんは子の教育に最適な存在だと思いました。このお父さんが幼少期の筆者に、厳しく温かく接していた様子の描写には筆者を応援、鼓舞したくなりました。 今の時代には珍しい「親の意思を継いで社長になった」女性のお話です。 知人で実家が会社経営(葬...

娘から天国の父親への感謝状かなぁ。親御さんは子の教育に最適な存在だと思いました。このお父さんが幼少期の筆者に、厳しく温かく接していた様子の描写には筆者を応援、鼓舞したくなりました。 今の時代には珍しい「親の意思を継いで社長になった」女性のお話です。 知人で実家が会社経営(葬儀屋さん)をされているけど、子どもたちは皆、東京へ出て行って関東で家庭を持っていて、「子どもには子どもの人生がある」って世の中が現代だと感じていました。 大切なものは、人それぞれだなぁ(^^)親になったら分かるのかなぁ…人生経験ですね!

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2022/01/16

大森に住んでいるうちにこの町の産業に触れたいと思っていたところ、駅前のブックオフで出会った本。 社長だった父の急逝で大田区の町工場を継ぐことになった主婦。 旦那さんの渡米が決まっていながらも会社を守るため尽力している姿が終始力強かった。 製造業においては、常に日々の行動の生産性向...

大森に住んでいるうちにこの町の産業に触れたいと思っていたところ、駅前のブックオフで出会った本。 社長だった父の急逝で大田区の町工場を継ぐことになった主婦。 旦那さんの渡米が決まっていながらも会社を守るため尽力している姿が終始力強かった。 製造業においては、常に日々の行動の生産性向上、コスト削減が重要で小さなことでもコツコツと行うことの大切さを学んだ。 93/100

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2022/01/13

幼くしてなくなった兄を意識して、女性ながら大学の工学部、そして、エンジニアの道を進むことになった著者が、父の急死で、今度は経営者になって、会社を立て直していく記録です。度胸といい、アイデアといいすばらしいです。 クロネコの小倉氏や、星野リゾートの星野氏などの二代目経営者として、...

幼くしてなくなった兄を意識して、女性ながら大学の工学部、そして、エンジニアの道を進むことになった著者が、父の急死で、今度は経営者になって、会社を立て直していく記録です。度胸といい、アイデアといいすばらしいです。 クロネコの小倉氏や、星野リゾートの星野氏などの二代目経営者として、先代の経営陣を引きついで経営を立て直すことができた方の我慢は想像を絶するものだと感じました。 構成は、3章からなっています 第1章 突然、渡されたバトン 第2章 手探りの会社再生 第3章 私の仕事論 おもしろかったのは、 社長になってすぐに、銀行の支店長が合併話をもって会社に現れたという話 そんなえげつない話って本当にあるんだなと思いました。 それと、リストラで、社員をやめさせた後に、残った社員から総スカンをくったとのこと、もうどうしらいいのかわかりませんが、なんとかなるで乗り切っておられます。 助成金の件で、当時の麻生首相に直訴したくだり。 新人や、若手の育成方法や、リクルートの方法などなど、まさに生きた教科書とおもいます。

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2021/04/17

中小企業の社長は孤独である。それはビジネスオーナーでもあり社員とは目に入る風景や思考形態が全く異なることに起因すると思う。諏訪社長のお父様は、後継者育成を悩みながらも立派に進められた。後継者は、会社を継いでみないと先代の視座は決してわからない。そうなってみた時に、初めて連綿と続く...

中小企業の社長は孤独である。それはビジネスオーナーでもあり社員とは目に入る風景や思考形態が全く異なることに起因すると思う。諏訪社長のお父様は、後継者育成を悩みながらも立派に進められた。後継者は、会社を継いでみないと先代の視座は決してわからない。そうなってみた時に、初めて連綿と続く運命の中での自分の役割に気が付く。この時に生きてくるのが先代とのぶつかり稽古だったり、葛藤の中で腹落ちしない事も含めての矛盾とどう向き合って来たかという事だと思う。リストラを提案してリストラに遭った諏訪社長は、人材教育に真摯に取り組んでいるので、合理的な判断をしながら人を信じる心を持ち続けることの出来る立派な経営者だと感じた。

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2021/03/14

父から町工場を継いだ女性の奮闘を本人が語る。非常に元気が出る内容だった。 経営の経験がない著者が、父親の急逝を機に従業員を抱える企業を継ぐ。夫の夢である海外赴任に帯同することが決定していたタイミングと重なり、まさに、人生における非常に大きな転機となった。経営を始めてからも、町工場...

父から町工場を継いだ女性の奮闘を本人が語る。非常に元気が出る内容だった。 経営の経験がない著者が、父親の急逝を機に従業員を抱える企業を継ぐ。夫の夢である海外赴任に帯同することが決定していたタイミングと重なり、まさに、人生における非常に大きな転機となった。経営を始めてからも、町工場で女性の経営者が珍しい時代であったため、銀行や取引先、または、従業員との関係構築の難しさが生じている。しかし、亡き父親の生前の教えやサポートをもとに、常に前向きな姿勢で取り組むことで徐々に周囲からのサポートを得て、数々の困難を乗り越えていく。「小さな勇気」をもって前進する姿に感動。

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2020/11/23

まさかビジネス本を読んで、最初の1章で号泣してしまいました。 先代社長の父は「会社を継続させるためにどうするか?」を並々ならぬ気迫で考えていて、そのために娘に帝王学を施す。 娘も父の思いに反発しつつも、自ら持った資質と、運命を感じ取り社長就任を決意する。 先代社長が亡くなった時の...

まさかビジネス本を読んで、最初の1章で号泣してしまいました。 先代社長の父は「会社を継続させるためにどうするか?」を並々ならぬ気迫で考えていて、そのために娘に帝王学を施す。 娘も父の思いに反発しつつも、自ら持った資質と、運命を感じ取り社長就任を決意する。 先代社長が亡くなった時の、遺された社員たちの言葉が熱くてそこで涙腺スイッチ入りました。(笑) 結局「会社を継続」させることが、「社会貢献」であり、「社員の幸せ」を実現する唯一の方法なのです。 (2015/1/9)

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2020/05/26

若手の確保と育成、技術の承継と発展、会社の活性化。諏訪貴子社長率いるダイヤ精機がこれらの課題を解決できたのは、コミュニケーションの円滑化である。社内のコミュニケーションが円滑に行われることで、組織の風通しが良くなる。それが会社の直面するさまざまな課題解決の原動力となる。風通しの良...

若手の確保と育成、技術の承継と発展、会社の活性化。諏訪貴子社長率いるダイヤ精機がこれらの課題を解決できたのは、コミュニケーションの円滑化である。社内のコミュニケーションが円滑に行われることで、組織の風通しが良くなる。それが会社の直面するさまざまな課題解決の原動力となる。風通しの良さは、会社をしなやかにさせる。硬直化した組織は、脆く壊れやすい。しなやかな組織は、簡単には壊れない。 コミュニケーションを円滑にする方法は組織の数だけ存在するはずで、正解は一つではない。本書で紹介されている取組も、そのまま再利用できるとは言い切れない。 自らの組織ではどのような取組が効果的なのか、本書に刺激を受けつつ再考してみてはいかがか。

Posted byブクログ

2020/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父の急逝を契機に主婦から町工場の社長になった著者の話。リーマンショックを契機とした受注減・売上減を乗り切るための会社の運営の部分が非常に興味深かった。

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2019/09/24

中小零細企業の事業承継者にはうってつけの本。 事業承継期間4日で何も分からないところから「二代目」をスタートした筆者の体験談。 経営の本はとかく難しい用語や、中堅企業向けの本が多い。 その中で、本書は難しい用語も少なく、また実践しやすい内容である。 また、自身をカリスマとはせず...

中小零細企業の事業承継者にはうってつけの本。 事業承継期間4日で何も分からないところから「二代目」をスタートした筆者の体験談。 経営の本はとかく難しい用語や、中堅企業向けの本が多い。 その中で、本書は難しい用語も少なく、また実践しやすい内容である。 また、自身をカリスマとはせず、あくまで「素人経営者」というスタンスで書かれているため、読み手に共感とチャレンジ意欲を喚起させると思う。 具体的内容については以下の点がよかった。 ①社内コミュニケーションの重要性や、取引先へのヒアリングなど、基本であり最も重要なことを、エピソードを交えしっかり書いている点。 ③人材育成について。従業員に寄り添う、頼る、考えさせる、褒める。相手がどう感じるかを考え、尊重することが大事であり、カリスマを発揮する必要はない。また、近道や特効薬もない。 ③経営者としての仕事論の記述。前向き思考と、とにかく実行に移すことをエピソードを交えて書いている。経営者として、そのひたむきさが最も重要なことだ。 あえてマイナス点を挙げるとすれば、経営改善手法の記述がやや抽象的なこと。 まあ、本書は概要をストーリーとして紹介する内容だし、同じ手法が他社に当てはまるとも限らないので割愛したのだと思うので、いちゃもんになってしまうかもしれないが。 そういった点は、適宜専門書なりを参照して補完していけばよいのだろう。

Posted byブクログ