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007 白紙委任状(下) の商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

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2023/04/08

ディーヴァー作の現代的なボンドストーリー。ダニエル・クレイグボンドのイメージで読めて、ディーヴァーらしいどんでん返しが楽しめる良作。敵のキャラクターも007的気持ち悪さがあって、違和感はない。007という決まったフォーマットであっても、圧巻のクオリティで素晴らしい。

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2022/08/30

ディーヴァー版007も佳境へ。南アフリカ、ケープタウンが最後の舞台に。謎の男“アイリッシュマン”も好敵手として活躍。ディーヴァーお得意の程よいミスデレクションとどんでん返しが散りばめられるのはお約束だが、やはり実に面白い。すぐにピンチになり過ぎだよ、007。結局強過ぎるから、クリ...

ディーヴァー版007も佳境へ。南アフリカ、ケープタウンが最後の舞台に。謎の男“アイリッシュマン”も好敵手として活躍。ディーヴァーお得意の程よいミスデレクションとどんでん返しが散りばめられるのはお約束だが、やはり実に面白い。すぐにピンチになり過ぎだよ、007。結局強過ぎるから、クリアしちゃうのはわかってるんだけど。 ライムシリーズと少し違う、完璧なスパイアクションを非常に楽しめました。もっと評価されてもいいと思う。 でも、やっぱりリンカーン・ライムの方が、自分には合ってるなと再認識しました。

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2021/04/30

「007」登場! 途端にオープニングシーンとテーマメロディが脳内に流れ出す。 それほど映画「007」が既に世界的な映像作品であることは、ご承知の通り。 すでに「リンカーン・ライム」シリーズで名声を得ているジェフリー・ディーヴァーが、いったいどのようなジェームズ・ポンドを生み出す...

「007」登場! 途端にオープニングシーンとテーマメロディが脳内に流れ出す。 それほど映画「007」が既に世界的な映像作品であることは、ご承知の通り。 すでに「リンカーン・ライム」シリーズで名声を得ているジェフリー・ディーヴァーが、いったいどのようなジェームズ・ポンドを生み出すのか興味津々で読み出す。 M、Q、マニーペニーと、お馴染みの登場人物に、セルビア、イギリス、南アフリカと世界を駆け巡るスケール。 オープニングの貨物列車の脱線事故(事件)から、派手なカーチェイス、廃墟の崩落、敵地への潜入捜査、派手な銃撃戦などなど、スピード感満載でアクションの臨場感たっぷり。 “ボンドガール”にディナーにワイン、カクテル……007ならではの演出を盛り込み、ディーヴァー得意の「猟奇的」な犯罪の予感、敵との頭脳戦に加え、最後はどんでん返しが待っている。 ディーヴァーが楽しみながら描いているのが目に浮かぶ。 「007」や「リンカーン・ライム」もいったん「白紙」に戻して、素直に読んでみることが重要な物語……面白かったです。

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2020/06/29

007ファンかジェフリー・ディーヴァーファンが読むであろう本。私は後者。 「ジェームズ・ボンド」については、映画をチラホラ見て、役者が代わっていくも「ショーン・コネリー」のイメージが強いです。 近年のスパイ像からすると、やや現実離れした派手なスタイルのスパイという印象 (近年の...

007ファンかジェフリー・ディーヴァーファンが読むであろう本。私は後者。 「ジェームズ・ボンド」については、映画をチラホラ見て、役者が代わっていくも「ショーン・コネリー」のイメージが強いです。 近年のスパイ像からすると、やや現実離れした派手なスタイルのスパイという印象 (近年の007は観てない) あとは「ニンテンドー64」のゲーム版で武器を持たず「チョップ」のみで相手を仕留める闘いを友人と狂った様にやっていた思い出があるくらい。 ジェフリー・ディーヴァーといえば安楽椅子探偵「リンカーン・ライム」シリーズ 私はマーク・グリーニーの「暗殺者グレイマン」シリーズも好きで 「探偵モノ」「冒険モノ」の2大鉄板シリーズとして楽しんでいます。 そんなJDの「スパイ冒険モノ」 と言ういいとこ取りを期待して読む。 (ミリタリー知識を詰め込むあたりをJD先生なら商品名を実名で使うことが多いのでそこらへんも気にしつつ) 先にも書いた通りスパイでは致命的な「派手さ」も小説だと伝わりづらいかな?って思ってましたが、やはり高級車での追跡とか「いや、尾行はバレるやろ」って疑問に「こうすれば成立する」という答えを出してるのはさすが 他のスパイモノでは「ジェームズ・ボンドみたいなマネ」という神話の様な扱いを受けるボンドよりも、相手の裏を読み行動して、ピンチとなればリカバリーするプロフェッショナルっぷりが気持ち良い。 また「ボンドガール」と呼ばれ毎回ヒロインが変わる印象だったので ボンド自体プレイボーイなのかと勘違いしてましたが、女性に対する気遣いについても細かく紳士的なのが 他のやつらとは違う。 「貴族の探偵」や「富豪の刑事」がいるのだから、一人くらい 「紳士のスパイ」がいても良いよなって思ってしまった。 事件については一切触れてませんが、 やはり「007」と「JD作品(クセの強い悪役、どんでん返し)」のいいとこ取りの様な内容でした。 普通、別の作家の作品を引き継いだらやらないような事なんかも混ぜ込んでくるのが 話をより面白くしてる。 気軽に読むにはおすすめ!!

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2020/03/29

映画同様、世界中の一流品(たぶん)が登場。ワインの銘柄やら、時計のメーカーやらはぜんぜんわからないけど、ボンドが乗った日本車だけはイメージできてちょっとうれしかったな。

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2019/10/29

好きな作家の一人による007モノとなれば読む前から期待が膨らみます。 本作のボンド役はショーン・コネリーが適役かななどと最初は映画のキャスティングを考えながら感情移入していましたが、内容は期待外れでした。 以下、若干のネタバレあり。 今回はディーヴァーお得意のドンデン返しに無理...

好きな作家の一人による007モノとなれば読む前から期待が膨らみます。 本作のボンド役はショーン・コネリーが適役かななどと最初は映画のキャスティングを考えながら感情移入していましたが、内容は期待外れでした。 以下、若干のネタバレあり。 今回はディーヴァーお得意のドンデン返しに無理がありすぎ、最初から犯人二人がつるんでいたのなら早い段階でボンドに対する情報共有をしていればこんなラストにはならなかったはず・・などと読者(俺)に心配されるようでは困ります。 タイトルの白紙委任状にもそれほど深い意味はないようだし・・逆に、もっとスパイ活劇っぽく、ガジェット(最新電子機器)を駆使したはじける展開にした方が今風でよかったのかも。 とはいえ感心した着想点も1つ、書類裁断機内に複写メモリーを忍ばせて、機密情報を抜き取るという発想は素晴らしい。まあ、現実的にそんな大事な書類を裁断するのかはよくわかりませんが・・

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2016/01/27

 リンカーン・ライムシリーズのディーヴァーによる、007  いやあ、想像以上に面白かった。  でもって、流石ディーヴァー。どんでん返しをこうもってきたかと、感嘆しました。  ある意味、007はテンプレートであり、ステレオであり、一つのベクトルなのだと思う。  それらか...

 リンカーン・ライムシリーズのディーヴァーによる、007  いやあ、想像以上に面白かった。  でもって、流石ディーヴァー。どんでん返しをこうもってきたかと、感嘆しました。  ある意味、007はテンプレートであり、ステレオであり、一つのベクトルなのだと思う。  それらから、逸脱することなくディーヴァーらしさを出しながら面白くする、ってどれだけの難題なんだと思うけれど、端々から楽しく書いてる感じがうかがわれて、それも面白くしている要因のように感じた。  うん。ある種の束縛というかくくりは、面白くする要因なのか?  そういや、パスティーシュって面白いものが多いし、音楽でも変奏曲は多い。  にしても、最後の最後にとんでもなく今日的な事をもってきて、それのリアリティに恐怖したのである。  実際、世界は燃え上がろうとしているのかもしれない。  少なくとも、たとえ虚構の世界の話だとしても、燃え上がる要因はすでにできあがっているのだと知ること、気づくことが炎上を阻止するささやかな力なのかもしれない。

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2015/10/15

リンカーン・ライムシリーズが好きで、作者&訳者コンビにハマった延長で読みました。 当たり前のことですが、シリーズ作品と比べるとかなり物語の構成が違うな、と感じました。 ボンド視点で物語が展開していくため、映画のように読める作りになっています。その中で作者の持ち味であるどんでん返し...

リンカーン・ライムシリーズが好きで、作者&訳者コンビにハマった延長で読みました。 当たり前のことですが、シリーズ作品と比べるとかなり物語の構成が違うな、と感じました。 ボンド視点で物語が展開していくため、映画のように読める作りになっています。その中で作者の持ち味であるどんでん返しを持ちこんだのは、流石と言わざるを得ないです。 それが007という世界的に有名なキャラクターや設定などの世界観にマッチしているかどうかは別として、この作者が書くならこうなるだろうな、という点ではとても納得できました。 007は本家や映画を含め、これまでにたくさんの作家が受け継いできたブランドなので、読む人の最初の窓口によってかなり印象と評価が分かれるのではないかと思います。 どんでん返しはひかえめです。

Posted byブクログ

2015/06/05

007がディーヴァーのストーリーに登場。 普通におもしろくて一気に読破ですが、007の読みがあたりすぎな感はありますね。

Posted byブクログ

2015/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あちこち移動する度に登場人物が増えて、その人となりを紹介してるうちに終わってしまった感じ。まずはシリーズ取っ掛かりって感じかしら。男性より女性キャラクターの方がより魅力的なのは、ボンドを巡る人々だからなのかしら。もててるようで、浅見光彦並みにふられまくるボンドに好感は持てました。

Posted byブクログ