カウントダウン・シティ の商品レビュー
「地上最後の刑事」シリーズ三部作の第二作目。終末世界を舞台とした地味な警察小説という秀逸な設定は前作でその役目を終えてしまったが、今作は小惑星<マイア>の衝突がより一層間近に迫り、社会秩序が加速度的に崩壊していく中、主人公・パレスが人探しに奔走する特殊設定ハードボイルド探偵小説に...
「地上最後の刑事」シリーズ三部作の第二作目。終末世界を舞台とした地味な警察小説という秀逸な設定は前作でその役目を終えてしまったが、今作は小惑星<マイア>の衝突がより一層間近に迫り、社会秩序が加速度的に崩壊していく中、主人公・パレスが人探しに奔走する特殊設定ハードボイルド探偵小説に様変わりしている。肝心な事の真相はミステリーとして些か精彩を欠くが、学生自治会や移民問題は作品世界の重層化に一役も二役も買っており、パレスの妹・ニコがのめり込む陰謀論の真偽も含め、最終作への繋ぎとしては上々といったところだろうか。
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元刑事パレスの物語、第2部。 今回については、スケールがデカいのか、小さいのか良くわからないが、舞台設定が好きな小説。次回作でラストの3部。楽しみだなぁ。90分位の映画にならないかな(笑)
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シリーズものの第二作。地球最後の日が近づいて荒廃した雰囲気の中で話が進むのが面白い。シリーズ最後となる次の本も図書館で予約しているので早く読みたいと思った。
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このキャラの楽しみ方がわかってきた。粘り強く、いったり来たりしながら人探しを続ける。 だが、ついに秩序は乱れはじめ中盤あたりから物語は加速する。 それでもまだ、小惑星は落ちない。続編へ。
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面白かった。ディストピアに向け混乱する世の中が、どうなっていくのか興味津々。俺だったら、どうする?な妄想を楽しみつつ、主人公のブレない行動規範に好感。早く三作目を読みたい!
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『地上最後の刑事』の続編、3部作の2作目。 一層荒廃が進んだ世界で、黙々と自分に課した任務を遂行するヘンリー。 彼がなぜそこまで刑事"業"にこだわるのか詳しく書かれていないところがちょっとモヤッとするけれど、 勝手に解釈してね、ということなのか。 なにしろ...
『地上最後の刑事』の続編、3部作の2作目。 一層荒廃が進んだ世界で、黙々と自分に課した任務を遂行するヘンリー。 彼がなぜそこまで刑事"業"にこだわるのか詳しく書かれていないところがちょっとモヤッとするけれど、 勝手に解釈してね、ということなのか。 なにしろ読みやすい。 ミステリーとしての謎はたいしたことなくても、なんだか読めちゃう。 そこがいい。 いちおうSFジャンルに括ってみた。 本人いわく、スペキュレイティヴ・フィクション、とのこと。 ま、ジャンルなんてどうでもいい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今は刑事ではなくなったが、前回同様どうでもいいような件を引き受けてしまうパレス。でもやはり結果、大きな陰謀を暴いてしまうっていう…そしていよいよ近づく小惑星。
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三部作の二作目。一作目を読んでいるので一作目に比べてすんなり読めた。ミステリーとしては今ひとつだが、世界観も含め最終作が興味深い。
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第3部が発売になったので第2部を再読。 第1部第2部と徐々に世界が変わり終わりに近づいていく空気があり、でもその中でも捜査を続ける主人公の迷いながらも決意を固めて進む姿は読み応えがある。 第3部の完結編が楽しみ。
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いい・・・ 前作のひんやりとして靄がかかったようなノワール感も素敵だったけど、今回はホットかつ混沌という感じ。すべての要素が心許なく不安定。出処がわかりすぎているのに対処しようのない焦燥と狂気がじわじわと飲み込んでいく。
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