みんなの少年探偵団 の商品レビュー

アンソロジー(著者),小路幸也(著者),万城目学(著者),湊かなえ(著者),向井湘吾(著者),藤谷治(著者)

2024/05/16

乱歩ｵﾏｰｼﾞｭ選集
永遠(万城目):消えた秘宝を探す双子
少女探偵(湊):祖母の冒険譚
東京探偵(小路):吸血鬼の謎
指数犬(向井):増える犬の暴走
解散(藤谷):悪党を辞めたい二十面相

2024/04/11

明智小五郎、小林少年、少年探偵団をめぐる
探偵物語を５人の作家が描いている。
・万城目学
・湊かなえ
・小路幸也
・向井湘吾
・藤谷治

最初の話がわくわくして哀愁もあり
私の好みだった。

親がいなく他なった双子の男の子が
おじいさんにひきとられる。
おじいさんは、煙突が立ち並ぶ
工場地帯に住んでいて実は泥棒だという。
男の子が生き延びていくために
よく学び賢く知恵をつかっていく。

この物語をはじまりに後の話へと続いていく。

最後の物語は、怪盗二十面相側の視点。
正義と悪がぶつかり合う時
ヒーロー側がもてはやされるけれど。
好敵手として活躍の場を提供している
二十面相に想いを馳せられる物語。

本書は書き下ろしです。

で締めくくられている。
2014年第一刷。

つづくシリーズも読まなくなった。

2023/11/29

江戸川乱歩作品は読んだことが無かったものの、万城目学さんが書かれていたので手に取りました。
怪人二十面相、明智小五郎、聞いたことはあるもののどんなものかは知らない。ですが、そんな読者でも置いてくことなく読み進められました。今度は本家をしっかり読んでみたい。

2022/09/11

豪華すぎる作家陣が怪人二十面相シリーズを書く。
年をとったのか、それとも心が疲れきっているのか、あまりワクワクしない。

もっと若い時分に読みたかった。

2021/06/20

まあ色んな書き方があるね～万城目学：明智小五郎と怪人二十面相は双子の兄弟だった。湊かなえ：大事な体操の試合で失敗した少女は祖母の冒険に力を盛り返し。小路幸也：吸血鬼に血を吸われた女の謎を追うオサムは明智探偵事務所の小林にしばらく田舎にいろと言われ、戻ってくると。向井湘吾：一晩で倍になる子犬に追い回れる少年探偵団員。藤谷治：怪人二十面相が手下にもう已めると言い放つが料理人は頑張れと～小路さんの手管は反則だよね・藤谷さんは単独で続編を出すけど、売れるかな？

2021/06/07

元になった話を読んでいる方が楽しめるのは間違いないけれど、知らなくても少年探偵団モノとして十分に楽しめる作品集である。
個人的には万城目学さんの小説が好きで手に取ってみたが、他の作家の方の話も面白くてすいすい読み進められた。

2020/09/21

江戸川乱歩生誕120年記念シリーズ第1弾。
永遠　万城目学
少女探偵団　湊かなえ
東京の探偵たち　小路幸也
指数犬　向井湘吾
解散二十面相　藤谷治

藤谷治さん初めて読みましたが、解散二十面相に芸人魂をみた！
シリーズ第2弾は1冊藤谷さんらしいけど、このノリで押し切って欲しい

2019/10/30

「あさイチ」で紹介され話題！
少年探偵団と怪人二十面相の対決に胸を躍らせた過去を共有する人気作家が、
見事なオマージュ作品です。

2019/09/20

アンソロジーは読んだ事のない作家さんとの出会いに最適だと常々思ってるんですが、ど頭の万城目学さんの話がすごく面白かった！
良い出会いを得た！
児童向けとあって、有名作家さんなんかもいくらか対象年齢を下げた構成にされてるのかな？という印象だけど、大人もちゃっかりわくわくしてしまった。
二十面相はいつの時代も子供のトレンドなんだなあ、と懐かしい気持ちに…児童書も読み返してみようかな

2019/06/14

子供のころ夢中になってシリーズを読みふけった方にはこの装丁はたまらないのでしょうが、当時私はこの表紙絵が怖くて(笑)。何かの機会に何話か読んだ経験がある程度ですが豪華執筆陣に惹かれて手に取りました。好みは万城目さんと湊さん。このような短編でも力を感じられるのは流石です。どの作家さんからもシリーズへの愛が作品を通して伝わってきて、逆にこの機会に原作の方をきちんと読んでみたくなりました。江戸川乱歩生誕120年記念プロジェクトとのことでまだこの後企画があるようですのでそちらも是非手に取ってみたいです。