古事記 の商品レビュー
言わずと知れた大古典なのだが、「天皇が主人公の文学」として読むと、かなり面白い。主人公である天皇が出てくるのはかなり後半で、しかもその親の系譜はかなり複雑な出自である。天皇というと一つの血統という血統主義を思いがちだが、これの作者は天皇の出自が非常に複雑なのであるという事実を知ら...
言わずと知れた大古典なのだが、「天皇が主人公の文学」として読むと、かなり面白い。主人公である天皇が出てくるのはかなり後半で、しかもその親の系譜はかなり複雑な出自である。天皇というと一つの血統という血統主義を思いがちだが、これの作者は天皇の出自が非常に複雑なのであるという事実を知らしめるためにこのようなものを残したのではないか、とさえ思う。人によって感想は違うと思うけれども。
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