ニーチェ イラスト版オリジナル の商品レビュー
「力への意志」が一番印象に残った。ニーチェに触れたのは今回がはじめてだったが、とても興味を持った。この本だけではまだよくわからないことが多いので、もっと勉強したい。
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ニーチェ入門。序盤は手短に彼の生涯について手短な解説。どのようにして牧師の家庭に生まれたニーチェが神学を捨て、反キリスト教的な思想に至ったのか。ワーグナーとの関係についても語られる。 自分はこれまでニーチェをツァラトゥストラの人として認識していた。しかし、この本の中でツァラトゥス...
ニーチェ入門。序盤は手短に彼の生涯について手短な解説。どのようにして牧師の家庭に生まれたニーチェが神学を捨て、反キリスト教的な思想に至ったのか。ワーグナーとの関係についても語られる。 自分はこれまでニーチェをツァラトゥストラの人として認識していた。しかし、この本の中でツァラトゥストラが紹介されても、どうしてこの人がここまで評価されているのか理解できなかった。 しかし、善悪の彼岸、力への意思など後期に入るとヘーゲル以後の思想史において重要な位置を占めている理由の片鱗に気づくことができる。 超人については自己啓発としてはいいのかもしれないと感じたが、これを公の倫理として規定するには無理があると感じた。階序などはミスリーディングであり、曲解されても致し方ない部分がある。 ニーチェの現在の評価はポストモダンの哲学者、ドゥルーズ、フーコー、デリダ等によって高められていると説明されているがそこについての記述は最小限に留められていた。入門書ということで、その点に不満はないがこの本だけでニーチェが評価されている理由を理解できたという気はしなかった。 尚、フランスポスモダンの哲学者達について語るときに「現在」というふうに表現されており、初版がいつか確かめたところ、1988年だった。意外に古い本ではあるが有意義だった。
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いやー。これ、ページをめくるたびにコラージュ的なイラストを見てしまうし、そのイラストがなんか古いし、気持ち悪い、本質的じゃない。結局、字が頭に入らない。 「マンガで分かる~」なら、マンガにすることで、文字を読まない層の理解を深めるだろうが、この本は、何のためのイラストなのか、よ...
いやー。これ、ページをめくるたびにコラージュ的なイラストを見てしまうし、そのイラストがなんか古いし、気持ち悪い、本質的じゃない。結局、字が頭に入らない。 「マンガで分かる~」なら、マンガにすることで、文字を読まない層の理解を深めるだろうが、この本は、何のためのイラストなのか、よく分からない。読者の理解に貢献していない。自己満足にすぎないのではないか> 結果、読み進められなかったし、得るものもなかった。残念賞。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とっつきにくい人だが、本書が与えてくれるさまざまな視点のうち、 自分がとっかかるところがあるかもしれない。 ニーチェは、何冊か購入したが、なんとなく、暗いイメージだけがつきまとっていて、本気で読んだことが無かった。 本書を読んでから、読んでみると、理解する切り口を得ることができた。
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